2008/8/4 18:26
首相暗殺!巨大な陰謀からの逃亡者 ゴールデン・スランバー 本
第5回本屋大賞受賞作伊坂幸太郎の「ゴールデン・スランバー」読みました。
「アヒルと鴨のコインロッカー」「死神の精度」と映画は気に入っているのですが、著作を読むのは初めて。
◆ゴールデン・スランバー◆
傑作。。完璧。素晴らしすぎてノックアウトです。
仙台で地元出身金田新首相凱旋パレードの最中に起こったラジコンヘリによる爆破暗殺。元宅配ドライバー青柳雅春は大学時代の友人森田森吾に呼び出され忠告される。「おまえ、オズワルドにされるぞ!逃げろ!」首相暗殺の容疑者にされた青柳に警察がそしてマスコミが迫ってくる。。。果たして逃げ切れるのか?
国家規模の陰謀という、JFK暗殺事件をモチーフにしたプロットや監視社会という設定が、ウィル・スミスの映画「エネミー・オブ・アメリカ」を彷彿させ、現実感を増していて、個人が国家から逃げれるのかというサスペンスに、血沸き、肉踊りながら、鳥肌たてて、ページをめくっていきました。時間軸をうまく交錯させて、登場人物のキャラ、過去、今を浮き彫りにしていく物語の紡ぎ方にはまりまくり、素晴らしい!です。
さらに、会話が生きてます。本だけで通じる会話ではなく、今、この場で通じる会話がいっぱいあるのは、すごく映画向きのような気がします。ザ・ビートルズをリアルタイムで見てた世代としては、「アビーロード」のアルバムのラストのメドレーには、ひとつの時代が終わってしまった悲しみ、学生時代の仲間とか、友情とか、永遠に続かないと知ってしまった切なさが集約されてます。その出だしの名曲「ゴールデン・スランバー」をタイトルにつけた伊坂幸太郎の思いの中に何があるのでしょう。主人公青柳も、あの甘酸っぱい、後先考えずに、その日が楽しければよかった学生時代から、髪の毛を切り、会社に勤め、結婚し、家族をつくり、大人になっていく、歳をかさねていくことで、引き換えにした純粋さ、無邪気さ、友人を信頼することをなくしてしまった大人たちに対するメッセージじゃないかんと思いウルウル。読み終わって「アビーロード」のアルバムをもういちど聞こう!と無性に思いました。
映画でもそのまま使える。。。シーン。泣けたベスト3
1.かつて樋口晴子と青柳敏春が、恋人時代雨宿りに使った車に、逃走中に残された書置きのシーン
「俺は犯人じゃない。青柳敏春」
「だと思った」
(昔の恋人っていいかも)
2.青柳敏春のオヤジのマスコミへの恫喝シーン、すべて。
(やっぱ親父ってすごいな)
3.そして事件から3ヵ月後のシーンで樋口晴子の娘の
「たいへんよくできました」にはボロボロ涙がとまりませんでした。
(サスペンス・ミステリーなのに。。。泣ける!)
映画にするならと勝手に配役。。。
青柳に堺雅人
森田に大森南朋
カズに加瀬亮
お父さんは原田芳雄
樋口晴子は、壇れい
轟屋社長は、古田新太
息子に 松山ケンイチ
保土ヶ谷に香川照之
キルオに松田龍平
☆☆☆☆☆

「アヒルと鴨のコインロッカー」「死神の精度」と映画は気に入っているのですが、著作を読むのは初めて。
◆ゴールデン・スランバー◆
傑作。。完璧。素晴らしすぎてノックアウトです。
仙台で地元出身金田新首相凱旋パレードの最中に起こったラジコンヘリによる爆破暗殺。元宅配ドライバー青柳雅春は大学時代の友人森田森吾に呼び出され忠告される。「おまえ、オズワルドにされるぞ!逃げろ!」首相暗殺の容疑者にされた青柳に警察がそしてマスコミが迫ってくる。。。果たして逃げ切れるのか?
