2007/4/12 1:10
ハチミツとクローバー 映画
ここのところずっと忙しかったのだが、落ち着いたら絶対に観よう!と思って楽しみにしていた映画である。
ようやくDVDで観ることができた。
私はこの作品はアニメでしか知らないので、原作と比較すると映画がどういう仕上がりだったのかは分からない。
ただ、アニメと比較して観てみると、かなり変えてきたな。と。
原作(アニメ)に登場するたくさんの名場面(山田をおんぶする真山とか、みんなで海に行く話とか、醤油で絵を描く森田とか)を、2時間で詰めるのは相当苦労したのだろう。
原作の雰囲気をできるだけ壊さないように脚本が考えられたのもよくわかる。
が、しかし竹本の名前を忘れる森田や、山田と微妙に知り合いの真山はどうよ!?
竹本より背の低い真山は一体全体どうなのよ!!??
この映画のテーマは『片思い』なのだろうが、そこに美大という特殊な環境が絡んでくるのがこの作品の本来のおもしろさなのに、全然活かしきれていなかったと思う。
特に真山と山田。真山の制作シーン(バイトも含む)なんて皆無に等しかったし、山田もあんな格好で陶芸は出来ないと思う。
首から下げているデジカメも、いかにも今時の美大生を演じているっぽくて逆に空々しかった。
ただ、竹本たちが住んでいるボロアパートがかなりアートな感じになっていて、そこはおもしろかった。あと、花本先生のアパート(一軒家?)もよかった。あの2階のアトリエはいったいどうなっているのだろうか?畳にアクリル飛び散って大丈夫なのか?
キャラ語り
・竹本:櫻井くんの演技は良かったと思う。メインキャラの中で一番イメージ通りだった。
・はぐちゃん:かわいい!はぐちゃんを蒼井優が演じると聞いたときは「やるなぁ!」と思ったほどピッタリ。てゆーか、日本中にはぐちゃんやれるのは彼女しかいないだろう。
・真山:ただのストーカー。おまけに小さい。暗い。冷たい。もう、全然イメージがちがった。外見(てゆーか前髪)だけで選んだキャストじゃないだろうな。
・山田:スラッとしてて髪がきれいで外見はイイ線いってると思う。ただ、妙に今時の女の子っぽくなっているのが残念だった。あの山田独特のホワっとした感じがもっと欲しかった。真山をいつもガン見しているのはとてもよかった。
・森田:かっこよすぎ。もっと子供っぽくて飄々として欲しかった。てゆーかこの森田がお花見にスポットライトの下でリサイタルをやれるわけがない。
・花本先生:なんだかいっつもにやけてて気持ち悪い。もっと優しそうで苦労性な人がよかった。あの「はぐ〜vv」ってなる設定もなくなっていたし。
ようやくDVDで観ることができた。
私はこの作品はアニメでしか知らないので、原作と比較すると映画がどういう仕上がりだったのかは分からない。
ただ、アニメと比較して観てみると、かなり変えてきたな。と。
原作(アニメ)に登場するたくさんの名場面(山田をおんぶする真山とか、みんなで海に行く話とか、醤油で絵を描く森田とか)を、2時間で詰めるのは相当苦労したのだろう。
原作の雰囲気をできるだけ壊さないように脚本が考えられたのもよくわかる。
が、しかし竹本の名前を忘れる森田や、山田と微妙に知り合いの真山はどうよ!?
竹本より背の低い真山は一体全体どうなのよ!!??
この映画のテーマは『片思い』なのだろうが、そこに美大という特殊な環境が絡んでくるのがこの作品の本来のおもしろさなのに、全然活かしきれていなかったと思う。
特に真山と山田。真山の制作シーン(バイトも含む)なんて皆無に等しかったし、山田もあんな格好で陶芸は出来ないと思う。
首から下げているデジカメも、いかにも今時の美大生を演じているっぽくて逆に空々しかった。
ただ、竹本たちが住んでいるボロアパートがかなりアートな感じになっていて、そこはおもしろかった。あと、花本先生のアパート(一軒家?)もよかった。あの2階のアトリエはいったいどうなっているのだろうか?畳にアクリル飛び散って大丈夫なのか?
キャラ語り
・竹本:櫻井くんの演技は良かったと思う。メインキャラの中で一番イメージ通りだった。
・はぐちゃん:かわいい!はぐちゃんを蒼井優が演じると聞いたときは「やるなぁ!」と思ったほどピッタリ。てゆーか、日本中にはぐちゃんやれるのは彼女しかいないだろう。
・真山:ただのストーカー。おまけに小さい。暗い。冷たい。もう、全然イメージがちがった。外見(てゆーか前髪)だけで選んだキャストじゃないだろうな。
・山田:スラッとしてて髪がきれいで外見はイイ線いってると思う。ただ、妙に今時の女の子っぽくなっているのが残念だった。あの山田独特のホワっとした感じがもっと欲しかった。真山をいつもガン見しているのはとてもよかった。
・森田:かっこよすぎ。もっと子供っぽくて飄々として欲しかった。てゆーかこの森田がお花見にスポットライトの下でリサイタルをやれるわけがない。
・花本先生:なんだかいっつもにやけてて気持ち悪い。もっと優しそうで苦労性な人がよかった。あの「はぐ〜vv」ってなる設定もなくなっていたし。
2007/3/19 2:26
蒼き狼 地果て海尽きるまで 映画
もうこの映画の製作発表を知ったときから胃が痛むほど心配していた作品である。
角川映画でオール・モンゴルロケで反町くんがチンギス・ハーン!?
しかも公開スクリーンは史上最多ぁ!?
乗るか反るかの大バクチ的要素が120%である。
案の定公開直後の甚だかんばしくない評判を聞きながら
痛む胃を抑えつつ半ばあきらめモードで観に行った。
結果としてはそれほど悪くはなかった・・・かな?
前述しておくが私は反町隆史の大大大ファンである。ファン暦10年を越えている。
なので評価はかなりオブラートに包まれるモノと思って欲しい。
ましてや反町くんを否定することなど地果て海尽きてもありえない。
まず、物語はやはり前評判通り時間が短すぎた。
特にジュチが産まれてからの父子の葛藤が物足りない。
もっと『華麗なる一族』くらいの激しい憎愛関係を見せてくれれば最後のシーンでさらに感動できただろう。
また、テムジンが毒矢に襲われ一旦ボロボロになって退却してから、軍を復活させ再度攻めるまでが描かれてなさ過ぎ。
いったいどうやっていきなり形勢逆転までもってこれたんだ?
てゆーか、そもそもこれだけの軍がどこに残っていたのか?
