2008/7/16 22:31
ドタバタしすぎにご用心 「近距離恋愛」 映画
2008年 米/英 ポール・ウェイランド監督

「近距離恋愛」という邦題と、「魔法にかけられて」で予想外な良さを出していたパットデンことパトリック・デンプシーのロマコメということでなんとなく封切られたら観にいこうと思っていた。原題の「MADE OF HONOR(花嫁付き添い人)」を「近距離恋愛」にしたのは、最近の邦題ではうまい方じゃなかろうか。これでついついアテクシも釣られちゃったもの。
〜以下、たたみます〜
出だしから中盤までは快調なテンポ。脚本もいい具合でトム(パットデン)とハンナ(ミッシェル・モナハン)の出会いから10年後の現在のよき友ぶりを描く。
NYのチャイナタウンで飲茶の朝食。息が合っているから注文もぴったり。食後のデザートにカフェで何を食べたいか当てっこするくだりなんて、本当に友達同士の会話のように自然でいいノリだった。とにかく脚本のテンポがよく、主演の二人の掛け合いがいい。
ただ、パットデン、大学の頃からお気軽異性交遊を楽しんで来て、社会に出てもそのままワンナイトスタンドを繰り返しているという設定だが、垂れ下がった目がにやけていても、どうもあまり図に乗ってモテモテ男などをやっていると「どんだけ〜?」って感じもしたりして。このモテ男ぶりはTVシリーズの当たり役のイメージを引っ張って来ているのかもしれないが、う〜む…。目が覚めたら横に見覚えのない女が寝ていて、「はて?誰?」とか思いつつ、同じ相手と続けてデートはしないんだ、とかなんとか自分の流儀を披露し、さっさと別れてオープントップのスポーツカーでタイムズスクエアをぎゅんぎゅんとカッ走る。もう、絵に描いたような「プレイボーイ」ぶりの描写。絵に描いたよう過ぎるねぇ。
おまけにパットデンは確かに悪くはないけど、行く先々で女が色目を使って物欲しげに彼のアクションを待ってしまうほど魅力的かというと、ちと微妙。今回はヘアスタイルがなんかモッサイ。アテクシ的にはだんぜん「魔法にかけられて」の時の方が良かった気がする。横分け似あわないな。
この誰にも本気にならないトムの父親で、病院を経営し、何度も結婚離婚を繰り返す爺さんに映画監督のシドニー・ポラック。いい味を出していた。
彼が倅役のパットデンのほっぺたをペチペチ叩くシーンはアドリブもあったんじゃなかろうか。パットデンのリアクションが素っぽい笑顔で監督に敬意を表しつつも、予想外に痛かったんだけど…というとまどいもチラっと見えたシーンがあったような…。ふほ。
この性懲りもないおとっつぁんの6度目か7度目の結婚式に、一緒に出てくれとトムがハンナに頼むシーン、しょうもない結婚式を途中で抜け出して夕暮れのセントラルパークを散歩するシーンなど、なかなか良かった。
シドニー・ポラック
この後、MOMAに奉職するハンナが絵の買いつけにスコットランドに旅立ち、長き不在で初めて彼女の得難さを認識するトム。彼女の留守中に見かけた、共白髪の夫婦がセントラルパークで仲良くボートに乗る姿に、「あぁ、偕老同穴…」と憧れが初めて胸に兆す。
まぁ、これはね〜、あの強固な独身主義のガルボ様だって、晩年には、こういう支え合う共白髪の夫婦を見て、結婚しなかったのを悔やんでいたというぐらいだもの。
トムがハンナと結婚したくなるのは、当然のリアクションかもしれない。
この映画で、ワタシが良いと思ったのはこのあたりまで。
ハンナが長き不在を終えてスコットランドから戻ってきたあたりから、猛烈にドタバタコメディになってくる。おまけにハンナが一目ぼれして一緒に帰ってきたというスコットランドの公爵とかいう彼氏のイケてないことときたら。スコットランド人というよりも、毎日ビールでジャガ芋と酢漬けキャベツを食ってるよ、って感じのドイツ人みたいに見えた。
ガッチョ〜ンなトムだが…
このフィアンセとハンナのアツアツぶりを見せつけられたトムがレストランで演じるドタバタの痛さは、昔メグちゃんの「フレンチ・キス」を観た時と同じ、「そこまでせずともよくってよ…」というドン引く痛々しさを感じた。