国家規模の陰謀という、JFK暗殺事件をモチーフにしたプロットや監視社会という設定が、ウィル・スミスの映画「エネミー・オブ・アメリカ」を彷彿させ、現実感を増していて、個人が国家から逃げれるのかというサスペンスに、血沸き、肉踊りながら、鳥肌たてて、ページをめくっていきました。時間軸をうまく交錯させて、登場人物のキャラ、過去、今を浮き彫りにしていく物語の紡ぎ方にはまりまくり、素晴らしい!です。
さらに、会話が生きてます。本だけで通じる会話ではなく、今、この場で通じる会話がいっぱいあるのは、すごく映画向きのような気がします。ザ・ビートルズをリアルタイムで見てた世代としては、「アビーロード」のアルバムのラストのメドレーには、ひとつの時代が終わってしまった悲しみ、学生時代の仲間とか、友情とか、永遠に続かないと知ってしまった切なさが集約されてます。その出だしの名曲「ゴールデン・スランバー」をタイトルにつけた伊坂幸太郎の思いの中に何があるのでしょう。主人公青柳も、あの甘酸っぱい、後先考えずに、その日が楽しければよかった学生時代から、髪の毛を切り、会社に勤め、結婚し、家族をつくり、大人になっていく、歳をかさねていくことで、引き換えにした純粋さ、無邪気さ、友人を信頼することをなくしてしまった大人たちに対するメッセージじゃないかんと思いウルウル。読み終わって「アビーロード」のアルバムをもういちど聞こう!と無性に思いました。
映画でもそのまま使える。。。シーン。泣けたベスト3
1.かつて樋口晴子と青柳敏春が、恋人時代雨宿りに使った車に、逃走中に残された書置きのシーン
「俺は犯人じゃない。青柳敏春」
「だと思った」
(昔の恋人っていいかも)
2.青柳敏春のオヤジのマスコミへの恫喝シーン、すべて。
(やっぱ親父ってすごいな)
3.そして事件から3ヵ月後のシーンで樋口晴子の娘の
「たいへんよくできました」にはボロボロ涙がとまりませんでした。
(サスペンス・ミステリーなのに。。。泣ける!)
映画にするならと勝手に配役。。。
青柳に堺雅人
森田に大森南朋
カズに加瀬亮
お父さんは原田芳雄
樋口晴子は、壇れい
轟屋社長は、古田新太
息子に 松山ケンイチ
保土ヶ谷に香川照之
キルオに松田龍平
☆☆☆☆☆
2008/8/13 11:19
投稿者:ゆりうさ
2008/8/9 17:02
投稿者:ケニー
キルオ。。いいよね。この本の構成すごくうまくて、読み終わったあと、もう一度途中の章読み返したら、ちゃんと伏線が張ってあるんだもんね。うまいよ。ところでゆりちゃんお奨めの小池真理子「望みは何かと訊かれたら」読み始めてます、これも読み終わったら感想載せます。
2008/8/6 20:01
投稿者:ゆりうさ
「痴漢は死ね」です!!
わたしも大好き。
伊坂幸太郎は全部読んでますが、どれも面白いのです!
「ゴールデンスランバー」は中でもかなり好き。
読んだときから「映画化しそー」って思ったけど・・・・しなくていいよね。
でもしたら観ちゃう。
キルオ〜〜〜
わたしも大好き。
伊坂幸太郎は全部読んでますが、どれも面白いのです!
「ゴールデンスランバー」は中でもかなり好き。
読んだときから「映画化しそー」って思ったけど・・・・しなくていいよね。
でもしたら観ちゃう。
キルオ〜〜〜




冴え渡ってます。
読み返してわかる・・・というより、読んでる途中から「ほどけていく」って感じです。
大きくひろげた風呂敷をきちん、きちんと畳んでいって、最後にうまいこと収まる、っていうカンジ。