いくら『天と地と』みたいな合戦シーンが撮りたかったからって、こういう場面もきちんと作って欲しかった。
さらに言うなら合戦のシーン多すぎ。しかも撮り方イマイチ迫力なかったし。
あれではフルCGだった『ロード・オブ・ザ・リング』のほうがまだ見応えあった気がする。
キャラ(役者)語り
・若村麻由美:上手だった。が、みんながそう騒ぐほど取り立ててすごい演技とも思えなかったが。彼女はもっと上手な俳優さんだと思う。
・保阪尚希:すごくかっこよかった。彼のようなちょっと不良っぽい部族の頭の方が、真面目で優しいチンギス・ハーンより実は個人的に好みである。
・ジャムカ:想像通りの役柄だったが、最後の「絞め殺してくれ」はないと思う。テムジンがかわいそうだろ。
・ケクチュ:シャーマンの教祖らしいがあの10分のために津川雅彦をモンゴルまで来させたのか・・・。恐るべし角川春樹。
・松方弘樹:殺され方が時代劇の悪代官そのままだった。
・クラン:何故わざわざオーディションまでして新人の彼女を抜擢したのかわからない。こんな大事な役どころなのに日本語カタコトでセリフがしどろもどろ。でもすごい美人で目力はあったと思う。
・菊川怜:ロボットみたい。てゆーか、そもそもお前が早く逃げてればこんなめんどくさい自体にならなかったんだよ。
・ジュチ:話題の松山ケンイチ君。彼がアカデミー賞新人賞を受賞する前に目を付けていたとは恐るべし角川春樹・・・。出番少ないのが残念。でもラストの死ぬシーンでは思わず涙。
・テムジン(反町隆史):かっこよかった!!ちょっと織田信長だけどいい!!だってテムジンは蒼き狼の子だもん。信長オッケー!!ジュチとの最後の場面「こんなものを・・・」とあの指輪をジュチの手から見つけた時の彼のセリフは絶品。ただ、その後の号泣シーンではあまりの歯の白さが気になって気になって・・(笑)
草原のハーンとなったテムジンの戴冠式の場面。思ったよりイマイチだった。エキストラの数はすごいけど役者一人ひとりの演技がパッとしない。なんか無感動って感じがした。
最大の見せ場なのにと思ったが、でも反町隆史の大地に向かって叫ぶ声がふるえていて、あのテムジンが感極まっているんだなとちょっと見直した。
角川映画でオール・モンゴルロケで反町くんがチンギス・ハーン!?
しかも公開スクリーンは史上最多ぁ!?
乗るか反るかの大バクチ的要素が120%である。
案の定公開直後の甚だかんばしくない評判を聞きながら
痛む胃を抑えつつ半ばあきらめモードで観に行った。
結果としてはそれほど悪くはなかった・・・かな?
前述しておくが私は反町隆史の大大大ファンである。ファン暦10年を越えている。
なので評価はかなりオブラートに包まれるモノと思って欲しい。
ましてや反町くんを否定することなど地果て海尽きてもありえない。
まず、物語はやはり前評判通り時間が短すぎた。
特にジュチが産まれてからの父子の葛藤が物足りない。
もっと『華麗なる一族』くらいの激しい憎愛関係を見せてくれれば最後のシーンでさらに感動できただろう。
また、テムジンが毒矢に襲われ一旦ボロボロになって退却してから、軍を復活させ再度攻めるまでが描かれてなさ過ぎ。
いったいどうやっていきなり形勢逆転までもってこれたんだ?
てゆーか、そもそもこれだけの軍がどこに残っていたのか?
いくら『天と地と』みたいな合戦シーンが撮りたかったからって、こういう場面もきちんと作って欲しかった。
さらに言うなら合戦のシーン多すぎ。しかも撮り方イマイチ迫力なかったし。
あれではフルCGだった『ロード・オブ・ザ・リング』のほうがまだ見応えあった気がする。
キャラ(役者)語り
・若村麻由美:上手だった。が、みんながそう騒ぐほど取り立ててすごい演技とも思えなかったが。彼女はもっと上手な俳優さんだと思う。
・保阪尚希:すごくかっこよかった。彼のようなちょっと不良っぽい部族の頭の方が、真面目で優しいチンギス・ハーンより実は個人的に好みである。
・ジャムカ:想像通りの役柄だったが、最後の「絞め殺してくれ」はないと思う。テムジンがかわいそうだろ。
・ケクチュ:シャーマンの教祖らしいがあの10分のために津川雅彦をモンゴルまで来させたのか・・・。恐るべし角川春樹。
・松方弘樹:殺され方が時代劇の悪代官そのままだった。
・クラン:何故わざわざオーディションまでして新人の彼女を抜擢したのかわからない。こんな大事な役どころなのに日本語カタコトでセリフがしどろもどろ。でもすごい美人で目力はあったと思う。
・菊川怜:ロボットみたい。てゆーか、そもそもお前が早く逃げてればこんなめんどくさい自体にならなかったんだよ。
・ジュチ:話題の松山ケンイチ君。彼がアカデミー賞新人賞を受賞する前に目を付けていたとは恐るべし角川春樹・・・。出番少ないのが残念。でもラストの死ぬシーンでは思わず涙。
・テムジン(反町隆史):かっこよかった!!ちょっと織田信長だけどいい!!だってテムジンは蒼き狼の子だもん。信長オッケー!!ジュチとの最後の場面「こんなものを・・・」とあの指輪をジュチの手から見つけた時の彼のセリフは絶品。ただ、その後の号泣シーンではあまりの歯の白さが気になって気になって・・(笑)
草原のハーンとなったテムジンの戴冠式の場面。思ったよりイマイチだった。エキストラの数はすごいけど役者一人ひとりの演技がパッとしない。なんか無感動って感じがした。
最大の見せ場なのにと思ったが、でも反町隆史の大地に向かって叫ぶ声がふるえていて、あのテムジンが感極まっているんだなとちょっと見直した。
2007/3/9 4:08
ワンピース エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち 映画
毎年観ている劇場版ワンピース。今年も忙しい間をぬって観に行ってきた。
で、感想はというと
お金足りなかったのかな・・?
だいたいなんで今更アラバスタ編なのだ?
この映画の企画を初めて知った時には驚きもしたが、反面もしかして映画版ならではの切り口で描かれるのかも。だったらあの名作アラバスタ編を、スクリーン上で迫力満点な美しい画像で楽しむのもいいかもしれない、と思った。
ところがフタを開けてみれば、改めて映画にする必然性ゼロの内容だった。
オリジナルのシーンが多少は加えられてはいたが、ロビンの泣く場面意外は入れる必要がないものばかり。
また、2年以上にわたる長さだった物語を1時間半にまとめるために名シーンが多々削られてしまっていた。まぁこれは百歩譲ってしょうがないとしても、下手に設定変えるのはどうかと思う。
一番納得いかなかったのは、カルガモ部隊に乗って麦わら海賊団がビビの身代わりになるべく突進してくるシーン。あそこは個人的にすごく気に入っていたので、いきなりカニに乗ったまま激突された時はさすがに頭にきた。なんでこの場面変える必要があるんだよ!!??
