2008/5/4  17:15

ちょっと可愛く思えるから、怖い  ラブ・ストーリー

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

最近、いまさらですが気になる女優がいます。

寺島しのぶ。

いまさら!?って言われそうですけど、ほんといまさら、すごい!
以前は、あんなにサラブレッドなのにも関わらず、失礼ながらルックスが追い付いていなくて、本当にかわいそうだ、と思っていたのだが。

彼女のすごさに気づいたのは、たまたま続けてみた2本の映画、「東京タワー」と「愛の流刑地」。
日経新聞で、大ブームとなり、単行本化の折りにいただいて、読んだ小説「愛の流刑地」。
もはや、高尚なポルノ!と思ってしまった私だったけれど、小説の中の「冬香」の美しさに女の私でもドキドキしてしまって、恋しちゃうのも仕方ないわー、と思っていた。
下巻を読むころ、映画化のキャスティングを知り、正直な感想が「えー、かわいくないだろう…」だった私だったのだが…。
映画を見て、驚いた。
冒頭、「やっぱりね、容姿が追い付かんですよ、いくら演技がよくたって。伊藤みどりだって、金獲れなかったし」と思っていたのが、30分過ぎる頃には、冬香に恋しちゃってる自分がいた。
はかなく、壊れそうなのに、芯が強く、凛としたたたずまいで恋に生きる冬香。
美しい!
恐るべし、しのぶ。

と見直しているさなか、これまたたまたまTVでやっていた「東京タワー」を見て、圧巻。
どこにでもいる、平平凡凡とした、家事にくたびれた主婦。
急にわがまま言ったり、甘えたり、強気に出てみたり、イライラしてみたり。
恋するフツーの女を、本当にリアルに演じていた。
いるいる、そういう女。あ、今の言い方、前に自分が言ったような記憶。
つまらない、へにゃへにゃしたしゃべり方でいい女を演じる、黒木瞳をガンガンに食いまくり、最後には、華麗に情熱的にフラメンコを踊りきり、本当に頭が下がった。

彼女の、プライベートでの言動や、インタビューでの発言や、そんなに共感したり、魅せられたりしたことはないし、ルックスも全く憧れるものはないけれど、彼女の演技には本当に魅せられる。
こういう女優には、どんどんすごい映画作品を残してほしい。

ところで、ハセキョウの無意味な谷間は何だったんだろう…?


「愛の流刑地」
2006/日本
監督:鶴橋康夫
原作:渡辺淳一
主題歌:平井堅
出演:豊川悦司、寺島しのぶ、長谷川京子、仲村トオル、富司純子 」


「東京タワー」
2004/日本
監督:源孝志
出演:黒木瞳、岡田准一、松本潤、寺島しのぶ、平山あや 、余貴美子、岸谷五朗



2008/5/4  16:35

ジョニー、お前はどこまですごいんだ!  サスペンス

クリックすると元のサイズで表示します
「スウィーニー・トッド フリート 街の悪魔の理髪師」

ものすごく久々の更新です。
いろいろ観てるんだけど、更新がどうもおっくうで、反省します。
気持ちを入れ替えて、過去さかのぼってでも、ちゃんと更新していこう、うん。

さて。
以前にも、ジョニー・デップとティム・バートンのタッグのすごさは書いたと思うんですが。
この「スウィニー・トッド」も予告や宣伝から、期待十分でしたね。
そりゃ見に行くでしょ、ものでね、ほんと。
ミュージカルテイストであることや、かなり残酷な描写というマイナス要素はありつつも。
いや、ほんと、素晴らしかった。

俳優には、2つのタイプがいると思うわけです。
何にでも形を変えられる、7変化タイプ。
何をやっても、その人自身が出る、スタータイプ。
スタータイプは、日本人では、吉永小百合とか、高倉健とか、木村拓哉とか。
例えば、エドワード・ノートンとかケビン・スペイシーは前者のなのかなと。
サクッと、日本人のいい例が挙げられないのが、残念だけど。
ああ、小日向文世なんて、7変化タイプだな。
とてつもなく冷酷な企業家にもなれるし、気弱な敗北者にもなれる。

キムタクが、美容師になった、ピアニストになった、総理大臣になった。
期待する人に応えているから、立派だと思うけれど、でも、それでしかないのよね。
期待はかなえてくれるけれど、それを強烈に超えてくれるようなことや
裏切ってくれるような、ドキドキすることは、ほとんどない。

逆に7変化タイプには、期待させるような、恋焦がれる何かに欠けたりする。
その人自身のカラーがあまりないというか。
もうちょっと、憧れさせて、ついつい真似したくなってしまう何かがあったらなぁ
なんて欲張ったりして。

