2007/6/30  2:21

レトロな品々  昭和基地内の様子

6月29日(金) 20:30
 
 医療業務の中で、診察・治療の比重は昭和基地においてはかなり小さいです。その他の医療隊員の仕事といえば、健康診断など予防医学的なこと、凍傷、低体温症など南極で必要と思われる医学知識の一般隊員への啓蒙、でしょうか。そして、昭和基地には医師は2名いるものの、看護師も検査技師も放射線技師もMEもパラメディックの方々が全くいません。血液検査、レントゲン撮影はもちろん、医療機器のメンテナンスなどはすべて医療隊員の仕事です。これが結構大ごとで、2月1日に越冬交代しても、2月中はまだ日照時間も長く気温も比較的高いため、夏作業の残りや環境保全部門の助っ人として11倉庫打ち壊しなど、せっせと外作業に従事し、医療隊員2名ともほとんど医務室にいることはありませんでした。が、3月4月は集中的に倉庫と医務室、手術室の在庫整理、それから心電図、エコー、電気メス、麻酔器、オートクレーブなどなど、器械の動作確認をしました。通常の手術室等にある手洗い用の紫外線殺菌水装置も温倶留中央病院には備わっているのですが、さて10年以上も日々この装置で手洗いしながら、殺菌灯やフィルターの交換というものを取説読み読み初めてやりました。案の定、元栓閉め忘れて水浸し。普段はオペ室の看護師さんがやってくれているのでしょうね。

 倉庫の古そうな箱も全部ひっくり返して整理しまくったのですが、その際いくつかおもしろいものを発見しました。救急箱に入っていたアスピリン、リバガーゼ、ソフラチュールなど。現在もある薬品類ですが、パッケージがいかにもレトロです。医務室の引き出しに入っていた29次持ち込みらしき薬包紙も。もう薬包紙自体をここで使うことはありませんが、捨てるには惜しいような一品です。

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ソフラチュールが缶入りです

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20年前に持ち込まれた薬包紙

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オゾンレス紫外線殺菌水装置

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中はこうなってました

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わたしが作成したオガドクモデルの虫歯予防啓蒙ポスター

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おまけ:庶務室にはレトロな文房具が残っていました

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レコード針です



2007/7/17  0:48

投稿者:吉福

志賀Drお久しぶりです
そしてお疲れ様です m(_ _)m
しらせと昭和ではお世話になりました。
みなさんお元気でしょうか?
「地極の歩き方」2007製本してますので、メールください
お願いします。

2007/7/2  3:06

投稿者:ドクターNAOKO

 理香さん、すみません。徳さんもちゃんと伝言してくれてありがとう。アカデミーにもWMWFカードを送っておこうかな、と思っただけだったのですが、お手数かけてしまってすみません。HPからだと資料請求ページしかなかったので。そういう事情だったんですね。すみません。理香さんに送らせて頂きます。

 さんさんさん、おもしろい話ありがとうございます。リステリンの由来は知りませんでした。オーストラリアのドクターがみなその先生のように自然治癒力重視の治療法をされる、わけではないのでしょうね?それともそういう傾向がオーストラリアでは強いのでしょうか。

2007/7/1  21:58

投稿者:松尾理香

お久しぶりです!
いつもDr.尚子さんのブログを読んでいますよ。
東京とは違った風景や生活、読んでいるだけで心が癒されますよねっとよくDr.和美さんと話しています。
何が驚いたかっていうと、実は食事。なんて美味しそうなご飯でしょう。さすがプロが作っている食事だなっと一応母である私は感心してしまいました。
また、写真にとって載せてくださいね。
あっと言う間に半年経ってしまいましたが、お元気そうでなによりです。事故や怪我、病気もなく皆さん元気で日本に帰ることを願っています。
さて、先日徳さんが「アカデミーのアドレスを尚子さんに教えたいのですが、教えてくれませんか?」と私に聞かれまして。実はアカデミーのアドレスはまだ非公開(?)なのです。それで、私が郵便屋さんになることにしました。つまり、私の家のPCの今送りましたメールアドレスに送って下さればアカデミーへ転送いたします。尚子さんに教えるのがいやだという訳ではなく、多くの人からメールが来てしまうと私がメールを返信することに専念しなくてはならないような事態を恐れているようです。
そんなことがあるのかはわかりませんが私が転送すれば解決するのであればそれが一番平和で早いかと思いまして。ですから何かありましたら、こちらまで!

アカデミー専用の郵便屋さん
松尾理香より

2007/7/1  10:57

投稿者:さんさん

まだこの日のページにこだわっています。
ネオステリンという名前を始めて耳に致しましたので、その名前から
たぶんリステリンの仲間かな? と連想しそれからE.シーガルの著作
『ドクタース』の中に医学部の新入生を前に医学史の講義でイギリス
の外科医J.リスターが始めて化膿と微生物のあいだに相関関係があるこ
とを推理したこと、ついでにその名前のリスターは今日の君たちには
リステリンのなで知られているだろう…と講義されていたのを思い出
しました。
そこからさらに、そういえば「イギリス風の医学哲学って原因を突き
止めるよりは経験からでも良いから何をしたら今目の前の患者の不具
合を軽減できるか』というところに注目するんだなぁ…と思いまし
た。
明治の初め脚気の治療法を必死になって探す海軍で森鴎外らドイツ医
学を修めた一派は必死に『脚気菌』を探し求め、一方イギリス医学を
学んだ一軍医が英国海軍には脚気が起きないことから日本と英国の湯
鬱の違いである『コメ』を喰うことをパンにすることで脚気が蔓延す
ることを撲滅できた。 これはビタミンの発見の遥か昔のことだっ
た…
などということまで思い出してしまいました。 もっともおかげで2
1世紀の今日でもロンドン大出の我がドクターは喉が痛いとゼーゼー
言って駆け込んでも『お湯を張ったボールの上でタオルを被って深呼
吸しなさい』でおしまい。
のどの感染が進んでいて黄色いタンが出るーなどと言わない限りペニ
シリン(以外の抗生物質だってあるんでしょうけれどねぇ)は処方し
てもらえません。

2007/7/1  8:39

投稿者:ドクターNAOKO

 ショッピングセンターのサンタごときでモデル料を撮るとは驚きですね。ピラミッド前のラクダならまだしも

2007/6/30  18:39

投稿者:さんさん

ほんの20年ばかりでこんなにも、『かっこいい』ことのスタンダー
ドが変ってしまったんですねぇ。
チョト愕然とする想いです。
しかし一方ではお歳暮を贈る時期になるとデパートはワンフロア全部
使って『ギフトセンター』とやらを作るでしょ。
オーストラリアでも12月にはショッピングセンターにはかならずサ
ンタの扮装をしたオジさんが頑張ってコドモと写真を撮っては親から
モデル料をもらいます。
変る物変らぬものいろいろですなぁ。
しかしこの『マックス針No10」っての
1ダースが1打になっていてしかも10円てぇところがすごい。

2007/6/30  15:16

投稿者:ドクターNAOKO

イラストが80年代、というより60年代くらいのかんじですね。

2007/6/30  14:08

投稿者:室堂在住@実家

ソフラチュール
岩場で墜落して、ロープがアゴに引っかかり、ひどく擦り剥いたというか、火傷したとき、友達の看護婦さん(まだ看護士とは呼ばなかった)がくれたの思い出しました。
 薬包紙のロゴのナース、妖怪人間ベムかなんかに出てきそうなキャラクターですね。病院行くだけでも緊張するのに、このナースに応対されたら完璧に固まりそうです。

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