2006/10/6 12:17
トリスタンとイゾルデ 映画
Tristan + Isolde (2006) Directed by Kevin Reynolds
"You were right. I don't know if life is greater than death. But love was more than either."
トリスタンとイゾルデ (商品詳細はこちら)
コーンウォールの領主マーク(ルーファス・シーウェル)に息子同然に育てられた
トリスタン(ジェームス・フランコ)は、戦いで瀕死の重傷を負う。死んだと勘違いされ、
水葬で流されたトリスタンは敵国アイルランドへ流れ着く。命を取り留めたトリスタンを助けたのは
アイルランド王の娘、イゾルデ(ソフィア・マイルズ)だった。2人はやがて恋に落ちるが…。
ワグナーのオペラにもなっている恋の悲劇を描いたトリスタンとイゾルデの映画化作品。
友人の試写会のご相伴に預かり、見てきました。なんとなくしか話を知らなかったので、
この機会に中身を知ることができてよかったです。オペラ版では2人の恋は媚薬のためだが、
映画ではトリスタンの傷が癒えるまでのシーンにもスポットをあてており、いけないと知りつつ、
トリスタンとイゾルデが互いに心惹かれてゆく過程が自然に描かれていました。
映画自体はオーソドックスに、恋する2人に焦点を当て、そこを中心に据えたものになっており、
それが却って、下手にひねりを入れたりするよりも、映画の質を高めているように思われる。
主役はシーンによってきれいに(かっこよく)見えたり、見えなかったりといったところがあり、
そこだけが唯一、ちょっと不満だったんだけど、2人の純粋な愛情と静かな情熱は素晴らしく、
そんなに気になるほどではありませんでした。
映画の中で印象的だったのが男女の感覚の違い。イゾルデが迷いなく、トリスタンのためなら、
国も身分も捨てると言い放つのに対し、トリスタンは騎士であり、自らの感情より名誉を重んじ、
王の名に懸けて戦ったのだと答える。マーク王が賢帝であり、尊敬すべき人柄であるために、
よりトリスタンの気持ちのやり場がなくなる。それでも若い2人は溢れる感情を抑えきれなくなり、
流れる感情の渦に身を任せるが…。
この映画では戦闘シーンがスピード感もそのままに、非常に生々しく描かれています。
特にラスト近くの城での攻防は激しく、見ているほうも息苦しさを感じるほどでした。
スイッチひとつで戦争がはじまる時代と違い、敵味方共に傷つき倒れ行く姿が目に見えるのは、
つらくもありますが、自分のやっていることを本当に理解するためには必要なのかもしれません。
痛いシーンも少なからずありますが、ぜひ目をそらさずに見ていただきたいです。
主役よりもマーク王を演じたルーファス・シーウェルが素敵でした。穏やかな笑顔が魅力的で、
悲しいほどに高潔かつ公正な人物でした。もしイゾルデがトリスタンに出会っていなければ、
マーク王と仲睦まじく、幸せに暮らしていけたろうに、運命のいたずらとは皮肉なものですね。
***印象的だった台詞***
"We both know this cannot be, Tristan. We knew it from the start. That
doesn't mean it wasn't true, it is."
(わたしたち二人ともこうはなれないって初めからわかっていたはずよ。だからって、
真実じゃなかったわけじゃない。真実だったわ)
傷が癒えた後、自分と一緒にきてくれといったトリスタンに答えてイゾルデが一言。
二度と逢えないと思えばこそ、抑えることのできた募る慕情も、出逢ってしまえば抑えきれない。
叶わないと思っていた願いが聞き届けられたと、トリスタンに正体を明かしたときのイゾルデの、
"I'm yours!"(わたしはあなたのものよ)と喜びに叫ぶ姿が切なく、痛ましかったです。
そしてそのときのトリスタンの愕然とした表情も…。
"You were right. I don't know if life is greater than death. But love was more than either."
