2008/7/17  7:47

Budapest (3)  旅行

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ブダペストの見所の一つは、この国会議事堂。1902年に完成したこのシンメトリーの建物は、ドームに尖塔にさまざまな建築様式が取り入れられ、対岸からもっとも美しくみえる。王宮と紛うばかりの豪華さだが、本当の王宮は川向こうのブダ側にある。
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とはいえ、ここを王宮と説明されてもおかしくないくらい、内部は豪華絢爛だ。これに絵や調度品があれば、議会というよりもレセプションの場だろう。
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元は帝国(王国)、その後は共産時代が長かったんだから、こんな立派な議事堂もはたして出番があったのかしら、とうがった見方もできる。が、全体主義が去れば、自動的に民主主義に移るわけではないというのは、看板がすげ変わっただけで相変わらず強権体制の続く中央アジアの国を見ればわかるとおり。ハンガリーには、もっと深いところで民主主義の伝統が流れていたのだろう。

とはいえ、民主化されてまだ20年足らず、運営の面ではそこかしこに共産時代の名残は見られた。例えば、この国会議事堂は時間指定のガイド付きツアーでしか見学することができない。一方、議事堂周辺は警備のためか一般の立ち入りは禁止されている。しかし、どういうわけかそのチケットオフィスは議事堂の中にある。そして、どうやらオフィスには一度に4人程度しか入室が許されないようだ。したがって、議事堂の柵の周りには、チケットを求めて人々が並ぶ。
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延々と並ぶ。はたして、希望する時間帯のツアーに入れるかどうか、一切情報はない。2人オフィスから出てくると、次の二人が柵の向こうに行くことが許可される。結局私は暑い中40分近く並ぶ羽目になった。
こんなものは、外にチケットブースを設置すればよいものを、と思うのだけど、そうはいかないのだろう。

また、地下鉄の駅の入り口にはわざわざ二人組みの係員が立ち、チケットを目視で確認している。切符の購入もマニュアル。
前に書いた「ゲッレールト温泉」のロッカールームには、「鍵男」なる係りがいて、この人に「このロッカーを使いたいんだけど」といわないと、ロッカーの鍵を渡してくれない。そして、帰ってくるときも「終わったから空けて」と頼まないと、ロッカーは空かない。番号を忘れたらエラいことになる。

ほかにも、どうみても人が余ってるよな、という場面をいくつもみたが、そこを効率一辺倒にしてしまうと、今度は仕事がなくなるということだ。それで人々が幸せになるかというのは、また議論のあるところ。

とはいえ、街には24時間営業のコンビニなんぞもあったし、また10年もすれば、「そうそう、鍵男っていたよねぇ」なんて昔話になるかもしれない。



2008/7/17  22:15

投稿者:yajiuma

オーストリア・ハンガリー帝国時代の「王冠」を見ましたか?
共産時代は、文化行事は「動員」の対象でしたから、チェックはその名残でしょう。

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