ところが、ジョニー・デップは両方持っているから、すごい。
憧れさせ、恋させる何かを持っているのに、カメレオンのように形を変える。
だらしない、腹ボテの薬中を演じても、どことなく美しい。
そして、残忍な、仇を討つことに狂った、狂人を演じていても、そこはかとなく、カッコいい。
もう、ジョニー・デップマジック、なのであります。

彼が20代のころ、私はあまり彼が好きではなかったな。
美しい造形を無理に隠そうとあらがって、必要以上に不格好に見せている様子が
エキセントリックで、不気味だと思っていた。
それが30代になり、パートナーと出会い、子供を持つにつれて、演技することを楽しみ、いい作品を残そうとしている思いが、どんどんシンプルになって、すごく魅力的になっていると思う。
すごい演技を見せつけてやろう、とか、おれをカッコ良く見せてやれ、とか
そういう陳腐なところから、一歩抜けちゃった感じ。

いいなぁ、ジョニー・デップ。
どんどん透明になってほしい。

血みどろになっても、どこか透き通って、美しく見えるのは、そんな彼の、映画というモノづくりに対してのピュアさ故だと思います。
ミュージカルが好きじゃない人も、楽しめる映画ですので、ぜひ。



「スウィーニー・トッド フリート 街の悪魔の理髪師」
アメリカ/2007/
監督:ティム・バートン
出演:出演 : ジョニー・デップ 、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン、サシャ・バロン・コーエン


2008/1/22  13:32

いろんな意味で、見ごたえ充分  アクション

クリックすると元のサイズで表示します
『狼の紋章』

だいぶ長らく書いていないことに気づきました。
明けまして、だいぶ経ってます。
こんな月イチペースの更新でいいのだろうか。
映画を観ている時は「これについて書こう」と思うのに、
いざ書こうとすると、なんやかんやでおざなりになってしまう。
去年の〆は、あの映画と決めていたのに、今はもう2月まであと数日。
去年のことはもう忘れて、今年一発目の年明け更新に相応しいのを書くことにしました。
一発目・・・なんだろう。
中途半端にハリウッドモノ書いてもセンスがない。
ということで、名優・松田優作の映画デビュー作を書くことに決定。

松田優作のデビューと言えば、優作作品に詳しくない人も「太陽にほえろ?」と
思いつきやすいほどの、刑事ドラマが思い浮かぶと思います。
しかしながら、ほんとのほんとにデビュー作は『狼の紋章』という日活映画。
「狼!うん、似合う、いかにも狼」
と思った貴方。間違ってます。
優作は狼じゃ、ありません。
狼は、志垣太郎なのであります。そう、あのクドい、ソース顔に八重歯がキラリ、のあのおじ様。
んで、松田優作はと言えば、暴力団の二代目なのであります。
もう出てきた時から、すごいオーラというか威圧感なので、すっごい勝っちゃいそうで、
むしろ志垣太郎に勝ってほしい気分にさせられるので、ちょっとミスキャスト?
主人公・犬神朗は、ホントは強いんだけど、戦わない、手出しをしない、というスタンスで、やられてばっかり。
志垣太郎の甘いマスクが弱そうな雰囲気を増強させ、さらにすぐ死に別れた母親を思い出すもんだから
「ええい!このマザコンが!しっかりしろ!」
と思ってしまう。
とは言え、もう、35年近くも昔に作られた映画なので、突っ込みどころ満載なのは仕方ない。
皇居をバックに登校してくる、優作演じる羽黒。
手には、日本刀の本身。
本身フリフリ、登校してくる高校生って・・・いったい・・・銃刀法違反だろう。
小競り合いの最後には、相手の背中に「犬」と日本刀で刻みますから・・・。
すごすぎるでしょ。

そして、犬神明へのあてつけに、監禁した先生を犯すと見せかけて、一本背負いの嵐。
ラーメンズ片桐仁のネタ「文明開化」かと思うほど、一本背負い。
「もういや!だめ!やめて!!」「まだまだぁー」と一本背負い。
拷問だわさ。

ラストの、悪を征するシーンだって、オーラが強すぎた優作をどう殺したら納得行くか、悩んじゃったんだろうなぁーと思う、微妙な決着のつけ方。
黒沢年男はすごくカッコいいけれど、結局あの人は、狼なのか?

