2008/10/8  9:59

世間的には『今更』ですね  科学

今日の一言:なるようにしかならないし、ならなければそこまでである。

 さて、南部・小林・増川の御三方がノーベル物理学賞を授与されましたね。正直、この御三方が授与されるというのは、「何を今更…」という感が否めないのが、私としての感想です。南部先生に関しては、私も物理の教科書等でお名前は拝見していましたし、QCD(量子色力学)や弦理論(超弦理論の前進的発想)などの先駆者としても非常に著名な方です。そしてこの先生の元、素粒子物理の一時代を気づいたのが、小林・増川理論で有名な両先生方です。私の知る限り、日本人の名前が付いている理論はこれしかないと思います。それほどまで世界に衝撃を与えた素晴らしい理論で、私もその当時、同じ感動を味わいたかったと、強く願っていました(私は教科書等で読んだだけでしたから)。素粒子物理学という、人類の発展には何の意味も無い分野、それだからこそ、非常に美しく、壮大で、人々を魅了し続けるという事実に、多くの人が気付いてもらえたらなあ、と思います。
 所謂、『対称性の破れ』の発見が受賞理由ですが、これは反強磁性や超伝導の分野でも出てくる概念であり、私もお世話になりました(私は物性物理が専門です。好きなのは素粒子関係ですが>笑)。詳しく説明するとどうしても専門的になってしまうので避けますが(もうここまでの段階で、十二分に専門的っぽいけどね>笑)、まあ凄い話なんだなあ、程度に止めておいて下さい。興味のある人は今から物理学を勉強しましょう。
 しかし相変わらずの過去の研究成果での受賞なんですね…もっと新しい内容での受賞でもいいと思うんですけどねえ。ただ、最近の日本の理論物理の分野は、以前と比べるとちょっと落ちてきている、とのことらしいです(私の指導教授の話では)。おそらく、これ以降の理論物理での受賞は現状では厳しいでしょう。「疑問に対する貪欲さが足りない」と仰っていましたが、確かにそのとおりですね。塾や予備校での授業でもそれは実感できます(勿論、比較にするのもおこがましいですけど)。「分からないことはしない」「諦める」が多い昨今、日本の科学力もここまでかなあ、と思わないでもないです。今回の受賞で、一人でも多くの人が物理へ関心をもってもらえたらなあ…
 さて、本日は雨。おそらくこれ以降はアパートから出ないでしょう。
 「鴨川ホルモー(万城目学著)」読了。何気なく手に取ってみたら面白かった、という逸品です。ただ『ホルモー』という言葉から『ホルモン』は思い浮かびませんでした。だって焼肉なんて人生で2回しか食べたことないし(笑)。当然ながら焼肉関係の話ではこれっぽっちもありませんのでご安心を(何に対して?)。後半はちょっと急展開でしたが、久しぶりの良作でした。マンガも出てましたね。絵柄も悪くないので、活字が嫌な人はそちらから読んでみるといいかもしれません。
 さて…塾の講師の方とロマサガ3について談義していたら無性にやりたくなってきて困っている、ローリーがお届けいたしました。次回からはもっとゆるい内容を書いていきますので、今日のところはこの辺で…



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