2007/3/19 10:26
労働ビザ・狂想曲 カナダ・バンフでの日々
おお、ビザ・ビザ・ビザ・・・!!
この薄っぺらい紙切れ一枚に、一体今まで何度泣かされてきたことでしょう。
今回もまた、ビザ狂想曲の渦に精神をすりきられ、一日を指折り数える日々がやってきました。
大学を出て以降、インタープリターの道を探って北米をふらふらし続けてきた私のビザ奔走歴は、アメリカのFビザ(学生ビザ)に始まって、Jビザ(交換留学プログラムビザ)、カナダのワーキングホリデービザ、そしてついに今回の労働ビザとなりました。
振り返ってみると、一時帰国を余儀なくされたJビザには、散々泣かされましたが、それに比べて学生ビザやワーホリビザの取得は拍子抜けするくらい簡単でした。ビザ取得のため、世間には留学エージェントや弁護士を通すパターンもたくさんありますが、上記のビザは時間と根気さえ費やせば、自力で取れてしまいます。
しかし今回の労働ビザは、どうやら今までで一番厳しい道のりのようです・・。
いやはや、月日のたつのは本当に早いもので、バンフ居住歴はもうすぐ11ヶ月になろうとしています。仕事場でも生活面でも、すっかりバンフに馴染み、夏の大きな登山の計画、インタープリテーションプログラムの開発、色んなことが夏に向けて動き出しています。わくわく、どきどき、期待と夢と情熱で胸は膨らんでいます。あと1ヶ月でバンフ1年記念日かぁ、そしてバンフでの2年目がやってくる!
・・でもそれは裏を返せば、そう、ワーホリビザがあと1ヶ月で切れるということ。そしてもし労働ビザが下りなかったら、一体この先どうなってしまうんだ・・・!?自分の人生、フレンズオブバンフの行く末・・。
それは大きな大きな恐怖、焦り、圧迫感。ここのところ何をしていても、ビザの暗〜い影が心をわしづかみにしているのを、切実に感じます。そりゃもう背後霊のように・・。
カナダでの労働ビザ取得には、3つの大きなステップがあり、
1、雇用先を見つける 2、HRSDC(政府の人材開発部?とかいう部署)からLMOをもらう 3、移民局に労働ビザを申請する
となっています。私の場合は、雇用先はもうとっくに決まっているのでステップ1は問題なし。今「2」を待っている状態です。LMOとは「Labour Market Opinion」の略で、ようは「この外国人を雇用しても、カナダ人の雇用率に問題を起こすことはありませんよー」という証明です。これが労働ビザ取得の要!この証明がないとビザの申請をすることすらできないのです。逆に言えば、これさえ下りれば労働ビザは、ほぼ確実に取れるもののようです。
しかしこの審査に時間がかかるのなんの・・。去年12月始めに申請し、いまだ音沙汰なし!1月〜2月は時間がかかるものだしな、と思って忘れることにしていましが、気づけば3月も半ば。ちょっと、あのー、まだなんですか!?うかうかしているとワーホリビザが切れちまうよ!あぎゃー(今の私の精神状態は、上の写真をご参照ください)。
日本に帰ることは、つい最近まで全く考えていませんでした。
特にインタープリターの仕事において、そのフィールドの自然を四季を通じてつかんでおくことはとても大事で、1年を通して生活した今、ようやくスタートを切れるようなものです。登山の世界にも奥深くのめり込みはじめ、ここバンフでこれから様々や可能性や道が開けてくるだろうと感じています。
たくさんのプラン、資格にトレーニング。2007年の初めに自分に誓ったことは、「ここバンフで一人前のインタープリター、そしてクライマーになろう」、ということでした。何かを成し遂げる、そうでなければここバンフにはるばる来た意味は何でしょう。ただ短期間、面白い経験をするためにふらりと来ただけ?そんなことなら、学校を出てから紆余曲折、たくさんのサポートを受けて過ごした下積みの日々は何だったのでしょう。
今、日本に帰るわけにはいかない。
でもビザは、残酷で、人の事情には無関心で、散々待たせて、それでいて人の人生を変えてしまう。
LMOを待ち続けつつも、万が一のバックアップのため、ビジタービザの申請の準備も始めました。ビジタービザ(つまり観光ビザ)を取れば、ワーホリビザが切れたあともしばらく滞在できるし、その間に労働ビザに挑むこともできます。でも申請料がかかるし、労働ビザへの切り替えには、国外に出なければならなくなります。今のところは4月19日までねばり、LMOが来れば国境越え、来なければカルガリーで観光ビザの申請となるでしょう。19日までにLMOが来るよう祈るばかりです。
ああ、ここ2週間、心労は、尽きません。
忘れてしまえよ、何もできることはないんだから、今を楽しめよ。そうだ、センチュリートリップもあと1週間に迫ってきた。仲間とクライミングトレーニングに打ち込み、はたまたバーで踊り明かし、ジムのホットタブに皮がふやけるまでつかって、どうにか日々を過ごします。
私は、運命は、自分の力で切り開きたいのです。夢は自分の手で掴みたい。でも人間の社会の仕組みというものには、ときに自分の努力ではどうにも変えられないものもあるのようです。
その名もビザ・ビザ・狂想曲!振り回され、悩まされ、今日も暗い渦の中、眠りに落ちていく。
2007/3/21 10:32
投稿者:はっぴー
2007/3/19 20:33
投稿者:くうひ
http://www3.to/coohi
http://www3.to/coohi
そういえば、この前、中国であった会社の会議にアメリカから参加予定だったのに、来られなかった人がいたよ。てっきりUSシチズンだと思ってたら、そうじゃなくて、パスポートの更新だか申請だかが間に合わなかったんですと……。笑えないなあ。そうだよね。「外国人」なんだよね。
GOOD LUCK!!!:D
GOOD LUCK!!!:D

ほんと今回ばかりはLuckに頼るしかないわ。
どんなに仲間が増えて知っている場所が増えて、馴染んだつもりでも、そう、ステータスは「外国人」なんだよねー。
あとは信じて待ちますわ!