と、突っ込みまくっちゃいましたけど、注目すべきはファッション。
ベルボトムジーンズにブーツ、ワイドカラーのトレンチコートと、ちょっと何だかオシャレなわけ。
黒沢年男のコートなんて、トレンチのワイドカラーの裏側が革になっていて、先生もウルフカットに、タイトなシャツにベルトを絞ったタイトスカートでプレッピー。
優作のラストの白学ランもなかなかのもの。
時代は繰り返すんだなぁ。

ファッションは繰り返すけれど、時代そのものが全て繰り返すとは言えないわけで。
先生は監禁できないし。
本身持って登校できないし。
皇居の敷地内で、暴行は許されないし。
安全な世の中になりましたよね。うん。
松田優作デビュー作に教えられた、年明けの映画日和でありました。


『狼の紋章』
1973年/日本/78分
監督:松本正志
脚本:石森史郎、福田純、松本正志
出演:志垣太郎、安芸晶子、黒沢年男、松田優作

2007/12/17  18:12

はこのなかみはなんじゃろな  ホラー

クリックすると元のサイズで表示します
『魍魎の匣』
ちっちゃい頃は、押入れとか、たんすとかの中に入ってじっとするのが
なんか無性に好きでした。
暗くて、何も見えなくて、シーンとした何もない空間の中で、
「しーん」
という音を聞いているのが、気持ちがいいというか、
ぎゅっとされているような、何とも言えない気分でしたね。
壁越しに聞こえる、家族の話し声とか、TVのくだらない笑い声が、
これまた何とも心地よくて、安心感を与えてくれて。
そのまま寝ちゃって、
「あれ、いない!どこ行った!?」
みたいな大騒ぎになっちゃったこともあったかな。
今は、ぎゅーぎゅーの電車とか、メシ屋の狭い個室とか、
すっごい苦手で、軽い閉所恐怖症なクセに。
不思議ですねぇ。
あれは、やっぱり、胎児の頃の記憶なんでしょうか?
引越しのときに、がらんどうになった机の引き出しに、
どうにか入れないものか、考えたこともあった。
これはちょっと、ドラえもんの影響ですね。
そう考えると、ナルニア国物語も映画化される20年以上(!?)前から好きで
ちっちゃい頃、お小遣いで岩波文庫を買い漁ってたなぁ。
やっぱり、閉鎖された空間の向こう側に、違う世界が広がってるんじゃないか、
と想像することが、楽しくてしょうがなかったのか?
となると、今は、
「この閉鎖された空間に閉じ込められたままで、出られなくなったらどうしよう」
と想像してしまうことが怖くてたまらない。
前は、想像をはるかに超える、ありえないような出来事を想像しちゃうことが楽しかったのに
今は、コントロールできないことが起こりうることが嫌なんですねぇ。
小さい頃は目の前に置かれた箱の中に何が入っているのか、見たくてたまらなかったのに
今じゃ、開けて、どうにも始末しようがないものが出てきたらどうしよう、と思って
自発的に開けられない。

大人になるって、なんか寂しい。

閉じられたハコの中は、そんな夢いっぱいの子供にも、怖がりの消極的な大人にも、
想像させることをやめないわけです。
お菓子が入っているか、おもちゃが入っているか、
きらいな動物が入っているか、ゴミが入っているか。
想像はいつまで経っても、やめられないから、楽しいし、怖いんですね。


さて、ホラー小説では大御所、京極夏彦の『魍魎の匣』。
「魍魎」とは、自然界の精鬼。要は、妖怪とか、精霊とかのことだそう。
「匣」は、開けてはならない箱、とのこと。パンドラのアレもこの「匣」だそうで。
字からしても、中が「甲」だからね。
開け難いってことなんでしょうね。
妖怪とかが入っていて、開けられない箱、ってタイトルで、聞くだけでドキドキするけど、
実際の作品には、あんまりその「開けてはならない・・・!?」というドキドキが
あんまりフューチャーされてないのが残念。
社会派の名作が目立つ原田眞人は、やっぱり男臭い群像系が得意なのかなぁ。
なんて、ちょっと思っちゃったりして。
「あれー、キャシャーン見てたんだっけ?」と後半思っちゃいました。

でもでも、時代背景の描き方とか、独特の台詞回しとか、
すごく安定して、じっくり見れました。

で、匣はどうしたんだっけ?
なんて、思わずに最後まで楽しんで観て下さい。


『魍魎の匣』
監督:原田眞人
原作:京極夏彦
脚本:原田眞人
出演:堤真一、阿部寛、椎名桔平、宮迫博之、田中麗奈、黒木瞳
http://www.mouryou.jp/
12月22日公開開始

2007/11/5  13:06

結局最後は、神がかり  SF

クリックすると元のサイズで表示します
「バイオハザードV」

映画・劇評論家の山口猛さんに、生前かわいがっていただいていたことがある。
唐十郎や、三田佳子夫妻をはじめ、多くの俳優から大きな信頼を受けていた、
エライ人にも関わらず、とても気さくであることをいいことに、
「最近見た映画でオススメは何か?」
ということを、会うたびに、直接、屈託なく聞いていた、私。
それを生業としているにも関わらず
「面白かったの、なんですかー」
みたいな感じで。
最期に伺ったオススメが『HERO〜英雄』だった。
「でも、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』も面白かったよ!」
本当に素敵な人だった。
ちょうどその時期に、マトリックスシリーズもクライマックスを迎えていて、
それについて、聞いてみると、渋い顔を浮かべていたのを覚えている。
「アレやっちゃったらさ、何でもアリじゃない?そいじゃつまんないよ、夢がない」
意外にも、その言葉を痛烈に感じたのは、何年も経った、今、他の作品を見て。
何だか、不思議なような、自分が少し成長したような。
言葉って、残るもんだなぁと、ちょっとうれしくなったりして。
そんな気分にさせてもらえただけでも、感謝したい気分でもあるのだけれど。