さて、文句ばかりいってもしょうがないので1つ良かったことを。
ビビがお城のてっぺんから落とされて、ペルに乗ったルフィが助けに来る場面。絵がきれいでアニメの時より迫力があった。3D処理のおかげか空撮の感じがよく表現できていたと思う。
また砲撃手を倒すためにビビを時計台の上まで登らせるシーン。少しセリフが削られてはいたが、アニメのようなひっぱり過ぎよりスピード感があって良かったと思う。本当にビビが30秒くらいでてっぺんまで登っていくのでとてもリアルだった。
この映画の主人公をまとめると
1位:ビビ
2位:ルフィ
3位:ペル(EDも含めて今回はビビとペルの恋物語かよ?!という場面が多々あった)
4位:クロコダイルとコブラ
5位:アラバスタ国民
その他:麦わら海賊団
て感じだった。
何より影の主役イガラムさんが削られていたのが何よりショックだった。
で、感想はというと
お金足りなかったのかな・・?
だいたいなんで今更アラバスタ編なのだ?
この映画の企画を初めて知った時には驚きもしたが、反面もしかして映画版ならではの切り口で描かれるのかも。だったらあの名作アラバスタ編を、スクリーン上で迫力満点な美しい画像で楽しむのもいいかもしれない、と思った。
ところがフタを開けてみれば、改めて映画にする必然性ゼロの内容だった。
オリジナルのシーンが多少は加えられてはいたが、ロビンの泣く場面意外は入れる必要がないものばかり。
また、2年以上にわたる長さだった物語を1時間半にまとめるために名シーンが多々削られてしまっていた。まぁこれは百歩譲ってしょうがないとしても、下手に設定変えるのはどうかと思う。
一番納得いかなかったのは、カルガモ部隊に乗って麦わら海賊団がビビの身代わりになるべく突進してくるシーン。あそこは個人的にすごく気に入っていたので、いきなりカニに乗ったまま激突された時はさすがに頭にきた。なんでこの場面変える必要があるんだよ!!??
さて、文句ばかりいってもしょうがないので1つ良かったことを。
ビビがお城のてっぺんから落とされて、ペルに乗ったルフィが助けに来る場面。絵がきれいでアニメの時より迫力があった。3D処理のおかげか空撮の感じがよく表現できていたと思う。
また砲撃手を倒すためにビビを時計台の上まで登らせるシーン。少しセリフが削られてはいたが、アニメのようなひっぱり過ぎよりスピード感があって良かったと思う。本当にビビが30秒くらいでてっぺんまで登っていくのでとてもリアルだった。
この映画の主人公をまとめると
1位:ビビ
2位:ルフィ
3位:ペル(EDも含めて今回はビビとペルの恋物語かよ?!という場面が多々あった)
4位:クロコダイルとコブラ
5位:アラバスタ国民
その他:麦わら海賊団
て感じだった。
何より影の主役イガラムさんが削られていたのが何よりショックだった。
2007/2/1 2:45
マリー・アントワネット 映画
女性1000円デーに行ったのがまずかったのか、劇場内は2人除いてすべて女性だった。
おそるべしマリー・アントワネット。
人から聞いた話だが、『冬ソナ』にハマッた世代は幼き頃『ベルバラ』に夢中だった世代と重なるそうだ。激情型ストーリーにハマりやすいタイプの方々とみた。
彼女たちがこの作品の水曜稼働率を上げているといっても過言ではないだろう。
作品自体の感想はというと、非常に面白かった。
フランスでは賛否両論あったらしいが私はイイと思う。
マリー・アントワネットという人を、わがままなバカ女ではなく、かといって『ベルバラ』に出てくるようなかわいくて誇り高い女性でもなく、まったくの新しい解釈で表現していた。
この作品の彼女は、フランス王太子姫という立場を理解し、本当のところでは一切希望が叶わず、孤独で普通の10代の女性だった。
そのなんとも淋しい内面を主演のキルスティン・ダンストはとてもよく演じていたと思う。
特に待望の赤ちゃんが産まれ、ようやく孤独を癒す存在を手に入れたと思った直後、乳母に赤ちゃんを奪われてしまう場面。
グッとひたすら我慢する彼女。
それしか方法がないのだと知っているうえでの、可哀想な聞き分けの良さ。孤独。
この作品での彼女は、わがままどころかひたすら自分の役割を果たそうと健気に生きていた。
天性の明るさと前向きな性格でベルサイユと戦っていたのだ。
作品に流れるポップな音楽がまたいい。よく合っている。
ケーキ、マカロン、シャンパン、バラの花。
美しいベルサイユ宮殿や女性達の華麗なドレス。
これだけでも観る価値は十分だろう。特に女性にとっては。
ただ、フェルゼンはいまいちだった。
『ベルバラ』ファンの私としてはキアヌ・リーブスくらいにやって頂かないと。
おそるべしマリー・アントワネット。
人から聞いた話だが、『冬ソナ』にハマッた世代は幼き頃『ベルバラ』に夢中だった世代と重なるそうだ。激情型ストーリーにハマりやすいタイプの方々とみた。
彼女たちがこの作品の水曜稼働率を上げているといっても過言ではないだろう。
作品自体の感想はというと、非常に面白かった。
フランスでは賛否両論あったらしいが私はイイと思う。
マリー・アントワネットという人を、わがままなバカ女ではなく、かといって『ベルバラ』に出てくるようなかわいくて誇り高い女性でもなく、まったくの新しい解釈で表現していた。
この作品の彼女は、フランス王太子姫という立場を理解し、本当のところでは一切希望が叶わず、孤独で普通の10代の女性だった。
そのなんとも淋しい内面を主演のキルスティン・ダンストはとてもよく演じていたと思う。
特に待望の赤ちゃんが産まれ、ようやく孤独を癒す存在を手に入れたと思った直後、乳母に赤ちゃんを奪われてしまう場面。
グッとひたすら我慢する彼女。
それしか方法がないのだと知っているうえでの、可哀想な聞き分けの良さ。孤独。
この作品での彼女は、わがままどころかひたすら自分の役割を果たそうと健気に生きていた。
天性の明るさと前向きな性格でベルサイユと戦っていたのだ。
作品に流れるポップな音楽がまたいい。よく合っている。
ケーキ、マカロン、シャンパン、バラの花。
美しいベルサイユ宮殿や女性達の華麗なドレス。
これだけでも観る価値は十分だろう。特に女性にとっては。
ただ、フェルゼンはいまいちだった。
『ベルバラ』ファンの私としてはキアヌ・リーブスくらいにやって頂かないと。
2007/1/25 2:27
ディパーテッド 映画
記念すべき2007年一発目の映画は『ディパーテッド』にしようと決めていた。
私の敬愛する『インファナル・アフェア』のハリウッド版。
史上最高の金額でリメイク権が売買されたことでも有名である。
主演レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン。
共演ジャック・ニコルソン、マーク・ウォルバーグ。
マーティン・スコセッシ監督作品、製作はブラッド・ピットが手掛けた。
この豪華さはまさにハリウッド版『華麗なる一族』である。
ところが、『インファナル・アフェア』を愛している人は期待しない方がいいという前評判通りの出来だった。
一言で言うならば美しさがない。
『インファナル・アフェア』などの香港ノワール映画には、銃撃シーンに独特の美学が存在する。
しかしこの作品はただドンパチ撃ちあうだけの悲惨な場面ばかりである。
妙にグロテスクでR指定までされてしまった。
次に、主役2人の駆け引きが甘い!あの2人の手を組むまでのやりとりがほとんど描かれていないので、突然取引現場でジャック・ニコルソンが殺されてしまっている。
てゆーか、なぜモールス信号の設定をなくしたのか!?
