2008/7/18  22:13

奇跡のシンフォニー  CINEMA

カーステン・シェリダン監督、フレディ・ハイモア主演、「奇跡のシンフォニー」です。

孤児院で暮らすエヴァン(フレディ・ハイモア)はいつか両親と会える日が来ることを信じて健気に暮らしていました。
エヴァンには風がそよぎ草が揺れる音を感じられる天性の音楽の才能があり、ある日、自然の音に導かれて孤児院を抜け出し、NYへと向かいます。
NYへ来たとて身寄りがあるわけでもないエヴァンは途方に暮れますが、偶然知り合ったストリートミュージシャンの少年を通してその一帯を仕切る芸能マネージャーのウィザード(ロビン・ウィリアムス)に才能を見込まれ、生まれて初めてギターを手にします。
そして、時を同じくして2人の男女がNYに向かっていました。
男は一度は止めたバンド活動にもう一度挑戦しようとし、女も捨てていた楽器を再び取ることを決意していました。
その2人こそがエヴァンの両親、ルイスとライラでした。
エヴァン、ルイス、ライラは出会うことができるのか・・・

タイトルの通り「奇跡」連発の現代のお伽噺的物語です。
少し前なら「A.I.」などのハーレイ・ジョエル・オスメントが演じたのでしょうが、純真無垢な少年を演じたら現在ピカイチのフレディ・ハイモアが健気さ全開でエヴァンを演じています。
映画にしても有り得ない位の都合のいい話もフレディ君がかわいいからま、いいかと許せてしまいます。
映画を観る時の面白さの尺度として「リアリティ」がありますが、リアルだから面白いということには決してならず、現実離れしていてもほのぼのと清々しい気持ちになれればいいわけで、そういう意味で本作は成功していると思います。
中学校の視聴覚教室(この言い方は一般的なのでしょうか?僕が通った学校では半年に一度程学校を挙げて映画を観に行くという課外授業があり、それのことをこう呼んでいました)で選ばれそうな清く正しい物語でした。
でも、ちょっと困ってしまったのがロビン・ウィリアムス。
少年少女のストリートミュージシャンの元締めで、彼らから稼ぎの上前をはねるという悪役を演じているのですが、今だに「いまを生きる」とか「ミセス・ダウト」のイメージが強くて(これらも違うジャンルの物語ですが、いい人役ということで共通してるかなと)、山椒大夫みたいな悪役を演じられてもどうもピンときません。
ご自身の得意分野に戻られた方が良いのでは・・・とアドバイスしたくなりました。



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