人気ゲームソフトの実写化は、期待以下に伸び悩む、とそのリスクが問われていた中
思わぬ大ヒットを遂げた『バイオハザード』シリーズの最終形。
バイオハザードが最初に映画化されたときは、
日本ゲームメーカーのカプコンが作った、あの名作が全世界で注目されている
という事実は、非常にうれしかったけれど、
あの世界観、再現できるのか?と疑心暗鬼で観に行って、本当に驚いた。
世界観は忠実に再現できているけれど、オリジナルに頼りすぎていない、
新しい世界を作り出しているところに感激をしたものだ。
ゲームのバイオハザードがシリーズ5まで製作され、
人気も引き続いているのにあやかってか、映画もシリーズ化。
ゲームと同じく、映画もシリーズ化されれば、登場人物は増え、内容は複雑化する。
ゲームは複雑化すればするほど、ファンユーザーは喜ぶというが
映画はそうとは言えない。
複雑になれば、ついて行けなくなり、いちいちおさらいするのも面倒なもの。
複雑になって、敵も強くなって、決着つけられなくなり、一掃する必要も出てきて、
そんなときに持ち出されるのは、リーサル・ウェポンである、超能力。
とんでもない数の、とんでもなく強力な敵が押し寄せてきて
さて、どうする?となったとき、
「えーーい!」とばかりに、ぎゅっと目を閉じ、願いを込めたら
ぴかっと光って、全部倒しちゃってた、って・・・最初からそうすればいいじゃない。
その一言である。
何でもかんでも、えい!っと念じて願いが叶えば、いちいち取り上げる必要もないわけで。
全部それでは見所も少ない、と思ったのか、
頑張って、アクションシーンを多く取り入れているけれど、
「さっさと、念じちゃえばいいのに」
とついついしらけて思ってしまうのは、見ていて非常に残念だった。

ミラの美しい肢体で繰り広げられるアクションは、見ていて本当に気持ちがいい。
だからこそ、もっと2時間まるまるのめりこみたかったなぁ。
そんな心残りが胸をよぎった。

人は映画で夢を見るけど、痛みを共有できる現実感も求めているんだな。
改めてそんな気分になりました。


『バイオハザードV』
監督:ラッセル・マルケイ
脚本:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、オデッド・フェール、アリ・ラーター、イアン・グレン


2007/10/19  16:27

秘密は蜜の味  ドラマ

クリックすると元のサイズで表示します
仕事をしていると、「企業秘密」という言葉に必ずめぐり合いますよね。
マクドナルドのハンバーガーの作り方にだって存在するし、
ディズニーランドのシステムにも存在する。
政治家たちのプライベートにだって、芸能人の恋愛事情にだって、
新商品のリリース時期にだって、
それこそ、街の文房具屋さんの年商にだって、
どんな仕事にだって、存在するソレ。
秘密を持つってことは、それを知らない人に対して優越感を感じるワケで
それに関わっている人には、それを持つことはちょっとしたギャランティーでもあり
オマケでもあるんじゃないだろうか、と思うのです。
ただ、秘密には、大きなストレスがあります。
言いたいのに、言えないってストレス。
他の人より、いち早く情報を入手している、優勢である、ということを
自慢できないもどかしさ。
「黙っているのが辛いし、それに気を使うのが面倒だから、別に知りたくない」
なんて言えるのは、大人のオトナ。
50になっても、60になっても、先に知っていて、ソレ言っちゃいけない、
って蜜に憧れ、夢見て、味わったときに、それが孕む苦痛を味わう。
秘密。
その秘密の持つ問題性や重大性が高ければ高いほど、その甘さは高度を増すわけですよね。
でも、甘ければ甘いほど、黙っていないといけないシバリが強くなり、
そのシバリに押しつぶされそうになる。
知らなきゃよかった。
そう思ったときにはもう遅い。
そんな、甘く、渋く、中毒性のある蜜が、秘密、なんだと。