コーンウォールの領主マーク(ルーファス・シーウェル)に息子同然に育てられた
トリスタン(ジェームス・フランコ)は、戦いで瀕死の重傷を負う。死んだと勘違いされ、
水葬で流されたトリスタンは敵国アイルランドへ流れ着く。命を取り留めたトリスタンを助けたのは
アイルランド王の娘、イゾルデ(ソフィア・マイルズ)だった。2人はやがて恋に落ちるが…。
ワグナーのオペラにもなっている恋の悲劇を描いたトリスタンとイゾルデの映画化作品。
友人の試写会のご相伴に預かり、見てきました。なんとなくしか話を知らなかったので、
この機会に中身を知ることができてよかったです。オペラ版では2人の恋は媚薬のためだが、
映画ではトリスタンの傷が癒えるまでのシーンにもスポットをあてており、いけないと知りつつ、
トリスタンとイゾルデが互いに心惹かれてゆく過程が自然に描かれていました。
映画自体はオーソドックスに、恋する2人に焦点を当て、そこを中心に据えたものになっており、
それが却って、下手にひねりを入れたりするよりも、映画の質を高めているように思われる。
主役はシーンによってきれいに(かっこよく)見えたり、見えなかったりといったところがあり、
そこだけが唯一、ちょっと不満だったんだけど、2人の純粋な愛情と静かな情熱は素晴らしく、
そんなに気になるほどではありませんでした。
映画の中で印象的だったのが男女の感覚の違い。イゾルデが迷いなく、トリスタンのためなら、
国も身分も捨てると言い放つのに対し、トリスタンは騎士であり、自らの感情より名誉を重んじ、
王の名に懸けて戦ったのだと答える。マーク王が賢帝であり、尊敬すべき人柄であるために、
よりトリスタンの気持ちのやり場がなくなる。それでも若い2人は溢れる感情を抑えきれなくなり、
流れる感情の渦に身を任せるが…。
この映画では戦闘シーンがスピード感もそのままに、非常に生々しく描かれています。
特にラスト近くの城での攻防は激しく、見ているほうも息苦しさを感じるほどでした。
スイッチひとつで戦争がはじまる時代と違い、敵味方共に傷つき倒れ行く姿が目に見えるのは、
つらくもありますが、自分のやっていることを本当に理解するためには必要なのかもしれません。
痛いシーンも少なからずありますが、ぜひ目をそらさずに見ていただきたいです。
主役よりもマーク王を演じたルーファス・シーウェルが素敵でした。穏やかな笑顔が魅力的で、
悲しいほどに高潔かつ公正な人物でした。もしイゾルデがトリスタンに出会っていなければ、
マーク王と仲睦まじく、幸せに暮らしていけたろうに、運命のいたずらとは皮肉なものですね。
***印象的だった台詞***
"We both know this cannot be, Tristan. We knew it from the start. That
doesn't mean it wasn't true, it is."
(わたしたち二人ともこうはなれないって初めからわかっていたはずよ。だからって、
真実じゃなかったわけじゃない。真実だったわ)
傷が癒えた後、自分と一緒にきてくれといったトリスタンに答えてイゾルデが一言。
二度と逢えないと思えばこそ、抑えることのできた募る慕情も、出逢ってしまえば抑えきれない。
叶わないと思っていた願いが聞き届けられたと、トリスタンに正体を明かしたときのイゾルデの、
"I'm yours!"(わたしはあなたのものよ)と喜びに叫ぶ姿が切なく、痛ましかったです。
そしてそのときのトリスタンの愕然とした表情も…。
2008/5/14 8:33
投稿者:Anne
http://diary.jp.aol.com/sdjdby/
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2008/5/13 18:52
投稿者:りり・か
http://ririkapyon.blog72.fc2.com/
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こんにちは!