そもそもメールだと危険という理由からモールス信号だったのに。ラストの取引現場へ向かうディカプリオは、なんとジャック・ニコルソンの後部席でメールしている。あれはいくらなんでも大胆すぎだろう。
この場面、オリジナルでは、アンディ・ラウがモールス信号の謎に気づき必死に覚えたからこそ、後にトニー・レオンと携帯でやりとり出来るというなんともカッコイイシーンだ。
それが『死人の携帯使ったな』では・・・美学がない。
そしてジャック・ニコルソン、怪演やりすぎ。
セリフ、登場場面共に多すぎだ。おかげで間延びしてしまって映画全体のテンポが悪くなっている。
この作品はそもそも潜入という裏の顔をもった2人の男の物語であるはずなのに、ジャック・ニコルソンが引っぱりすぎたせいで「マフィアのボス・コステロに振り回された男たち」というストーリーに変わってしまった。
またそのせいか、主役2人が潜入として生きる辛さや悲しさを表現しきれていない。特に、マット・デイモン。
オリジナルのアンディはとにかく「正義になりたい。」という希望があって、生きるために必死でもがいていた。
ところが今回の彼の場合はニコルソンがFBIの情報屋で、彼自身のことをFBIに密告した(と思い込んだ)ためニコルソンを殺している。これでは彼はただの悪人であるどころか、結局何になりたかったのかもはっきりしない。
本当はマフィアに戻りたかったのか。警察の中で出世するだけが目標なのか。
「正義でありたい」という願いとそれに矛盾する行為こそが、無間道へと墜ちて往く理由であるはずなのに。
マッド・デイモンといえば、最後で突如出てきたマーク・ウォルバーグに殺されてしまった。
生き残ったからこそ無間道というラストはどこへ消えたのだろうか。
結局ハリウッドの描いた『ディパーテッド』とはアイルランド系マフィアと州警察の熾烈で残酷な抗争を描いただけの、ただのマフィア映画である。
どうでもいいが、今年のアカデミー賞、マーク・ウォルバーグが助演男優勝にノミネートされたらしい。なぜ!?あんなほとんど出番のないオリジナルキャラ。しかも演技はそんなによかったか!?
私の敬愛する『インファナル・アフェア』のハリウッド版。
史上最高の金額でリメイク権が売買されたことでも有名である。
主演レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン。
共演ジャック・ニコルソン、マーク・ウォルバーグ。
マーティン・スコセッシ監督作品、製作はブラッド・ピットが手掛けた。
この豪華さはまさにハリウッド版『華麗なる一族』である。
ところが、『インファナル・アフェア』を愛している人は期待しない方がいいという前評判通りの出来だった。
一言で言うならば美しさがない。
『インファナル・アフェア』などの香港ノワール映画には、銃撃シーンに独特の美学が存在する。
しかしこの作品はただドンパチ撃ちあうだけの悲惨な場面ばかりである。
妙にグロテスクでR指定までされてしまった。
次に、主役2人の駆け引きが甘い!あの2人の手を組むまでのやりとりがほとんど描かれていないので、突然取引現場でジャック・ニコルソンが殺されてしまっている。
てゆーか、なぜモールス信号の設定をなくしたのか!?
そもそもメールだと危険という理由からモールス信号だったのに。ラストの取引現場へ向かうディカプリオは、なんとジャック・ニコルソンの後部席でメールしている。あれはいくらなんでも大胆すぎだろう。
この場面、オリジナルでは、アンディ・ラウがモールス信号の謎に気づき必死に覚えたからこそ、後にトニー・レオンと携帯でやりとり出来るというなんともカッコイイシーンだ。
それが『死人の携帯使ったな』では・・・美学がない。
そしてジャック・ニコルソン、怪演やりすぎ。
セリフ、登場場面共に多すぎだ。おかげで間延びしてしまって映画全体のテンポが悪くなっている。
この作品はそもそも潜入という裏の顔をもった2人の男の物語であるはずなのに、ジャック・ニコルソンが引っぱりすぎたせいで「マフィアのボス・コステロに振り回された男たち」というストーリーに変わってしまった。
またそのせいか、主役2人が潜入として生きる辛さや悲しさを表現しきれていない。特に、マット・デイモン。
オリジナルのアンディはとにかく「正義になりたい。」という希望があって、生きるために必死でもがいていた。
ところが今回の彼の場合はニコルソンがFBIの情報屋で、彼自身のことをFBIに密告した(と思い込んだ)ためニコルソンを殺している。これでは彼はただの悪人であるどころか、結局何になりたかったのかもはっきりしない。
本当はマフィアに戻りたかったのか。警察の中で出世するだけが目標なのか。
「正義でありたい」という願いとそれに矛盾する行為こそが、無間道へと墜ちて往く理由であるはずなのに。
マッド・デイモンといえば、最後で突如出てきたマーク・ウォルバーグに殺されてしまった。
生き残ったからこそ無間道というラストはどこへ消えたのだろうか。
結局ハリウッドの描いた『ディパーテッド』とはアイルランド系マフィアと州警察の熾烈で残酷な抗争を描いただけの、ただのマフィア映画である。
どうでもいいが、今年のアカデミー賞、マーク・ウォルバーグが助演男優勝にノミネートされたらしい。なぜ!?あんなほとんど出番のないオリジナルキャラ。しかも演技はそんなによかったか!?
