2008/7/18 9:04
726.リユース食器レンタルーCBの事例研究 地域志向型マーケティング(CRM)
今回は「リユース食器レンタル」と「菜の花エコプロジュエクト」の事例をご紹介します。いずれも「資源循環型社会形成の推進」を背景にした事業を展開している「NPOスペースふう」( http://www.spacefuu.net/ )の事例です。
実際問題として既存の商店街に行って「資源循環型社会形成」に貢献しようなんて言ったところで、商店街の人たちが議論に参加してくれるとは思えませんが(いささか失礼!)、こうしたコミュニティビジネスの起業を”商店街として支援する意気”は感じていただけないかなってことです。これも地域の住人との新しい関係づくりに不可欠だと思います。本再生シリーズでも何度か触れましたが、ソーシャルキャピタルの視点から、マチ社会(ムラ社会ではない)における”つながり”の再生は、こうしたコミュニティ問題の解決を一緒になって”苦労するお仲間意識”が重要だと思うからです。
1.「NPOスペースふう」と食器レンタル事業

発端は山梨県増穂町の女性10人が集まり1999年に始めた事業だったようですから、その気になれば”不可能”な話でもありません。「リユース食器」(繰り返し使える食器)をレンタルして”使い捨て食器の消費を削減”する事業ですから、事業自体は”難しい”もんでもなさそうです。
仕組みは上掲資料です。「スペースふう」の仕事は
@レンタル用の食器を調達し、イベント主催者に貸し出す
A使い終わった食器を洗浄・殺菌・保管して、いつでも間に合うように
B「デポジット」は「お客様」が返し忘れない工夫でしょう。
イベント時の使い捨て食器によるごみの減量化に貢献し、3年間で100万個の食器ゴミを削減し、それに起因する食器を廃棄処分することによる環境破壊を全国のイベントからなくす・・ってことです。レンタル料は調べてみましたら(時期不明)
@カップ・皿など食器 25円/個
Aコーヒウーカップ 13円/個
Bイベント会場の看板(案内板など) 500円/個
などでした。料金表を見るとイベント開催に必要な”物品”は一応そろっているのかなって感じでした。
こうしたレンタル事業を基本にして、07年現在全国4ヵ所に事業展開しているようですが、具体的には”連携”(直営ではない)事業のようです。また、実際の運営は”有償ボランティア”によるそうですから、地域の住人参加も多いのではないでしょうか。
現在は”イベント”(毎日ではない)中心でしょうが、商店街でも総菜や生鮮三品のパックに使用される”トレー”なども、コミュニティの限られた範囲あら、このリユース食器レンタル事業の可能性はあるのではないでしょうか。また家庭内でのイベントである”パーティ”などにも、商店街が参画すれば市場拡大もあるように思いますがいかがでしょうか。
しかし、こうした活動をしているNPOと商店街が連携することで、コミュニティとの新たな関係を作り上げることが可能な気がしますがいかがでしょうか。
2.「菜の花エコプロジェクト」への展開

ここで「菜の花エコプロジェクト」( http://www.nanohana.gr.jp/index.php )の話をしてみたいと思います。これも調べてみましたら、1976年、琵琶湖汚染をきっかけにして始まった”せっけん運動”(家庭内から廃油を回収してせっけんつくり)にさかのぼり、その後第1次オイルショックを契機にしたドイツでの”化石代替エネルギーとしてのナタネ油の燃料化計画”を参考に1998年に誕生。休耕田の有効利用として菜の花を栽培し、景観を楽しみ、花を収穫し搾油を体験し、廃油を回収して環境負荷を下げディーゼル燃料を得る事業。
@ナタネの収穫→搾油→油で料理、学校給食
A油かす→肥料・飼料
B廃油→回収後せっけん、軽油代替燃料(BDF)にリサイクル
の循環システムを構築・運営
現在ほぼ全国にネットワーク展開中だそうです。基本的には地域の個人が数人で”起業”すれば、「本部」の援助で事業は継続できるのだろうと思います。
これも商店街でナタネ”油を売る”話だけでなく、商店街と住人とが連携して「資源循環に貢献する商店街」(こうした手順なら”笑っちゃう”ってことにはならない)を住人に認知してもらい、ナタネの植え付け・花見・搾油などの体験、料理教室、休耕田活用のさまざまな事業を農家との交流機会にして商店街が仲介人となって「マチ人」と「ムラ人」との交流を促進する”入口”にすることも可能でしょう。
