2008/3/20 15:07
仏外相クシュネル、五輪ボイコット問題で深慮 ニュース
2008年3月19日(水)朝日新聞夕刊より。
中国チベット自治区の騒乱を受けてフランスで「北京五輪の開会式をボイコットすべき」との声が持ち上がり、ベルナール・クシュネル外相は18日、「支持はしないが評価に値する」と述べた。
日本の新聞ではここまでですが、フランスでは19日夜、テレビニュースでインタビューされその真意を語っておられました。ニュースキャスターのプジャダスの突込みにもゆるぎなき信念を持って語っておられ、さすが『国境なき医師団』出身の人道主義者だと感心しました。(ただし、副音声のフランス語のみで聴いたので、私の聴き取り能力の限界により、間違って解釈しているところもあると思います、あしからず)
クシュネル外相の発言を要約します。
北京五輪ボイコットに関しては、非常に注意深く考え行動するべきである。われわれは二つの点で中国政府に圧力をかけ続けなければならない。ひとつは、暴力をやめさせること、もうひとつは、本当のことを報道させることだ。この点で、ジャーナリストたちも圧力をかけなければならない。更に忘れてはならない大事なことは、チベットの住民が何を望んでいるのかということだ。彼らが求めているのは、チベット住民の文化の自治の拡大であり、オリンピックのボイコットではない。ダライラマは平和を望んでいるはずだ。
何という思慮深い発言であろうか。確かにボイコットのカードを切ってしまっては、そこで話し合いは断たれ、中国政府に対して何の働きかけもできなくなる。早々に熱く『ボイコット』を叫んでいる野党ロワイヤル女史より一枚上手だと思いました。
最初に暴動を起こした人たちが、本当に望んでいるのは何かを忘れてはいけない。弾圧している政府に対してそれを働きかけていくことこそ本来あるべき外交なんじゃないか、ということを思い起こさせてくれました。身勝手な正義を掲げた介入によってイラク、コソボ、ダルフールなど、もうそんなことを言っておられなくなってしまった地域は世界にたくさんありますが、チベットに関してはまだ間に合えばいいなと思います。
中国チベット自治区の騒乱を受けてフランスで「北京五輪の開会式をボイコットすべき」との声が持ち上がり、ベルナール・クシュネル外相は18日、「支持はしないが評価に値する」と述べた。
日本の新聞ではここまでですが、フランスでは19日夜、テレビニュースでインタビューされその真意を語っておられました。ニュースキャスターのプジャダスの突込みにもゆるぎなき信念を持って語っておられ、さすが『国境なき医師団』出身の人道主義者だと感心しました。(ただし、副音声のフランス語のみで聴いたので、私の聴き取り能力の限界により、間違って解釈しているところもあると思います、あしからず)
クシュネル外相の発言を要約します。
北京五輪ボイコットに関しては、非常に注意深く考え行動するべきである。われわれは二つの点で中国政府に圧力をかけ続けなければならない。ひとつは、暴力をやめさせること、もうひとつは、本当のことを報道させることだ。この点で、ジャーナリストたちも圧力をかけなければならない。更に忘れてはならない大事なことは、チベットの住民が何を望んでいるのかということだ。彼らが求めているのは、チベット住民の文化の自治の拡大であり、オリンピックのボイコットではない。ダライラマは平和を望んでいるはずだ。
何という思慮深い発言であろうか。確かにボイコットのカードを切ってしまっては、そこで話し合いは断たれ、中国政府に対して何の働きかけもできなくなる。早々に熱く『ボイコット』を叫んでいる野党ロワイヤル女史より一枚上手だと思いました。
最初に暴動を起こした人たちが、本当に望んでいるのは何かを忘れてはいけない。弾圧している政府に対してそれを働きかけていくことこそ本来あるべき外交なんじゃないか、ということを思い起こさせてくれました。身勝手な正義を掲げた介入によってイラク、コソボ、ダルフールなど、もうそんなことを言っておられなくなってしまった地域は世界にたくさんありますが、チベットに関してはまだ間に合えばいいなと思います。