それにしても、ハリウッドではCIAを舞台にした作品がほんと多いですね。
そして、どれも面白い。
秘密に秘密を重ねるから、超どんでん返しで、裏の裏読んで、さらに裏の裏。
なーんだ表じゃん!と思ったら、また裏!
えーー!!?ちょっと整理したーい!と思っているうちにエンディングロール。
昨今は、どうやってCIAになっていくか、みたいなものが増えていますね。
入ってるんだか、入ってないんだか、よく分かんない、社章とかくれないの?
といった宙ぶらりんなのに、責務と危険性だけは異常に重いという、
リスクだらけのあんな仕事。
なんで、そんなになりたいもんかね、といつも思います。
まさにそのリスクだらけの部分を丸出しにしたのが、『グッド・シェパード』。
国家の秘密を握り、守り、さらに作り出すようなCIAという組織に
身を捧げ、私生活すら犠牲にしている男の刹那。
でも、ここまで切実に、ひとりの男の切なさを描かれると、
逆になんか納得出来ちゃったりして。
「そうだよねー。それでも秘密って握りたいんだよねー」みたいな。
人生って、なんなんすかねー。
生きていくって、なんのためなんだろうかねー。
なんて、根本まで考えちゃった、この映画。
スリルとサスペンスとエンタテインメント求めて観に行くと、
切なさの井戸に突き落とされて、這い上がってこれないから、
ご留意の上、「秘密に魅せられた一人の男の刹那」堪能することをオススメします。


『グッド・シェパード』
http://www.goodshepherd.jp/
2006年/167分/アメリカ
監督:ロバート・デ・ニーロ
出演:マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、アレック・ボールドウィン、タミー・ブランチャード、ビリー・クラダップ、ロバート・デ・ニーロ

2007/8/21  16:13

意外な出演者  サスペンス

クリックすると元のサイズで表示します
『ラストサマー2』

暑いですね。
暑いと、ほんと疲れますね。
普通に歩いていても、この暑さの中10分歩くのと、快適温度で2時間歩くのと、あんまり変わらないような気がします。
そのくらい、疲弊する。
初夏の気持ちのいい季節に生まれた、牡牛座の私としては、暑いのもダメ、涼しいのもダメ。
どうしたらいいのか、この軟弱モノ。
そんな軟弱モノは、季節により、好むものもすごく変わります。
いや、私だけかもしれないけれど。
過ごしやすい季節に、ちょっとヘビーなものを観てみたり。
いやいや、冬だとヘビーなもの、観たがる傾向にあるかも。
で、このクソ暑い季節は、ボケーっと観られるエンタメ系に限ります。
アクションとかもいい。
ネタ明かしがあんまり複雑じゃないヤツね。
そして、やはり、一番夏に合ってるのが、ティーンサスペンス、もしくはホラー。
あれ、いいね。
ほんと、軽くて、バカっぽくて、ホゲーっとなりつつ、観ちゃいます。
「スクリーム」とか最高ね。
観終わった後、なーんにも残らないのがいい。
冬に見ると
「こんなバカバカしいの、観てらんない!」
とか思うくせに。
ほんと不思議ですねぇ。
だから、四季って面白い。

「バカバカしい、ティーンホラーは夏が似合う」
という定説を、そのまま具現化させてヒットとなったのが『ラストサマー』。
酔っ払って、運転しているうちに、ひき殺しちゃって、それを黙っていよう、という時点で、かなり悪質な高校生がなぜかヒロインになっている。
もう、その時点で間違っている。
東京スマートドライバーの小山薫堂に怒られます。
全く、メッセージ性がないですね。
でも、水戸黄門にも精通する、お色気鉄則をきちんと守っていて、なかなかベーシックなつくり。
シャワーシーンは欠かせません。
無意味に巨乳のジェニファー・ラブ・ヒューイットの、待ってましたとばかりの絶叫が、たまらんのではないでしょうか?
巨乳で、物憂げなベビーフェイス。モテモテなのに、バカマジメでガリ勉。
なのにリゾートでは、悩殺水着に、キャミワンピ。
「スクリーム」にも共通して言えることですが、谷間を寄せつつ
「まだ、私、やりたいことがあるの。だって、学位は取りたいわ。それに、あの事件のことで、引きこもり気味」って。
おいおい、そいつはズルすぎるだろう。
お預け以外の何者でもありません。

さて、こうした、一過性でもいい、ヒット商品を、と作られた、ティーンターゲットの商業的な作品には、意外な名優が売れない時期に出演していることがあります。
いまや、アメリカン・ベスト・フレンズとまで言われるようになった、コートニー・コックスも、「スクリーム」シリーズで、嫌なリポーター役にて出演していたのはご存知かと。
ネーブ・キャンベルに思いっきり殴られていた記憶・・・。
若手実力派と謳われる、物憂げフェイスの、ジョシュ・ハートネットも「パラサイト」というティーン・SFホラーに出ていたし。
こと、「ラストサマー2」はすごい。
本国ではポスト、ジェニファー・ロペスと言われている、ジェニファー・エスポジトが、
「ふーん、あ、そー」
という脇役で使われている。
さらにさらに、昨今では、賞レースの常連となりつつある、ジャック・ブラックが
「ええっ!!?」
と驚くほどに、超脇役で出演。
脇役時代が長い人ではあるが、ブルース・ウィリス&リチャード・ギアの「ジャッカル」でのジャックなど、話にならないほど「えーーー!!」です。
アクの強さは、昔も今も変わらないため、ついつい「もしかして、また生き返る・・・?」とか思っちゃう。
でも、そうはさせない。
こうして見ると、ワキでは溢れて余りあるほどの、インパクトだったのね。やっぱり。
ナチョ・リブレ・・・、無念なり。

