2008/5/6  8:55

ニッポン鑑定官便り (その1)  日本の酒

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皆様は・・「鑑定官」??

という名前をお聞きになった事が・・

おありでしょうか?

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鑑定官というのは・・

日本の酒の品質鑑定そして製造技術指導をする・・

国税庁のお役人です。

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これは先日3月にお伺いした・・

秋田の新酒鑑評会一般公開のお写真なんですが・・

鑑定の先生というのは・・

税金を徴収するためだけでなく・・

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日本の酒本来の美しさ・・

そして酒としての価値を・・

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日本国内そして国際社会に訴え・・

啓蒙教育に日々尽力していらっしゃる・・

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非常に「地味な」お仕事である・・??

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というのがワタクシの・・

個人的な印象です。

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日本の近代は・・

酒税で成り立っていた時代がありました。

それは・・日本が本来技術立国であった??

という事と何ら矛盾していません。

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近代日本が国際社会に認知されたのは・・

日露戦争に勝利してからです。

この王子という東京の郊外に建てられた・・・

酒の研究所が健全で確実な酒税徴収の基礎を築き・・

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日本を国際社会に押し出した・・

当時の大蔵省主税局長若槻禮次郎の明察先見・・

伝統産業の近代化・・

それによって戦費の殆どが捻出されました。

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清酒は・・

言わば、日本を国際化した・・

伝統的基幹産業であると言えるのでアリマス・・

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日本は現在・・

もちろん21世紀の世界の先進国です・・

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しかし・・

近代20世紀に国際社会にデヴュー出来た??

その主な要因は・・酒と絹と兵隊??


農村の収穫と労働力・・

そして名もない若い兵士達の屍です。

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人々は田や畑で働き・・

息子達を戦場に手放して来たのです。

そうした日本の農業と手工業を支える・・

地味で堅実な技術指導が酒を造り出して来ました。

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こうして・・

遙か地球の裏側アメリカ東海岸で・・

品質の高い日本の酒が味わえるという事・・

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それはもちろん日本の地方の良心的なメーカ様の・・

地道な努力の賜物である・・

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それは疑いの余地は有りませんが・・

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こうした「技官」と呼ばれる・・

地味で堅実なお仕事があってこそなのである・・

という事も、皆様の知っておいて頂きたい・・

と思うのでアリマス・・

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太平洋戦争後・・

日本は高度成長時代を迎えました・・

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酒も大量生産の時代に入りました・・

それがいけなかったのでしょうか?

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そうではない・・

酒を破壊したのは・・

時代のせいではない??

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それは・・我々日本人であったのだ・・

我々は何かを見失っていたのであって・・

戦後、我々は何かを求め続けていたのである・・

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そう考えてはいけないでしょうか?

アルコール添加が・・

日本酒を破壊した・・

本当にそうなのでしょうか?

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私にはわからないのでアリマス・・

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アルコール添加は・・

日本の酒にとって・・「受難」??

であった・・

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美しい酒とは・・

それは永遠の命題です。


以下・・ワタクシの恩師??

若林三郎先生の・・

鑑定官としてのお話を掲げます・・

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鑑定官とは・・??

鑑定官とは国税庁職員の官職名のひとつです。

酒類行政の技術面と

課税物品の分析及び鑑定を主たる職分としています。


国税庁という徴税機関に、

鑑定官が設けられ経緯は

酒税が国家予算の30%も占めていた時期があり、

安定した歳入を確保するためには、

ずば抜けて酒税額が大きかった清酒が

計画どおり生産されなければなりませんでした。


そのために、清酒の醸造指導を行なうポストが

鑑定官として国税庁内(当時の税務監督局)に

設けられたのです。

 

現在の清酒の酒税額は約900億円で

国税収入全体の2%程度になっていますから

鑑定官の業務は、ほとんどが国の中小企業対策の一環として

清酒製造業へ技術支援を行なうことに主眼が置かれています。


私も国と県で行なってきた仕事の大半は

清酒の酒質向上と需要振興でした。

しかし、鑑定官の努力にも拘らず

国酒である清酒の需要は

昭和47〜48年の1000万石(180万KL)をピークに

低下の一途を辿り、

平成19年には最盛期の40%である

400万石(72万KL)を下回ってしまいました。


その原因としてはいくつか考えられますが、

私は、最大の原因は一般の方があまりに

清酒のことを知らなすぎることがあるように

思えるのです。



清酒の魅力が日本人に十分理解されていない

ように思えるのです。

私は、退職したこの機会に、

大好きな清酒の応援団をして行こうと思い

このホームページを作成しました。

清酒の知識を広めることで清酒需要の回復を願っています。

http://hw001.gate01.com/tomikosaburo/index.html







2008/5/21  17:32

投稿者:もとこ

若林先生、
コメント感謝です。また酒類総合研究所のウェブサイトについてもお知らせ有難うございました。そうですか・・やっぱり山田錦のお蔵元様が金賞受賞製造場にいやに多いような気がしました。昨年は山田錦が大豊作??って感じだったんでしょうか?よく鑑評会をF1レースになぞらえる方々がおられますが、先生はどんなお考えですか?もし宜しければ、先生のホームページでお答えお聞かせ下さい。よろしくお願い致します〜!!

2008/5/21  15:19

投稿者:若林 三郎
http://hw001.gate01.com/tomikosaburo/

御存知だとは思いますが念のためお知らせします。
昨日から酒類総合研究所のホームページで今年度の鑑評会の結果を公開しています。まだでしたら私のホームページにリンクがありますので見てください。秋田県の成績はまあまあでしたが、酒こまちを使用した酒の入賞が少なかったことが残念です。野本さんと庄司さんの蔵は金賞に入賞していました。柿崎さんのところは銀賞でした。

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