とにかく、急速に増すドタバタ度にアテクシはみるみる興味索然。中盤から身を斜めにして引き気味でドタバタをふほ〜んと眺めた。スコットランドに移ってからはさらにドタバタ度は加速度的に増大して、せっかく前半は良かったのに、もうちっと違う展開の仕方は無かったものかしらんと残念に思った。エンディングはラブコメのお約束だからああいう結末になるにしてもねぇ。
ふ〜〜〜。
男だてらに花嫁付き添い人を頼まれてスコットランドまでのこのこと行くトム。
スコットランド・ロケはその風景の独特さが印象に残る。知床半島みたいな雰囲気といおうか何と言おうか…。
このスコットランドの景色を眺めているうちに、ワタシは友に買ってきてもらったGサマの「P.S.I love you」をしきりと思い出した。同じ他愛ないロマコメでも、やはりご贔屓Gサマが出ている事もあるだろうけど、あっちはアイルランドの景色が出てくるのでなんとなく思い出してしまうのだ。NYに住んでいるという設定も同じだし。そこからヒロインがUKの島に行く、というのも同じだし…。ではあるが、ワタシ的には「P.S.I love you」の方が好ましく思えた。テーマがしんみりしてるのも良かったし。
ま、ドタバタって苦手なんですわね、アテクシ。ふほほ。
ともあれ「近距離恋愛」、ミッシェル・モナハンはさっぱりしていてなかなか良かった。
ミッシェル・モナハンが「P.S.I love you」でヒロインをやってたらもっと良かったんだけど…。
***
「P.S.I love you」といえば、今回、本編前に初めて劇場でその予告編を観た。
もう手元にDVDもあるし、秋の封切りには劇場で観なくていいかと思っていたが、大スクリーンでアイルランドの緑を背景に微笑むGサマを見たら、やっぱり折角大きなスクリーンで観る機会だから、Gサマと劇場で再度おめもじしようと思い直した。
やはり大スクリーンで拝見致すわ
パットデンを観に行って、Gサマ愛を静かに燃え上がらせて帰ってきたkikiでございました。
恋しくなっちゃったから久々に「P.S.I love you」DVDをゆっくり鑑賞いたそかな。
「近距離恋愛」という邦題と、「魔法にかけられて」で予想外な良さを出していたパットデンことパトリック・デンプシーのロマコメということでなんとなく封切られたら観にいこうと思っていた。原題の「MADE OF HONOR(花嫁付き添い人)」を「近距離恋愛」にしたのは、最近の邦題ではうまい方じゃなかろうか。これでついついアテクシも釣られちゃったもの。
〜以下、たたみます〜
出だしから中盤までは快調なテンポ。脚本もいい具合でトム(パットデン)とハンナ(ミッシェル・モナハン)の出会いから10年後の現在のよき友ぶりを描く。
NYのチャイナタウンで飲茶の朝食。息が合っているから注文もぴったり。食後のデザートにカフェで何を食べたいか当てっこするくだりなんて、本当に友達同士の会話のように自然でいいノリだった。とにかく脚本のテンポがよく、主演の二人の掛け合いがいい。
ただ、パットデン、大学の頃からお気軽異性交遊を楽しんで来て、社会に出てもそのままワンナイトスタンドを繰り返しているという設定だが、垂れ下がった目がにやけていても、どうもあまり図に乗ってモテモテ男などをやっていると「どんだけ〜?」って感じもしたりして。このモテ男ぶりはTVシリーズの当たり役のイメージを引っ張って来ているのかもしれないが、う〜む…。目が覚めたら横に見覚えのない女が寝ていて、「はて?誰?」とか思いつつ、同じ相手と続けてデートはしないんだ、とかなんとか自分の流儀を披露し、さっさと別れてオープントップのスポーツカーでタイムズスクエアをぎゅんぎゅんとカッ走る。もう、絵に描いたような「プレイボーイ」ぶりの描写。絵に描いたよう過ぎるねぇ。
おまけにパットデンは確かに悪くはないけど、行く先々で女が色目を使って物欲しげに彼のアクションを待ってしまうほど魅力的かというと、ちと微妙。今回はヘアスタイルがなんかモッサイ。アテクシ的にはだんぜん「魔法にかけられて」の時の方が良かった気がする。横分け似あわないな。
