2008/5/4 17:15
ちょっと可愛く思えるから、怖い ラブ・ストーリー
最近、いまさらですが気になる女優がいます。
寺島しのぶ。
いまさら!?って言われそうですけど、ほんといまさら、すごい!
以前は、あんなにサラブレッドなのにも関わらず、失礼ながらルックスが追い付いていなくて、本当にかわいそうだ、と思っていたのだが。
彼女のすごさに気づいたのは、たまたま続けてみた2本の映画、「東京タワー」と「愛の流刑地」。
日経新聞で、大ブームとなり、単行本化の折りにいただいて、読んだ小説「愛の流刑地」。
もはや、高尚なポルノ!と思ってしまった私だったけれど、小説の中の「冬香」の美しさに女の私でもドキドキしてしまって、恋しちゃうのも仕方ないわー、と思っていた。
下巻を読むころ、映画化のキャスティングを知り、正直な感想が「えー、かわいくないだろう…」だった私だったのだが…。
映画を見て、驚いた。
冒頭、「やっぱりね、容姿が追い付かんですよ、いくら演技がよくたって。伊藤みどりだって、金獲れなかったし」と思っていたのが、30分過ぎる頃には、冬香に恋しちゃってる自分がいた。
はかなく、壊れそうなのに、芯が強く、凛としたたたずまいで恋に生きる冬香。
美しい!
恐るべし、しのぶ。
と見直しているさなか、これまたたまたまTVでやっていた「東京タワー」を見て、圧巻。
どこにでもいる、平平凡凡とした、家事にくたびれた主婦。
急にわがまま言ったり、甘えたり、強気に出てみたり、イライラしてみたり。
恋するフツーの女を、本当にリアルに演じていた。
いるいる、そういう女。あ、今の言い方、前に自分が言ったような記憶。
つまらない、へにゃへにゃしたしゃべり方でいい女を演じる、黒木瞳をガンガンに食いまくり、最後には、華麗に情熱的にフラメンコを踊りきり、本当に頭が下がった。
彼女の、プライベートでの言動や、インタビューでの発言や、そんなに共感したり、魅せられたりしたことはないし、ルックスも全く憧れるものはないけれど、彼女の演技には本当に魅せられる。
こういう女優には、どんどんすごい映画作品を残してほしい。
ところで、ハセキョウの無意味な谷間は何だったんだろう…?
「愛の流刑地」
2006/日本
監督:鶴橋康夫
原作:渡辺淳一
主題歌:平井堅
出演:豊川悦司、寺島しのぶ、長谷川京子、仲村トオル、富司純子 」
「東京タワー」
2004/日本
監督:源孝志
出演:黒木瞳、岡田准一、松本潤、寺島しのぶ、平山あや 、余貴美子、岸谷五朗