2007/1/10 2:09
2006年映画ベスト5 映画
2006年は劇場でもDVDでも映画を観る機会が少なく、かなり心残りな年だった。
しかもまた更新が途切れがちになるしまつ。
今年こそはもっとまめに感想を書きたい。そして映画もたくさん観たいと思う。
というわけで恒例の2006年劇場鑑賞映画総括とベスト5。
まず劇場鑑賞した作品
「ディック&ジェーン復讐は最高!」「THE 有頂天ホテル」
「ナルニア国物語〜第1章ライオンと魔女〜」
「フライトプラン」「ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵」
「ウォレスとグルミット〜野菜畑で大ピンチ〜」
「名探偵コナン〜探偵たちの鎮魂歌〜」「間宮兄弟」
「ダ・ヴィンチコード」「トリック劇場版2」
「インサイドマン」「嫌われ松子の一生」
「MIV」「カサノバ」
「パイレーツ・オブ・カリビアン2〜デッドマンズ・チェスト」
「イルマーレ」「プラダを着た悪魔」
「劇場版BLEACH〜MEMORIES OF NOBODY」
合計18本
ベスト5
第5位:ウォレスとグルミット〜野菜畑で大ピンチ
長年愛してきたシリーズである。何より劇場で彼らに会えて嬉しかった。
第4位:カサノバ
ドリフを彷彿とさせる衝撃のおもしろさ。とにかく爆笑した。
第3位:名探偵コナン〜探偵たちの鎮魂歌
10周年記念の豪華版。平次やキッドの活躍とストーリーが面白かった。もう1度観たい。
第2位:MIV
やはりスパイなトム様は最高にかっこいい。
第1位:パイレーツ・オブ・カリビアン2〜デッドマンズ・チェスト
ダントツ。今年劇場に2回観に行ったのはこの作品だけ。勿論DVDも購入済み。
前作に比べるとどうしてもインパクトは弱かったがそれでもこの映画は特別だ。
しかもまた更新が途切れがちになるしまつ。
今年こそはもっとまめに感想を書きたい。そして映画もたくさん観たいと思う。
というわけで恒例の2006年劇場鑑賞映画総括とベスト5。
まず劇場鑑賞した作品
「ディック&ジェーン復讐は最高!」「THE 有頂天ホテル」
「ナルニア国物語〜第1章ライオンと魔女〜」
「フライトプラン」「ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵」
「ウォレスとグルミット〜野菜畑で大ピンチ〜」
「名探偵コナン〜探偵たちの鎮魂歌〜」「間宮兄弟」
「ダ・ヴィンチコード」「トリック劇場版2」
「インサイドマン」「嫌われ松子の一生」
「MIV」「カサノバ」
「パイレーツ・オブ・カリビアン2〜デッドマンズ・チェスト」
「イルマーレ」「プラダを着た悪魔」
「劇場版BLEACH〜MEMORIES OF NOBODY」
合計18本
ベスト5
第5位:ウォレスとグルミット〜野菜畑で大ピンチ
長年愛してきたシリーズである。何より劇場で彼らに会えて嬉しかった。
第4位:カサノバ
ドリフを彷彿とさせる衝撃のおもしろさ。とにかく爆笑した。
第3位:名探偵コナン〜探偵たちの鎮魂歌
10周年記念の豪華版。平次やキッドの活躍とストーリーが面白かった。もう1度観たい。
第2位:MIV
やはりスパイなトム様は最高にかっこいい。
第1位:パイレーツ・オブ・カリビアン2〜デッドマンズ・チェスト
ダントツ。今年劇場に2回観に行ったのはこの作品だけ。勿論DVDも購入済み。
前作に比べるとどうしてもインパクトは弱かったがそれでもこの映画は特別だ。
2006/12/18 16:50
劇場版 鋼の錬金術師シャンバラを征く者 映画
前回のアニメシリーズの感想と重複するが、私はこの作品が好きではない。なら映画まで観るなよということになるが、今回はついにアニメから続くオリジナルストーリーの完結編である。せっかくなのでCS放送時に初めて全部観た。
で、観終わった感想を一言で言うならば「え?これで終わり!?」である。
まず、不必要に暗い!エドが住んでいる『あちら側』がナチス結党時のドイツと絡んでいることから、人種差別、迫害、貧困、戦争など、子供向けとは思えない世界観である。
もともとこの作品は不幸な運命を背負った二人の少年が錬金術を駆使して困難に立ち向かい道を切り開いてゆく、いわばファンタジーの王道のような物語である。確かに原作やアニメ版にもグロテスクな場面が何かと出てきてはいたが、あくまでおおもとのファンタジー設定をリアルにするための描写にしかすぎなかった。
しかし、今回の第2次世界大戦直前のドイツという設定は重すぎる。戦争がテーマでナチスをやりたいのなら、それこそ『アンネの日記』のように真っ向から戦争を捕らえればよいのだ。ところがこの作品は、戦争の恐怖感や人々がおかしくなっていく様子など都合のいい設定のみを利用している。だから内容がただ暗いだけの中途半端な反戦モノになってしまい、観客に何も伝わらない薄っぺらな作品となってしまったのである。
次にマスタング大佐。あんな世捨て人だったくせにいきなり復活してきてもう意味がわからない。しかもアニメラストではホークアイさんととても仲良さげだったくせに、「待っているのは他の人(エド)」ってのはどういうことよ。彼女がかわいそうだろ。
しかも、「錬金術を使うと今まで犠牲になった人の姿が見える」みたいなこと言ってたくせに、エドが帰ってきた途端バシバシ使っちゃって。なんか見えるんじゃなかったのかよ。
まぁ、彼の活躍は90%くらいファンサービスなんだろうなぁと思えばそれなりに納得もいくが。
ラース。なんだかよくわからないがかわいそうだった。でも最後はイズミさんに会えてよかった。
お師匠さん。亡くなったなんてびっくりだった。この映画の一番の衝撃。
アル。扉を練成してエドを取り戻したと同時に『あちら側』の戦闘機まで呼んでしまい、責任を感じておちこんでいたが、よく考えれば扉を開けた彼よりも、一緒に連れてきたお兄ちゃんに責任があるのでは?
ラスト、また兄弟の涙の別れで「あー・・でもやっぱりこうなるのか。これが等価交換の原則なんだな」と思った矢先に、一緒に来ちゃったって・・・。おい!なんだこの終わり方!!
