2008/5/14 11:59
WHITESNAKE 〜Geffen years〜その2 My Favolite
先回、「SLIDE IT IN (U.S.Remix)」にジョン・サイクスのギターで録り直す指示をしたのが、Geffen側からの要求のように書きましたが、どうやら、デヴィッド・カヴァーデルからのキース・オールセンのRemixを受ける交換条件だったようです。
確かにジョン・サイクスでの録り直しがGeffenからの要請であったのなら、ニール・マレーはともかく、ジョンのパートは完全に録り直してから発売したでしょうから。
サーペンスアルバスの前にちょっと寄り道します。
誤解を恐れず書いてしまえば、
アメリカンロック・・・・ヴォーカルが中心
ブリティシュロック・・・・ギターが中心
に区別されるでしょうか?
そんな中、この白蛇は、ヴォーカル中心のHRで全英を制覇しました。これは、非常に特筆される事だと思います。
デヴィッド・カヴァーデルが目標を全米に置いた時、彼の中では「英国のフォーマット(ブリティッシュロック)で全米を制覇する」という野望があったんじゃないかと思います。
白蛇はブリティシュ・ロックにおいては異質の存在。
これをブリティシュ・ロックのフォーマットにする為には、どうしても必要なのが、“スーパー・ギタリスト”の存在です。
元々「白蛇にはスーパーギタリストはいらない」と公言していたデヴィ。
“ブリティシュ・ハードロックで全米を制覇する”という野望の為は、自分のポリシーなど二の次。ギタリストを探し始めます。
デヴィのギタリスト探しは、ちょうど「SAINTS & SINNERS」発表前ぐらいからです。
発端は、当時MSGに在籍していたコージー・パウエルより「一緒にMSGでやらないか?」との誘いを受けてからだと思います。
(今でもそうですが)人事関係に無頓着なマイケル・シェンカーの代わりにMSGはコージーが事実上の運営をしていました。
しかし、デヴィは断ります。そして逆の提案をします。「コージーとマイケルが俺の所に来るのはどうだ」
結果として実りませんでしたが、MSGを脱退したコージーが白蛇に加入したのは、コレが縁でした。
その後デヴィは、
ジミー・ペイジ
ジェフ・ベック
ゲイリー・ムーア
と声をかけます。しかし、彼らと新グループやプロジェクト結成ではなく、“白蛇への加入”を要求した為、残念ながら実現しませんでした。
白蛇のギタリスト候補は“英国人(欧州人)である事”。やはり英国の誇りがデヴィにはあるのでしょう。
「WHITESNAKE」発売後の新加入したギタリストがヴィヴィアンとエイドリアンだった事から見ても、このポリシーは不変だったと思います。
そんな候補の中で、、、、唯一のアメリカ人がいます。
デイヴ・メニケッティ
Y&Tのヴォーカル兼ギタリストです。
彼に白羽の矢がたったのは、Y&Tが正式にGeffenに移籍する前になります。
白蛇、Y&TのA&Rは共にジョン・カロドナー。
デヴィにデイヴを紹介したのは、彼ではないかと思います。
デヴィもカロドナーの言いなりになった訳でもないでしょうから、やはり実際に“音”を聴いて判断したのでしょう。
しかし、デイヴも自分のキャリアを優先したい為、実現できませんでした。
結果として、ジョン・サイクスが加入するのですが、この経緯が良く判りません。
ひょっとして、ゲイリー・ムーアに断られて、、、、じゃあその弟子を、、、、、(なんて事ないですよね)
でも、、、、サイクスをクビにしたので、同じく弟子のヴィヴィアンに声を掛けて、、、、(拡がる妄想)
雑誌によると高額ギャラを提示してまで、参加要請をしたそうです。
その為に「SLIDE IT IN」のRemixにおいて、ジョン・サイクスで録り直しを要求したのでしょう。
しかし「WHITESNAKE」のレコーディング中にサイクスがフィル・ライノットと接触をした事をしったデヴィが激怒。発売前に解雇という形となります。(このケース、デヴィ周りで最近もあったような、、、、、)
さて、次はいよいよ白蛇の紋章〜サーペンス・アルバスです。