そんな風にして「あの名優がこんなところに!」という発見をしつつ、楽しむのも、映画の醍醐味です。
コッポラの「ドラキュラ」にも、超チョイ役でモニカ・ベルリッチねえさんが出てたりしますし。
気づかないほどにね。
ま、そのために130分観るのは大変か。
ならば、「ラストサマー2」は100分だし、ちょっと短めだし。
じゃあ、ぜひ、オススメしちゃおう、っていう作品です。


『ラストサマー2』
原題:「I STILL KNOW WHAT YOU DID LAST SUMMER 」
1998年/101分/アメリカ
監督:ダニー・キャノン
出演:ジェニファー・ラヴ・ヒューイット、フレディ・プリンゼ・Jr、ブランディ、メキー・ファイファー、マシュー・セトル、ミューズ・ワトソン

※96年から始まった『スクリーム』シリーズの空前のヒットを受けて、製作した『ラストサマー』が予想通り大ヒットし、続く二作目を製作。こちらもヒットとなった。
1,2は共通した出演者を起用しているが、少し開けてから製作された3作目は、主演もジェニファー・ラブ・ヒューイットではなく、まだ観ていませんが、低予算で作られたと思しき、駄作の評価が高いので、ご注意ください・・・。

2007/8/7  13:46

健康な人、限定  ホラー

クリックすると元のサイズで表示します
『感染』

デジタル時計を見た時、数字が揃っていること、ありませんか?

ぞろ目になっていたり、ストレートフラッシュ如く数列が出来ていたり。
私は、時計を見るつもりじゃなく、なんとなくそれが視界に入った時、大概、「12:34」だったり、「3:45」だったり、「4:56」だったり。
「01:23」ってのもよくある。
あと、夜中に「3:33」もよくあり、ちょっとゾワっとする。
こういった現象、霊など、見えない「何か」への感度がある人が遭遇しやすい、という話。
そういえば、霊が見えてしまう、我が家族も、ぞろ目をよく見ると言っていた。
霊が見えないと、感度が強くない、ってわけじゃないそうです。
父も見えないけど、「不吉」みたいな感は結構当たる。
私も、ちっとも見えないけど、車に乗っていた時、どーも人影が出てくるような気がして、ビクビクしていたら、事故に遭った、ってことがあったり、知らずして心霊スポット近くに行った時、鳥肌が直立不動だったりして、わりと感度があるようです。

見えないのに、感度がある、ってサイコウです。
怖いものは見えないのに、敏感って、いいとこどりだろうと。

話は変わり、大学の頃。
一緒に飲みに行った仲間のひとりが、飲み過ぎて、胃痙攣を起こしたことがありました。
時は急性アルコール中毒流行り始めの頃。
「絶対急性アル中だっ!」
ということで、救急車を呼び、同行。
深夜というか、もはや朝方の病院で、友人の治療待ちをしたことがありました。
あれは、3時ぐらいだったかなぁ。
当時、ゲームにハマっていて、友人宅ではPSで「ぷよぷよ」で連鎖消し、ゲーセンでは「ハウスオブデッド」でゾンビの撃ち殺しに執心していました。
そこの病院はキレイだったし、前述の私の感度良好と思われる霊感鳥肌も凪の状態で、のんきに
「探検しようぜー」
「あそこにゾンビがいるっ」
「撃ち殺せ!」
「リロード!」(銃の弾を補充する時の掛け声)
と二十歳にもなって、ノリノリで騒いでは、看護婦さんに怒られていた記憶。
全く、二十歳にもなって・・・。
邪悪なものがいない、と分かっていても、やっぱり夜の病院って、結構怖いものです。
やはり、昼間多くの人が行きかい、集い、にぎやかな空気が流れている場所は、夜になり、人がいなくなると、そこに念だけが残るような気がして、無気味なものです。
念の何が怖いって、やはり、現世でこうして生きている人間の心に入り込み、狂わせ、人でなくしてしまうから、怖いのかも。
見えれば、防御したり、応戦できるのに、見えないからもう、されるがままですよ。
怖いよー、念。

さて、『感染』。
潰れてしまいそうな病院って設定でもう、十二分に怖い。
さらに、クールダンディ佐藤浩市すら脅かす、南果歩の鬼気迫る演技たるや!!
あの眼力じゃあ、和製ハリウッドスターもイチコロだったであろう。
あの、生まれながらに蝋人形感が、さらに怖い!!

