2008/6/20  15:30

忘るなかれCRCの原点を  文化・芸術

CRCアーカイブス2
くわしきものこそよけれ 美意識について  2008,1
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復活祭のときポーランドの町で見かけた少女の胸に一本のマーガレットがあった。少女はそれを買うためにずっと貯金してきたという。日本もむかしはそうだったと云うと「貧しかったからですか?」と殆どの人は答える。“いや、そうなんだけれど。そればかりじゃなく・・・」草柳先生はその返答が鬱陶しかったと言われる。「豊かさ」と「貧しさ」は花の数や値段ではないでしょう?著書「花は天にむかって活けよ」の冒頭の話である。ある調査での「万葉人」と「現代人」の好きな花ベスト5の結果がある。それによると、万葉人は、萩・梅・桜・橘・ぬばたま。現代人は、薔薇・桜・秋桜・百合・蘭で、万葉人のトップは「萩」である。その理由は花が小さいからである.「小さいものが美しい」それを「くわしきものこそよけれ」と表現した枕草子にも「ちいさきものは美し」と出てくる。そういえばかぐや姫も馬酔木(あしび)も小さい。2・3位の梅も桜(山桜)も小さい。浄瑠璃寺の柴折戸のような門を入るとすぐ馬酔木があって高浜虚子の「馬酔木より低き門なり浄瑠璃寺」の句碑が立っている。小さなものへの建物と作った人の美意識が感じられるとも述べておられる.
むかしの日本人は、萩に代表されるような「くわしきもの」を起点として「豊かさ」を作り上げる質の感性を持っていたのだ.

今年1月「コミュニケーションルネッサンス倶楽部(CRC)」が誕生した。日本の伝統文化の中から現代のコミュニケーションのエッセンスが引き出されるのではないかという研究仲間の会である。10日に「梅」の勉強会を開き31日に熱海梅園に行き、帰途に錦ヶ浦のレストランで感想発表と初心者句会を開く。初めての試みだが楽しみなイベントである。なお、2月は「冬の富士」を見る会を予定している
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写真は6月、鎌倉山檑亭と長谷寺の紫陽花



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