2008/3/26 9:45
678.食の安全・安心と商店街(2) 地域志向型マーケティング(CRM)
昨夜は月例の商店街学会がありまして、会議も有効でしたがアフターの充実ぶりも相変わらずでした。会議ではやはり商店街から生鮮三品の専門店が消えてゆくのは本末転倒、商店街らしい生鮮三品専門店をいかに確保すべきかが議論されました。空き店舗を活用した”初期投資負担の小さな専門店”を実験しているメンバーもいて、それは面白ものでした(商店街学会HPにリンクしてますのでご覧ください。学会⇒濱の市)。
ここで”商店街らしい生鮮品専門店とは何か”これについての”話のキッカケ”を提供してみたいと思います。ちょうど良い記事がありましたので、それを参考に筆者の感想も付け加えてみます。
1.小売業「お宝探せ」(日経新聞 05年1月1日)

まさに生鮮三品は商店街の「お宝」ではないでしょうか。本再生シリーズでは戸越銀座(サンロード)商店街の事例でご紹介しましたが、”購買頻度が高い”この商品は来来街動機として極めて重要でしょう。にも関わらず大型店によって”淘汰”されてるのは何故か、価格競争力が理由しょうか。
上記の事例はなぜか大型小売業です(三越、東急ストア、ヨーカ堂、イオン)が、「鮮度と安心を売る」「生産者情報を開示」に関しては、むしろ”商店街のやり方”を工夫することで特徴を作り出せるのでは・・と思うのですがいかがでしょうか。つまり商店街から生鮮三品専門店が淘汰されるのは価格だけでなく、鮮度を売るとか生産者情報の開示の面でも”工夫不足”だってことです。
しかし”生産者情報開示”に対する大型店の戦略は、ICチップ・サイレントコマース(検索できます)の方向ですから、商店街はFF型で十分な特徴を作り出せると思いますし、かつ投資負担も小さいですから実現性も大きいはずです。前回ご紹介したファーマーズマーケットも一つのアイデアでしょう。
なぜこれが出来ないか、理由はいろいろあるでしょうが、一番重要なのは「個店主義」にあるのではないでしょうか。もちろん「個店」の経営努力を否定するものではありませんが、大型店との競争を前提にすると「商店街としての集積のメリット」を生み出す工夫も不可欠だと思うのです(個店で大型店に対抗できるとは思いません。極一部の高度な専門店なら可能でしょうが)。
なお、「紅豚、全国区を目指す」(=生産者と二人三脚)は大型店にしか出来ない相談かもしれませんが、前回ご紹介した(第2図)の千葉・岩手・和歌山「連合」を想定すれば、まったく論外ではないと考えます。
2.「成功産地6つの法則」(MJ 05年1月1日)

産地も成功条件をいろいろ工夫してます。今回の中国産冷凍食品事例でも明らかなように途上国jとの価格競争は厳しく、一方で「農業の維持」「自給率確保」「安全・安心確保」と言った”並立が難しい諸問題”(ジレンマ、トリレンマ問題含み)に囲まれているわけですから”工夫”も必要でしょう。そこで商店街としては、こうした産地側の工夫にどう協力するか、この視点も重要です。これまの中央卸売り市場」経由で仕入れた商品を「日ごと」に”転売”(生産者は誰かを知る必要なく)すれば良かったのでしょうが、これからは「購買代理業者」(詳細は本再生シリーズで索引してください)として「産地との関係性」も重要な特徴にすべきでです。ある意味では「大根」とか「白菜」とか種類別の仕入れ体制を考えることになるかも知れません(商店街専門生鮮卸が成立可能かも)。
「販売ルート絞る」は産地との長期的関係作りです。上掲資料では大型店らしい関係作りですが、商店街では”売り手・買い手の交流”ではないでしょうか。農業の新たな担い手作りや定年帰農、二地域居住、グリーンツーリズムなどがキイワードです(商店街イベントとかポイント交換もあるでしょう)。「厳格な品質管理」は”信頼関係”が成立すれば可能です。「応援団」(商店街で料理教室、産地の家庭料理を知る・・など)「うんちく」(産地での農作業体験は一番のうんちくかも)も同様です。
商店街と大型店との最大の違いは「取引量」でしょう。大型店は大量取引を前提にて成立してますから、価格競争力はあっても顧客への”個別対応”には限界があります(SS型小売業)。しかし商店街は「量問題」は商店街連携でもある程度の対応以上は難しいでしょうが、一方FF(対面販売)対応で”満足”を提供できるでしょう。FFでも満足を提供できないとしたら、それは工夫不足であって対面販売自体の問題ではありません(スキル不足も)。