この誰にも本気にならないトムの父親で、病院を経営し、何度も結婚離婚を繰り返す爺さんに映画監督のシドニー・ポラック。いい味を出していた。
彼が倅役のパットデンのほっぺたをペチペチ叩くシーンはアドリブもあったんじゃなかろうか。パットデンのリアクションが素っぽい笑顔で監督に敬意を表しつつも、予想外に痛かったんだけど…というとまどいもチラっと見えたシーンがあったような…。ふほ。
この性懲りもないおとっつぁんの6度目か7度目の結婚式に、一緒に出てくれとトムがハンナに頼むシーン、しょうもない結婚式を途中で抜け出して夕暮れのセントラルパークを散歩するシーンなど、なかなか良かった。
この後、MOMAに奉職するハンナが絵の買いつけにスコットランドに旅立ち、長き不在で初めて彼女の得難さを認識するトム。彼女の留守中に見かけた、共白髪の夫婦がセントラルパークで仲良くボートに乗る姿に、「あぁ、偕老同穴…」と憧れが初めて胸に兆す。
まぁ、これはね〜、あの強固な独身主義のガルボ様だって、晩年には、こういう支え合う共白髪の夫婦を見て、結婚しなかったのを悔やんでいたというぐらいだもの。
トムがハンナと結婚したくなるのは、当然のリアクションかもしれない。
この映画で、ワタシが良いと思ったのはこのあたりまで。
ハンナが長き不在を終えてスコットランドから戻ってきたあたりから、猛烈にドタバタコメディになってくる。おまけにハンナが一目ぼれして一緒に帰ってきたというスコットランドの公爵とかいう彼氏のイケてないことときたら。スコットランド人というよりも、毎日ビールでジャガ芋と酢漬けキャベツを食ってるよ、って感じのドイツ人みたいに見えた。
このフィアンセとハンナのアツアツぶりを見せつけられたトムがレストランで演じるドタバタの痛さは、昔メグちゃんの「フレンチ・キス」を観た時と同じ、「そこまでせずともよくってよ…」というドン引く痛々しさを感じた。
とにかく、急速に増すドタバタ度にアテクシはみるみる興味索然。中盤から身を斜めにして引き気味でドタバタをふほ〜んと眺めた。スコットランドに移ってからはさらにドタバタ度は加速度的に増大して、せっかく前半は良かったのに、もうちっと違う展開の仕方は無かったものかしらんと残念に思った。エンディングはラブコメのお約束だからああいう結末になるにしてもねぇ。
ふ〜〜〜。
男だてらに花嫁付き添い人を頼まれてスコットランドまでのこのこと行くトム。
スコットランド・ロケはその風景の独特さが印象に残る。知床半島みたいな雰囲気といおうか何と言おうか…。
このスコットランドの景色を眺めているうちに、ワタシは友に買ってきてもらったGサマの「P.S.I love you」をしきりと思い出した。同じ他愛ないロマコメでも、やはりご贔屓Gサマが出ている事もあるだろうけど、あっちはアイルランドの景色が出てくるのでなんとなく思い出してしまうのだ。NYに住んでいるという設定も同じだし。そこからヒロインがUKの島に行く、というのも同じだし…。ではあるが、ワタシ的には「P.S.I love you」の方が好ましく思えた。テーマがしんみりしてるのも良かったし。
ま、ドタバタって苦手なんですわね、アテクシ。ふほほ。
ともあれ「近距離恋愛」、ミッシェル・モナハンはさっぱりしていてなかなか良かった。
ミッシェル・モナハンが「P.S.I love you」でヒロインをやってたらもっと良かったんだけど…。
***
「P.S.I love you」といえば、今回、本編前に初めて劇場でその予告編を観た。
もう手元にDVDもあるし、秋の封切りには劇場で観なくていいかと思っていたが、大スクリーンでアイルランドの緑を背景に微笑むGサマを見たら、やっぱり折角大きなスクリーンで観る機会だから、Gサマと劇場で再度おめもじしようと思い直した。
パットデンを観に行って、Gサマ愛を静かに燃え上がらせて帰ってきたkikiでございました。
恋しくなっちゃったから久々に「P.S.I love you」DVDをゆっくり鑑賞いたそかな。
2008/7/17 22:00
投稿者:kiki
2008/7/17 19:16
投稿者:吾唯足知
むふふ、そうそう。あのレストランのドタバタ劇はメグ・アプローチだ!