今まで、中田秀夫作品以外は認めない!と言っていましたが、怖いの見つけてしまいました。
のわりには、あんまり騒がれなかったの、何でだろ?

題材があまりにもシュールすぎてしまったからなのかもしれませんが。

しばらく入院する可能性がなさそうな人限定でお勧めホラーです。


『感染』
2004年/98分/日本
監督/落合正幸
出演:佐藤浩市、高嶋政伸、星野真里、真木よう子、木村多江、羽田美智子

2007/7/12  15:56

骨太に震える  サスペンス

クリックすると元のサイズで表示します
『犯人に告ぐ』

最近は、もっぱら邦画ブームですね。
ここ数年ずっと続いていて、
「もう来年はヤバイね。終わるね、邦画ブーム」
とか言われていたけど、どうでしょう、この邦画陽気たるや。
邦画の元気具合は、国内のみならず、いまや海外でももぞもぞしています。
この前カンヌ獲ったのも邦画だったし。
北野武はいまや世界の名監督に数えられているし。
さらには、ハリウッドリメイクのオファーが次々と。
『シャル・ウィー・ダンス』で、「おおうっ!」とビックリしていたのはいつのこと?
いまや、ホラー作品は片っ端からリメイクされていて。
結構ハマった『悪夢探偵』もリメイクのオファーがあったのことですが、あれは決まったんですかねぇ。
誰がやるのかしら、悪夢探偵。
キアヌあたりが無難なところか。(マトリックスアゲイン)

さて、こうも邦画ブームが続くと、新規投入は邦画に目が向きます。
CM作りに精を出していた数年前は、ちょっといい新人女優、ちょっと面白いミュージシャンは、バンバンにCMに使われていましたね。
最近はもっぱら邦画に使われているというわけか。
だから、アイドルなんだか、俳優なんだか、歌手なんだか、よくわかんないのがいっぱい出てくるようになりました。
言ってみれば、私が小さい頃は、タケモトタカユキとか、もうちょっと大人になった頃の永瀬正敏なんかは、アイドル的な扱いだったわけです。
仲村トオルも若干アイドルであった。歌とか出していたし。知ってるか?今の若者たちよ!(知らなくていい)
今、若手の俳優陣に、アイドルと俳優の線引きがないような気がするわけです。
線がないことは、いいことだとは思います。
その線をかき消してくれたのが、SMAPだと私は分析しています。
演技をやらせてもなかなか、コントをやらせても面白い、でもアイドル。
こう来ると、適いませんね。

出だしから、ずーっと俳優であり続けているのは稀です。
石原軍団名誉会長ことユー様だって、最初はアイドル的に羨望を集めたはず。
いまや世界をまたにかける、永遠のbQ、真田弘之だって、昔はJACで黄色い声援に軽く片手を挙げていたはずです。
数少ない、生まれながらのアクターは、ケン・ワタナベなんか、そうでしょう。
彼はあんなに素晴らしいルックスなのに、中学生に
「好きな人は、ケン・ワタナベ!」
と黄色い声で言われたことがない。
透明なプラスチックの下敷きに、独眼流正宗のブロマイドをはさんでいたら、かなりのコアな趣味のクラスメイトと認められたでしょう。
そして、もう一人。
とてつもないルックスながら、黄色い声援で呼びかけることを、世のジョシに許さなかった俳優。
それが、豊川悦二なのであります。
180センチ超で、8頭身という、グンバツのスタイルに、センチメンタル漂うクールビューティーを持ちながら、キャーキャー言わせることをさせなかった男。
「いいよね、トヨエツって」
「好きかも」
「どきっとしちゃう」
と、コソコソ耳元おしゃべりレベルでしか許さなかった男。
ルックスだけじゃない、演技やたたずまい含めて、好きなんだ、としか言わせなかった男。
骨太なのであります。

そんなトヨエツが、意外にも初めて刑事を演じたという『犯人に告ぐ』。
昨今の、アイドルまがいの若手俳優たちが、本気ぶって演じている映画が、ものすごくちゃちに思えるほど、これまたホント骨太。
トヨエツを囲む、その他の出演陣が、また渋いこと!
狙った渋さじゃないの。
本当に渋い。
四方堂亘とか出しちゃうかなぁー、ずるいよー。渋すぎる。
そして、伊丹監督とマルサの女の愛息子、池内万作がなかなかいい。
七光り、という言葉に苦労してきたであろう、彼の努力が、徐々に花開いている感じが、勝手にうれしいのであります。
そしてそして、小澤征悦。
父にあの、小澤征爾を持つ彼は、いいとこのボンボン風味偽善者味がいまひとつちら見えしている気がしていた。
さわやかで、やさしくて、偏差値がよくて、好青年の役が多かったし。
本当に好青年が、好青年の役を演じると、気持ち悪くなるわけですよ。いやみったらしくなる。
今回は、いいとこのボンボン風味だけ残して、あとは真逆。
本当に気持ち悪くて、いやらしくて、どーしようもないヤツなので、すっごくかっこよく見えた!!
不思議ですねぇ、映画って。