つまりこうした産地との連携を工夫し産地の成功条件に貢献し(一番の信頼関係かも)、その中から商店街の「お宝」を発見する(創造する)工夫を継続することが、商店街に生鮮三品を残すことになり、さらに商店街再生への礎石になるってことではないでしょうか。これを「個店」でどこまで可能かは現実をみれば明らかでしょう。
ここで”商店街らしい生鮮品専門店とは何か”これについての”話のキッカケ”を提供してみたいと思います。ちょうど良い記事がありましたので、それを参考に筆者の感想も付け加えてみます。
1.小売業「お宝探せ」(日経新聞 05年1月1日)
まさに生鮮三品は商店街の「お宝」ではないでしょうか。本再生シリーズでは戸越銀座(サンロード)商店街の事例でご紹介しましたが、”購買頻度が高い”この商品は来来街動機として極めて重要でしょう。にも関わらず大型店によって”淘汰”されてるのは何故か、価格競争力が理由しょうか。
上記の事例はなぜか大型小売業です(三越、東急ストア、ヨーカ堂、イオン)が、「鮮度と安心を売る」「生産者情報を開示」に関しては、むしろ”商店街のやり方”を工夫することで特徴を作り出せるのでは・・と思うのですがいかがでしょうか。つまり商店街から生鮮三品専門店が淘汰されるのは価格だけでなく、鮮度を売るとか生産者情報の開示の面でも”工夫不足”だってことです。
しかし”生産者情報開示”に対する大型店の戦略は、ICチップ・サイレントコマース(検索できます)の方向ですから、商店街はFF型で十分な特徴を作り出せると思いますし、かつ投資負担も小さいですから実現性も大きいはずです。前回ご紹介したファーマーズマーケットも一つのアイデアでしょう。
なぜこれが出来ないか、理由はいろいろあるでしょうが、一番重要なのは「個店主義」にあるのではないでしょうか。もちろん「個店」の経営努力を否定するものではありませんが、大型店との競争を前提にすると「商店街としての集積のメリット」を生み出す工夫も不可欠だと思うのです(個店で大型店に対抗できるとは思いません。極一部の高度な専門店なら可能でしょうが)。
なお、「紅豚、全国区を目指す」(=生産者と二人三脚)は大型店にしか出来ない相談かもしれませんが、前回ご紹介した(第2図)の千葉・岩手・和歌山「連合」を想定すれば、まったく論外ではないと考えます。
2.「成功産地6つの法則」(MJ 05年1月1日)
産地も成功条件をいろいろ工夫してます。今回の中国産冷凍食品事例でも明らかなように途上国jとの価格競争は厳しく、一方で「農業の維持」「自給率確保」「安全・安心確保」と言った”並立が難しい諸問題”(ジレンマ、トリレンマ問題含み)に囲まれているわけですから”工夫”も必要でしょう。そこで商店街としては、こうした産地側の工夫にどう協力するか、この視点も重要です。これまの中央卸売り市場」経由で仕入れた商品を「日ごと」に”転売”(生産者は誰かを知る必要なく)すれば良かったのでしょうが、これからは「購買代理業者」(詳細は本再生シリーズで索引してください)として「産地との関係性」も重要な特徴にすべきでです。ある意味では「大根」とか「白菜」とか種類別の仕入れ体制を考えることになるかも知れません(商店街専門生鮮卸が成立可能かも)。
「販売ルート絞る」は産地との長期的関係作りです。上掲資料では大型店らしい関係作りですが、商店街では”売り手・買い手の交流”ではないでしょうか。農業の新たな担い手作りや定年帰農、二地域居住、グリーンツーリズムなどがキイワードです(商店街イベントとかポイント交換もあるでしょう)。「厳格な品質管理」は”信頼関係”が成立すれば可能です。「応援団」(商店街で料理教室、産地の家庭料理を知る・・など)「うんちく」(産地での農作業体験は一番のうんちくかも)も同様です。
商店街と大型店との最大の違いは「取引量」でしょう。大型店は大量取引を前提にて成立してますから、価格競争力はあっても顧客への”個別対応”には限界があります(SS型小売業)。しかし商店街は「量問題」は商店街連携でもある程度の対応以上は難しいでしょうが、一方FF(対面販売)対応で”満足”を提供できるでしょう。FFでも満足を提供できないとしたら、それは工夫不足であって対面販売自体の問題ではありません(スキル不足も)。
つまりこうした産地との連携を工夫し産地の成功条件に貢献し(一番の信頼関係かも)、その中から商店街の「お宝」を発見する(創造する)工夫を継続することが、商店街に生鮮三品を残すことになり、さらに商店街再生への礎石になるってことではないでしょうか。これを「個店」でどこまで可能かは現実をみれば明らかでしょう。