>映画の中で印象的だったのが男女の感覚の違い
政略結婚が当たり前の時代。自由に恋が出来ればというどんなにしあわせかという思いがやっぱり女性側にはあったのでしょうね。身分は贈り物ですものね。
トリスタンは時代を生きた騎士ですし、凛々しいお言葉が素敵でした。
マーク王の悲劇、身重の妻を失い、トリスタンを救った代償に片手を失い挙句にトリスタンに裏切られ、でもその後、国を再建し今のあの国があるのかなと思うと物語と言えどもエンドロールまでも鑑賞にふける思いでした。
TBさせていただきました。
>映画の中で印象的だったのが男女の感覚の違い
政略結婚が当たり前の時代。自由に恋が出来ればというどんなにしあわせかという思いがやっぱり女性側にはあったのでしょうね。身分は贈り物ですものね。
トリスタンは時代を生きた騎士ですし、凛々しいお言葉が素敵でした。
マーク王の悲劇、身重の妻を失い、トリスタンを救った代償に片手を失い挙句にトリスタンに裏切られ、でもその後、国を再建し今のあの国があるのかなと思うと物語と言えどもエンドロールまでも鑑賞にふける思いでした。
TBさせていただきました。
2006/10/12 12:43
投稿者:Anne
http://diary.jp.aol.com/sdjdby/
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マークは素敵でしたね〜。あの時代の男性にしては珍しく、あまり独裁的ではないし、
女性にもとてもやさしくて、笑顔がキュートでした。本当にあの2人を許すのは、
どれだけ寛容なんだと思うけど、彼が生き残ったというのが救いでした。
しかしこの昔から続いてきた紛争が、未だにIRAとかにつながっているのかなと思うと、
根の深い問題なんですね。
女性にもとてもやさしくて、笑顔がキュートでした。本当にあの2人を許すのは、
どれだけ寛容なんだと思うけど、彼が生き残ったというのが救いでした。
しかしこの昔から続いてきた紛争が、未だにIRAとかにつながっているのかなと思うと、
根の深い問題なんですね。
2006/10/12 11:20
投稿者:ペンギン
トリスタンとイゾルデ、もうupしてくれたんだね。
ロミオとジュリエットの元になった話と紹介されていて、見終わったらやっぱり悲恋なのかとは思ったけど、愛を貫く姿勢は捨てず、それぞれの生きる道(政略結婚を受け入れようとした王女イゾルデ、王を助けるために戦場に戻ったトリスタン)も貫いたところが、人間としての強さを感じられ、ただの悲恋に終わっていなくてほっとしました。
若いトリスタンもかっこよかったけど、強くて包容力(しかもハンサム)があるマークはまさに好みのタイプです(これってAkazawaさんの嫌いなタイプ?)。
最後に、二人を許してしまうところは、優し過ぎるぞーと叫んでしまいたかったですが…。最初に出会う順番が、トリスタンではなくマークだったらイゾルテはきっと幸せになれただろうなというのが素直な感想でした。
ロミオとジュリエットの元になった話と紹介されていて、見終わったらやっぱり悲恋なのかとは思ったけど、愛を貫く姿勢は捨てず、それぞれの生きる道(政略結婚を受け入れようとした王女イゾルデ、王を助けるために戦場に戻ったトリスタン)も貫いたところが、人間としての強さを感じられ、ただの悲恋に終わっていなくてほっとしました。
若いトリスタンもかっこよかったけど、強くて包容力(しかもハンサム)があるマークはまさに好みのタイプです(これってAkazawaさんの嫌いなタイプ?)。
最後に、二人を許してしまうところは、優し過ぎるぞーと叫んでしまいたかったですが…。最初に出会う順番が、トリスタンではなくマークだったらイゾルテはきっと幸せになれただろうなというのが素直な感想でした。
2006/10/8 9:00
投稿者:Anne
http://diary.jp.aol.com/sdjdby/
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こんにちは。さすが音楽のことは詳しいですね。
やはりドラマチックなストーリーということで、スケートにも使いやすいのでしょうか。
シーズンも始まりますし、この曲にも注目ですね。
やはりドラマチックなストーリーということで、スケートにも使いやすいのでしょうか。
シーズンも始まりますし、この曲にも注目ですね。
2006/10/6 23:17
投稿者:Akazawa
http://hw001.gate01.com/akazawa-s/
http://hw001.gate01.com/akazawa-s/
ワーグナーの曲はフィギュアスケートに使われる事が少ない
のですが、使われるとするとこの「トリスタンとイゾルデ」が
多いようです。
http://homepage3.nifty.com/skatemusic/
http://www.skatemusiclist.com/
のですが、使われるとするとこの「トリスタンとイゾルデ」が
多いようです。
http://homepage3.nifty.com/skatemusic/
http://www.skatemusiclist.com/


その昔から女性は、やはり魂の相手を探していたのでしょうね。それでももしイゾルデが、
王女でなければ、駆け落ちもできたかもしれないけれど、騎士としての誓いの下では、
そうはできないのがつらかったでしょうね。それでも最後にその誓いを果たそうと、
マーク王のもとへ戻る姿が素敵でした。
そしてそのマーク王は、本当につらい事が続いていましたよね。それなのに、
あんなに公平でいい王でいられるなんて、人間のできた人だったんだなと感心します。
実話が元なだけに、りり・かさんのおっしゃる通り、感慨もひとしおでした。
TBありがとうございます。