ちゃらついたところ、一切なし。
映像の端、端まで、出演陣の脇、脇まで、渋さ満点。
サスペンスは、気をつけないと、すっかり火サスになっちゃうのに、カメラのよさも手伝って、久々に、映画って映画を見たような気がします。

「犯人よ、今夜は震えて眠れ」
骨太たちによる、トヨエツのための、トヨエツによる映画。
見たら、絶対震えます。


『犯人に告ぐ』
2007年/117分/日本
監督:瀧本智行
出演:豊川悦司 、石橋凌 、松田美由紀、片岡礼子 、小澤征悦 、井川遥 、笹野高史
今秋公開!
オフィシャルサイト

2007/7/10  16:15

どじょうにもキリがある  サスペンス

クリックすると元のサイズで表示します
『夕闇にベルが鳴る』

映画を作るにおいて、目的は二つに分かれると言える。

とにかく作品性の高い作品を作る、ということと。
とにかく大人気の作品を作る、ということと。

結果的に目的を果たせれば、その作品は「素晴らしい」と賛美を受ける。

興行は大したことなくても、作品性が認められて、賞を受ければ、成功。
内容はどうってことなくて、どちらかと言えば陳腐でも、大人気で、儲かれば、成功。

前者の場合、シリーズ化することはほとんどない。
その監督の独特の世界観が成立することで、○○ワールドなんて言われるけれど、パート2!というのは見たことが、私はない。
後者の場合は、ほとんどがシリーズ化する。
今、目下話題の「ダイハード4.0」。「エイリアン」に「ミッションインポッシブル」「エクソシスト」、「リーサルウェポン」。
これらは、私は結構好きだし、なかなかいい作品だけれど、ものすごく心を打たれて、人生を変えた作品に挙げられることは、少ない。
続ければいい、という「シティースリッカーズ」や「ポリスアカデミー」は、日本における「釣りバカ」とも言える。
継続を馬鹿にしてはいけない。
実直に、真摯に取り組めば、寅さんという、邦画界を代表する、名ヒーローを作り出すことが出来るのだ。
山田洋次のように。

シリーズ化は、二匹目のどじょうを狙ったものだが、三匹目を狙ったものがある。
これを何と言えばいいのかわからないが、おんなじような系統のB級作品、というのが正しいのではないだろうか。
シュワちゃんが大ブレイクしたから、ドルフ・ラングレンがロシアの生物兵器役を数々とこなしたように。
次のどじょうを狙いがちなのは、アクション、ホラー、サスペンス。
ホラーは、驚くほど次々と出てくる。
「ポルターガイスト」があたれば、家でおきる霊現象をテーマにした作品が次々と出る。
ドラキュラ、ゾンビなんかも、一匹見つかれば、次から次へと作られて、世の中ゾンビだらけ。
一時期、キョンシーが大発生したこともあったし。
そして、サスペンス。
「スクリーム」が大ブレイクして、シリーズ化され、続いて「ラストサマー」が登場。こちらもブレイクして、シリーズ化された。
以来、ティーンのサスペンス、大流行。
大流行を超え、ある意味、ひとつのジャンルとなった。
このジャンルで出せば、いいだろう。
そう、安穏と捕らえて、とりあえず真似して作ってみた作品が、日本未公開作品として、レンタルビデオ屋に溢れて、こぼれて、床の上に転がり、最近では山を作っている。
その山の中にあったのが「夕闇にベルが鳴る」。
山の中には稀に掘り出し物がある。
タイトルも「暗くなるまで待って」「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を思い出させるような、惹かれるタイトル。
手にとってみたくもなる。

とりあえず真似して作ればいいと思ったら大間違いだ。
安易に考えると、大変なことになる。
失敗です。
本当に大失敗です。

特殊効果に手が尽くせないなら、なぜストーリー上で工夫を凝らさない?
大事な人物を、引っ張らずにあっさり殺して、どういうつもりだ?
おっぱい1回出せば許されると思っているのか?
ラストのインディペンデントムービー風なフェイドアウトが、無理にかっこつけていて、逆にダサいのに気づかないのか?
じらす、ひっぱる、の芸を知らぬなら、サスペンスはやめとけばよかったのに。

「スクリーム」の真似っこだよね、なんて言ったら、「スクリーム」に失礼だ。
言いたいことは、ただひとつ。

時間返せ。


原題:「WHEN A KILLER CALLS 」
2006年/87分/日本
監督:ピーター・マーヴィス
出演:レベカ・コーチャン、ロバート・バックリー、マーク・アーヴィンソン、サラ・ホール、デリク・オセダッチ

RSS1.0