光のホーエンハイム。ある意味物語の切り札、『ワンピース』でいうところの赤髪のシャンクス的存在だと思っていたら、あの死に方・・・(涙)。
で、観終わった感想を一言で言うならば「え?これで終わり!?」である。
まず、不必要に暗い!エドが住んでいる『あちら側』がナチス結党時のドイツと絡んでいることから、人種差別、迫害、貧困、戦争など、子供向けとは思えない世界観である。
もともとこの作品は不幸な運命を背負った二人の少年が錬金術を駆使して困難に立ち向かい道を切り開いてゆく、いわばファンタジーの王道のような物語である。確かに原作やアニメ版にもグロテスクな場面が何かと出てきてはいたが、あくまでおおもとのファンタジー設定をリアルにするための描写にしかすぎなかった。
しかし、今回の第2次世界大戦直前のドイツという設定は重すぎる。戦争がテーマでナチスをやりたいのなら、それこそ『アンネの日記』のように真っ向から戦争を捕らえればよいのだ。ところがこの作品は、戦争の恐怖感や人々がおかしくなっていく様子など都合のいい設定のみを利用している。だから内容がただ暗いだけの中途半端な反戦モノになってしまい、観客に何も伝わらない薄っぺらな作品となってしまったのである。
次にマスタング大佐。あんな世捨て人だったくせにいきなり復活してきてもう意味がわからない。しかもアニメラストではホークアイさんととても仲良さげだったくせに、「待っているのは他の人(エド)」ってのはどういうことよ。彼女がかわいそうだろ。
しかも、「錬金術を使うと今まで犠牲になった人の姿が見える」みたいなこと言ってたくせに、エドが帰ってきた途端バシバシ使っちゃって。なんか見えるんじゃなかったのかよ。
まぁ、彼の活躍は90%くらいファンサービスなんだろうなぁと思えばそれなりに納得もいくが。
ラース。なんだかよくわからないがかわいそうだった。でも最後はイズミさんに会えてよかった。
お師匠さん。亡くなったなんてびっくりだった。この映画の一番の衝撃。
アル。扉を練成してエドを取り戻したと同時に『あちら側』の戦闘機まで呼んでしまい、責任を感じておちこんでいたが、よく考えれば扉を開けた彼よりも、一緒に連れてきたお兄ちゃんに責任があるのでは?
ラスト、また兄弟の涙の別れで「あー・・でもやっぱりこうなるのか。これが等価交換の原則なんだな」と思った矢先に、一緒に来ちゃったって・・・。おい!なんだこの終わり方!!
光のホーエンハイム。ある意味物語の切り札、『ワンピース』でいうところの赤髪のシャンクス的存在だと思っていたら、あの死に方・・・(涙)。
2006/12/9 2:32
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society アニメ
衝撃のGIGから2年。完結かと嘆かれていた攻殻シリーズに遂に新作が登場した。
105分をこえる長編ストーリーである。見応えがあった。
今回は『傀儡廻』という超ウィザード級ハッカーとの戦いである。
そこに攻殻お得意の社会問題(今回は高齢者問題)がからんできて対政府との攻防戦が展開される。
全体的に前回のGIGやその前のS.A.Cと比べると解りやすいストーリーになっていたと思う。
話自体は2転3転するものの、合田とクゼと9課による収拾のつかない三つ巴や、敵がオリジナルのない模倣者といったわけのわからんオチでもなかった。
まぁしかし、今回も出だしがテロリスト達の謎の自殺なんてものから始まるもんだから、またどこぞのインディビジュアリストのテロ計画を阻止する話かとも思ったのだが。
以上、今回は書きたいことがいっぱいあるので箇条書きで簡潔に。
・トグサの娘(2歳)が異常にかわいかった。てゆーか娘ネタがついに出てきたな・・と。
あの『娘はお前達に渡さない』といって自殺を試みるトグサと、たぶんパパのすることがうっすら分かっているのに必死で言うとおりにしようと走る娘と、そして銃声を聞いて思わず頭を抱えたあと、娘を抱き寄せるバトに萌え。この『S.S.S』の一番の見所といっても過言ではないと思う。
・少佐が仲間に戻ったとき、車の中で最初に登場した課長を見て「もしやコイツが黒幕か!?」と思ったのは私だけではあるまい。だって今回は老人問題がテーマだし・・・。
・いくらトグサがリーダーになっていてもサイトウさんもパズもボーマもイシカワさんもトグサにはタメ口なのが面白い。きっとみんなリーダー断ったんだろうな・・・。トグサえらいぞ。
・ウチコマが成長しない原因も気になるが、何よりなんでやっとタチコマの個別についた名前が「マックス」「ムサシ」なのか。少佐が付けたんだろうがその根拠が分からない。なんかイメージとしてはホモ外人っぽくてヤなのだが。
・プロローグで少佐が「傀儡廻か・・悪くない名前だ」みたいなことを言っていたが、高い所から街を見下ろしながらほくそ笑んでそんなこと言ったら誰がどう見たって悪役は少佐である。
・この「傀儡廻」っておそらく映画版『攻殻機動隊』や『イノセンス』に出てくる「人形使い」とリンクしているんだろうな。どちらも共通点はネットの海で泳ぐハッカーということだ。
GIGのラストで少佐はかなり達観した顔で(もしくは失恋した顔で)9課のメンバーとは違う方向へ走り去る。まるでもう世の中の正義がすべて信じられなくなったみたいに。
そのなんとも淋しいラストから今作へと続き、最後はついにあのやる気マンマンな少佐が復活して終わった。トグサの今後のポジションが気になるところだが(笑)とりあえず本当に良かった。
やはり少佐はあらゆる犯罪に対し公正な正義をもって悪に立ち向かってもらわなくては。
世の中に不満があるなら自分を変えろ
それがいやなら耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ。
それもいやなら・・・。
105分をこえる長編ストーリーである。見応えがあった。
今回は『傀儡廻』という超ウィザード級ハッカーとの戦いである。
そこに攻殻お得意の社会問題(今回は高齢者問題)がからんできて対政府との攻防戦が展開される。
全体的に前回のGIGやその前のS.A.Cと比べると解りやすいストーリーになっていたと思う。
話自体は2転3転するものの、合田とクゼと9課による収拾のつかない三つ巴や、敵がオリジナルのない模倣者といったわけのわからんオチでもなかった。
まぁしかし、今回も出だしがテロリスト達の謎の自殺なんてものから始まるもんだから、またどこぞのインディビジュアリストのテロ計画を阻止する話かとも思ったのだが。
以上、今回は書きたいことがいっぱいあるので箇条書きで簡潔に。
・トグサの娘(2歳)が異常にかわいかった。てゆーか娘ネタがついに出てきたな・・と。