今回ご紹介した「スペースふう」は、結局”リユース食器のレンタルと菜の花エコ”事業と言った環境貢献が事業でしたが、こうした「CB」を通して住人との新たな関係(つながり)を築くことが、商店街再生への”本道”じゃないかなってことです。
実際問題として既存の商店街に行って「資源循環型社会形成」に貢献しようなんて言ったところで、商店街の人たちが議論に参加してくれるとは思えませんが(いささか失礼!)、こうしたコミュニティビジネスの起業を”商店街として支援する意気”は感じていただけないかなってことです。これも地域の住人との新しい関係づくりに不可欠だと思います。本再生シリーズでも何度か触れましたが、ソーシャルキャピタルの視点から、マチ社会(ムラ社会ではない)における”つながり”の再生は、こうしたコミュニティ問題の解決を一緒になって”苦労するお仲間意識”が重要だと思うからです。
1.「NPOスペースふう」と食器レンタル事業
発端は山梨県増穂町の女性10人が集まり1999年に始めた事業だったようですから、その気になれば”不可能”な話でもありません。「リユース食器」(繰り返し使える食器)をレンタルして”使い捨て食器の消費を削減”する事業ですから、事業自体は”難しい”もんでもなさそうです。
仕組みは上掲資料です。「スペースふう」の仕事は
@レンタル用の食器を調達し、イベント主催者に貸し出す
A使い終わった食器を洗浄・殺菌・保管して、いつでも間に合うように
B「デポジット」は「お客様」が返し忘れない工夫でしょう。
イベント時の使い捨て食器によるごみの減量化に貢献し、3年間で100万個の食器ゴミを削減し、それに起因する食器を廃棄処分することによる環境破壊を全国のイベントからなくす・・ってことです。レンタル料は調べてみましたら(時期不明)
@カップ・皿など食器 25円/個
Aコーヒウーカップ 13円/個
Bイベント会場の看板(案内板など) 500円/個
などでした。料金表を見るとイベント開催に必要な”物品”は一応そろっているのかなって感じでした。
こうしたレンタル事業を基本にして、07年現在全国4ヵ所に事業展開しているようですが、具体的には”連携”(直営ではない)事業のようです。また、実際の運営は”有償ボランティア”によるそうですから、地域の住人参加も多いのではないでしょうか。
現在は”イベント”(毎日ではない)中心でしょうが、商店街でも総菜や生鮮三品のパックに使用される”トレー”なども、コミュニティの限られた範囲あら、このリユース食器レンタル事業の可能性はあるのではないでしょうか。また家庭内でのイベントである”パーティ”などにも、商店街が参画すれば市場拡大もあるように思いますがいかがでしょうか。
しかし、こうした活動をしているNPOと商店街が連携することで、コミュニティとの新たな関係を作り上げることが可能な気がしますがいかがでしょうか。
2.「菜の花エコプロジェクト」への展開
ここで「菜の花エコプロジェクト」( http://www.nanohana.gr.jp/index.php )の話をしてみたいと思います。これも調べてみましたら、1976年、琵琶湖汚染をきっかけにして始まった”せっけん運動”(家庭内から廃油を回収してせっけんつくり)にさかのぼり、その後第1次オイルショックを契機にしたドイツでの”化石代替エネルギーとしてのナタネ油の燃料化計画”を参考に1998年に誕生。休耕田の有効利用として菜の花を栽培し、景観を楽しみ、花を収穫し搾油を体験し、廃油を回収して環境負荷を下げディーゼル燃料を得る事業。
@ナタネの収穫→搾油→油で料理、学校給食
A油かす→肥料・飼料
B廃油→回収後せっけん、軽油代替燃料(BDF)にリサイクル
の循環システムを構築・運営
現在ほぼ全国にネットワーク展開中だそうです。基本的には地域の個人が数人で”起業”すれば、「本部」の援助で事業は継続できるのだろうと思います。
これも商店街でナタネ”油を売る”話だけでなく、商店街と住人とが連携して「資源循環に貢献する商店街」(こうした手順なら”笑っちゃう”ってことにはならない)を住人に認知してもらい、ナタネの植え付け・花見・搾油などの体験、料理教室、休耕田活用のさまざまな事業を農家との交流機会にして商店街が仲介人となって「マチ人」と「ムラ人」との交流を促進する”入口”にすることも可能でしょう。
今回ご紹介した「スペースふう」は、結局”リユース食器のレンタルと菜の花エコ”事業と言った環境貢献が事業でしたが、こうした「CB」を通して住人との新たな関係(つながり)を築くことが、商店街再生への”本道”じゃないかなってことです。