あの『娘はお前達に渡さない』といって自殺を試みるトグサと、たぶんパパのすることがうっすら分かっているのに必死で言うとおりにしようと走る娘と、そして銃声を聞いて思わず頭を抱えたあと、娘を抱き寄せるバトに萌え。この『S.S.S』の一番の見所といっても過言ではないと思う。
・少佐が仲間に戻ったとき、車の中で最初に登場した課長を見て「もしやコイツが黒幕か!?」と思ったのは私だけではあるまい。だって今回は老人問題がテーマだし・・・。
・いくらトグサがリーダーになっていてもサイトウさんもパズもボーマもイシカワさんもトグサにはタメ口なのが面白い。きっとみんなリーダー断ったんだろうな・・・。トグサえらいぞ。
・ウチコマが成長しない原因も気になるが、何よりなんでやっとタチコマの個別についた名前が「マックス」「ムサシ」なのか。少佐が付けたんだろうがその根拠が分からない。なんかイメージとしてはホモ外人っぽくてヤなのだが。
・プロローグで少佐が「傀儡廻か・・悪くない名前だ」みたいなことを言っていたが、高い所から街を見下ろしながらほくそ笑んでそんなこと言ったら誰がどう見たって悪役は少佐である。
・この「傀儡廻」っておそらく映画版『攻殻機動隊』や『イノセンス』に出てくる「人形使い」とリンクしているんだろうな。どちらも共通点はネットの海で泳ぐハッカーということだ。
GIGのラストで少佐はかなり達観した顔で(もしくは失恋した顔で)9課のメンバーとは違う方向へ走り去る。まるでもう世の中の正義がすべて信じられなくなったみたいに。
そのなんとも淋しいラストから今作へと続き、最後はついにあのやる気マンマンな少佐が復活して終わった。トグサの今後のポジションが気になるところだが(笑)とりあえず本当に良かった。
やはり少佐はあらゆる犯罪に対し公正な正義をもって悪に立ち向かってもらわなくては。
世の中に不満があるなら自分を変えろ
それがいやなら耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ。
それもいやなら・・・。
2006/8/26 2:53
ブラック・ジャック〜2人の黒い医者〜 映画
DVDでようやく観た。
アニメではなかなか登場しなかったドクター・キリコがついにスクリーンデビューした作品だ。
『ブラック・ジャック』のアニメ放送以前に制作されたOVAは、これが手塚先生の絵かよ!?と言いたくなるような10頭身キャラで描かれているのだが、今回は程良くスラッとした8頭身でデザインされていた。おかげでブラック・ジャックのかっこよさ5割増しである。
また、今回もアニメ同様子供向けを配慮して手術シーンがほとんど出てこなかった。とても残念ではあるが、確かにかなりグロイ映像になるのは必須なのでまぁ当然といえるだろう。
ストーリーはおおまかに前半原作、後半オリジナルになっていて、やはり前半がダントツ面白かった。特に、ドクター・キリコの安楽死を止めてブラック・ジャックが手術し救った家族が、退院直後に交通事故で全員死んでしまうという話。これは原作でも有名なエピソードで、この物語のテーマの1つである「人には医者にどうすることもできない天命があるのではないのか」という問題を真っ向から捉えた傑作である。
これが通常のアニメ放送になるとラストはブラック・ジャックに見守られて元気に退院、ハッピーエンドとなるところだろうが、映画版はしっかりと最後の悲劇を描いてくれた。訃報を聞いて高々と笑うキリコの横で「それでも私は患者を治すんだー!!」と絶叫するブラック・ジャック「が観られただけでもこの映画は観たかいがあったというものだ。
しかし、後半のオリジナルストーリーの細菌がどうのっていうくだりははっきりいって眠くなった。B級パニック映画をみているようだった。
今回一番よかったのはEDである。このEDに出てくるカットすべてがよかった。
舟からダイブしてきたピノコを嬉しそうに抱きとめるブラック・ジャック。
ごく自然にブラック・ジャックの膝に座って話しを聞くピノコ。
海を見つめるみどりをこれまたせつなそうに見つめるブラック・ジャック。
ピノコにあ〜んしてもらうキリコ。
・・・・・このEDだけ3回観てしまった。
ところでこの映画の予告で「アニメでは語られなかった衝撃の結末が・・!!」みたいなことがいわれていたが、確かにブラック・ジャックをかばって撃たれるドクターキリコが拝めるとは思ってもみない衝撃だった。
アニメではなかなか登場しなかったドクター・キリコがついにスクリーンデビューした作品だ。
『ブラック・ジャック』のアニメ放送以前に制作されたOVAは、これが手塚先生の絵かよ!?と言いたくなるような10頭身キャラで描かれているのだが、今回は程良くスラッとした8頭身でデザインされていた。おかげでブラック・ジャックのかっこよさ5割増しである。
また、今回もアニメ同様子供向けを配慮して手術シーンがほとんど出てこなかった。とても残念ではあるが、確かにかなりグロイ映像になるのは必須なのでまぁ当然といえるだろう。
ストーリーはおおまかに前半原作、後半オリジナルになっていて、やはり前半がダントツ面白かった。特に、ドクター・キリコの安楽死を止めてブラック・ジャックが手術し救った家族が、退院直後に交通事故で全員死んでしまうという話。これは原作でも有名なエピソードで、この物語のテーマの1つである「人には医者にどうすることもできない天命があるのではないのか」という問題を真っ向から捉えた傑作である。
これが通常のアニメ放送になるとラストはブラック・ジャックに見守られて元気に退院、ハッピーエンドとなるところだろうが、映画版はしっかりと最後の悲劇を描いてくれた。訃報を聞いて高々と笑うキリコの横で「それでも私は患者を治すんだー!!」と絶叫するブラック・ジャック「が観られただけでもこの映画は観たかいがあったというものだ。
しかし、後半のオリジナルストーリーの細菌がどうのっていうくだりははっきりいって眠くなった。B級パニック映画をみているようだった。
今回一番よかったのはEDである。このEDに出てくるカットすべてがよかった。
舟からダイブしてきたピノコを嬉しそうに抱きとめるブラック・ジャック。
ごく自然にブラック・ジャックの膝に座って話しを聞くピノコ。
海を見つめるみどりをこれまたせつなそうに見つめるブラック・ジャック。
ピノコにあ〜んしてもらうキリコ。
・・・・・このEDだけ3回観てしまった。
ところでこの映画の予告で「アニメでは語られなかった衝撃の結末が・・!!」みたいなことがいわれていたが、確かにブラック・ジャックをかばって撃たれるドクターキリコが拝めるとは思ってもみない衝撃だった。
2006/7/26 1:50
パイレーツ・オブ・カリビアン デッド・マンズ・チェスト 映画
ついにこの映画を観るときがきた。
思いおこせば3年前、第1作『呪われた海賊たち』を劇場で4回観てどうにもならないくらいにハマり、その後続編の話を聞いてうれしさのあまり夜中に声を上げて喜んだ時からひたすら待ち続けた。
今でも、この続編が完成して観ることが出来たのが信じられない、夢みたいだ。
今回は前評判通りいわゆる『つなぎ』である。3部作という形になると、どうしても真ん中の作品が地味になってしまうのはしょうがないことだ。『スターウォーズ』シリーズや『バック・トゥ・ザ・ヒューチャー』など、よくある話だ。
しかし、所詮私はジャック船長をスクリーンで観られればもはやストーリーなんぞどうでもいいのである。私に限らずそういう人は結構いるのでは。
また、私的には思っていたよりその『つなぎ』な感じがあまり気にならなかった。むしろ今回の終わり方は「次回が気になってすっきりしなーい」というより全く想像のつかないワクワク感をかなり残したいいキリ方だったと思う。
さらば、ジャック・スパロウ
今作は前作に比べてかなりお笑いのシーンが多かった。子供も楽しめるだろう。
そして何よりアクションシーンが海洋冒険モノを意識した作りになっていた。前作は敵が骸骨だったのに対して今回はおもいっきり磯臭い化物ばかりである。
信心深い海賊たちの世界観とすごくよくマッチしていて、「海賊映画」の王道のような作品になっていたと思う。
アクションシーンといえば十字架島での三つ巴の戦い。アレは3人ともかっこよかった。まぁ途中から船長はハムスターみたいになっていたが。
また、全体として前回に比べて運動会度がアップしていた。とくにウィルやギプスが丸い檻に捕まったまんま逃げ回るシーン。前回、ジャックの処刑から脱出する時のウィルと船長の父兄参加レースのようなシーンよりも運動会だった。大玉送り・・・。
キャラ語り
・ジャック船長:お色気度、ヘタレっぷり、ドジッ子具合、アホさ加減・・・全てにおいて前作を上まわる強烈ぶり。かっこいいジャック船長を観たい人は今回は期待はずれかも。
しかし、キめるところはきめるかっこよさ。何よりエリザベスに対して「この海賊め・・」と笑いながら言うところや、ラストの「これくらい!」と不敵に笑う姿に惚れなおした。
・ウィル:相変わらずの役立たずっぷりが笑える。今回もジャックとエリザベスに振り回されてかわいそう。つくづく損な役回りだ。でもお父さんのくだりはよかった。彼の誠実でまっすぐな姿はこの騙し騙されの世界で救いになる。
・エリザベス:今回は超活躍。しかもジャック船長がやっぱり気になるらしい。まぁそうくるとは思ったけど。でも最後の彼女の行動は納得できない。結局彼女はウィルを守ろうとしたってことなのか?それとも自分の命が大切だったのか?
・デイビー・ジョーンズ:このシリーズの特徴として、悪役に少しの“悲しさ”をもたせるところがある。彼が眠っているときに聞いているオルゴールがちょっとせつない。しかしそれでも前作に比べて悪さは満点。しかもちょっとまぬけ。簡単に鍵盗まれ過ぎ。
どうでもいいが彼とクラーケンを観るたびに、ついどうしても「美味しそう・・・!」と思ってしまうのは日本人の性か。
・ノリントン:落ちぶれすぎてもはや別人。
ラストはなんとびっくりのあの方が登場する。私は彼が好きだったのでとてもうれしかった。
思いおこせば3年前、第1作『呪われた海賊たち』を劇場で4回観てどうにもならないくらいにハマり、その後続編の話を聞いてうれしさのあまり夜中に声を上げて喜んだ時からひたすら待ち続けた。
今でも、この続編が完成して観ることが出来たのが信じられない、夢みたいだ。
今回は前評判通りいわゆる『つなぎ』である。3部作という形になると、どうしても真ん中の作品が地味になってしまうのはしょうがないことだ。『スターウォーズ』シリーズや『バック・トゥ・ザ・ヒューチャー』など、よくある話だ。
しかし、所詮私はジャック船長をスクリーンで観られればもはやストーリーなんぞどうでもいいのである。私に限らずそういう人は結構いるのでは。
また、私的には思っていたよりその『つなぎ』な感じがあまり気にならなかった。むしろ今回の終わり方は「次回が気になってすっきりしなーい」というより全く想像のつかないワクワク感をかなり残したいいキリ方だったと思う。
さらば、ジャック・スパロウ
今作は前作に比べてかなりお笑いのシーンが多かった。子供も楽しめるだろう。
そして何よりアクションシーンが海洋冒険モノを意識した作りになっていた。前作は敵が骸骨だったのに対して今回はおもいっきり磯臭い化物ばかりである。
信心深い海賊たちの世界観とすごくよくマッチしていて、「海賊映画」の王道のような作品になっていたと思う。
アクションシーンといえば十字架島での三つ巴の戦い。アレは3人ともかっこよかった。まぁ途中から船長はハムスターみたいになっていたが。
また、全体として前回に比べて運動会度がアップしていた。とくにウィルやギプスが丸い檻に捕まったまんま逃げ回るシーン。前回、ジャックの処刑から脱出する時のウィルと船長の父兄参加レースのようなシーンよりも運動会だった。大玉送り・・・。
キャラ語り
・ジャック船長:お色気度、ヘタレっぷり、ドジッ子具合、アホさ加減・・・全てにおいて前作を上まわる強烈ぶり。かっこいいジャック船長を観たい人は今回は期待はずれかも。
しかし、キめるところはきめるかっこよさ。何よりエリザベスに対して「この海賊め・・」と笑いながら言うところや、ラストの「これくらい!」と不敵に笑う姿に惚れなおした。
・ウィル:相変わらずの役立たずっぷりが笑える。今回もジャックとエリザベスに振り回されてかわいそう。つくづく損な役回りだ。でもお父さんのくだりはよかった。彼の誠実でまっすぐな姿はこの騙し騙されの世界で救いになる。
・エリザベス:今回は超活躍。しかもジャック船長がやっぱり気になるらしい。まぁそうくるとは思ったけど。でも最後の彼女の行動は納得できない。結局彼女はウィルを守ろうとしたってことなのか?それとも自分の命が大切だったのか?
・デイビー・ジョーンズ:このシリーズの特徴として、悪役に少しの“悲しさ”をもたせるところがある。彼が眠っているときに聞いているオルゴールがちょっとせつない。しかしそれでも前作に比べて悪さは満点。しかもちょっとまぬけ。簡単に鍵盗まれ過ぎ。
どうでもいいが彼とクラーケンを観るたびに、ついどうしても「美味しそう・・・!」と思ってしまうのは日本人の性か。
・ノリントン:落ちぶれすぎてもはや別人。
ラストはなんとびっくりのあの方が登場する。私は彼が好きだったのでとてもうれしかった。