前半のモテっぶりトム君を見ていたら、往年の吉田栄作がダブリンコ。
ちょっと心残りがトムのストーカー?ナースのブログを見てみたかったわ。笑 この時のナースとハンナのドレスが似てて気味悪し!
「魔法にかけられて」のバットデンの方が良いのね。お口直しに観てみますわん。
それより、Gサマの最後のフォト。やっぱり良いね。こっちは封切遅そうだけど、どっちも観ますわよん!そして年末、年始を過ぎて…にやにや、ライフル片手に彼がやってくるぅ!
前半のモテっぶりトム君を見ていたら、往年の吉田栄作がダブリンコ。
ちょっと心残りがトムのストーカー?ナースのブログを見てみたかったわ。笑 この時のナースとハンナのドレスが似てて気味悪し!
「魔法にかけられて」のバットデンの方が良いのね。お口直しに観てみますわん。
それより、Gサマの最後のフォト。やっぱり良いね。こっちは封切遅そうだけど、どっちも観ますわよん!そして年末、年始を過ぎて…にやにや、ライフル片手に彼がやってくるぅ!
2008/7/17 0:09
投稿者:kiki
Sophieさん、そうそう。これ悪くはないけど、若干微妙です。
まぁ、パットデンの大ファンの人とかは「キュートだわぁ」なんて
楽しめるのかもでごんすわ。そんなところでまでGサマを思い出して…
って感じですが、今回初めて劇場で「P.S. I love you」予告編を観ちゃったもんで。
大スクリーンに映ったGサマに、「やっぱり素敵じゃなくってかしらん」なんて
ちと惚れ直したのですのね。で、本編始まったらNYとスコットランドが
半々ぐらいで、Gサマの故郷はスコットランドだし、NYはチャイナタウンの
界隈がしょっちゅう映るし、で共通点もあったりなかったりでね。
で、今「P.S. I love you」観てて勘違いに気付きました。こっちはスコットランド
じゃなくてアイルランドロケでしたわ。混乱しちゃった。どうも微妙に気色の
印象が違うぞ、と思ってたら、アイルランドだったじゃないのよ。やれやれ。
Gサマ映画としては9月公開の「Nim's Island」の方がよさげですが、「P.S. I love you」
もまずまずですよ。秋にピッタリな映画かもしれませぬわ。ふほほ。
まぁ、パットデンの大ファンの人とかは「キュートだわぁ」なんて
楽しめるのかもでごんすわ。そんなところでまでGサマを思い出して…
って感じですが、今回初めて劇場で「P.S. I love you」予告編を観ちゃったもんで。
大スクリーンに映ったGサマに、「やっぱり素敵じゃなくってかしらん」なんて
ちと惚れ直したのですのね。で、本編始まったらNYとスコットランドが
半々ぐらいで、Gサマの故郷はスコットランドだし、NYはチャイナタウンの
界隈がしょっちゅう映るし、で共通点もあったりなかったりでね。
で、今「P.S. I love you」観てて勘違いに気付きました。こっちはスコットランド
じゃなくてアイルランドロケでしたわ。混乱しちゃった。どうも微妙に気色の
印象が違うぞ、と思ってたら、アイルランドだったじゃないのよ。やれやれ。
Gサマ映画としては9月公開の「Nim's Island」の方がよさげですが、「P.S. I love you」
もまずまずですよ。秋にピッタリな映画かもしれませぬわ。ふほほ。
2008/7/16 23:33
投稿者:Sophie
kikiさん見に行かれたんですね。私予告編を見て、若干微妙かなと思って
はおりました。でも私ドタバタは好きなんですけどねえ、どうかなあ。
それにしてもそこでGサマを思い出すところがいいですなあ。スコットラ
ンドの景色といえばやっぱりGサマですかね。Dear Frankyもそうでした
よね、確か?スコットランド行ってみたいなあ〜
その話じゃなかったですね、すみません。P.S. I love youはでも見てみよ
う!っと。
はおりました。でも私ドタバタは好きなんですけどねえ、どうかなあ。
それにしてもそこでGサマを思い出すところがいいですなあ。スコットラ
ンドの景色といえばやっぱりGサマですかね。Dear Frankyもそうでした
よね、確か?スコットランド行ってみたいなあ〜
その話じゃなかったですね、すみません。P.S. I love youはでも見てみよ
う!っと。

そして、そうよ。Gサマ。予告編タイムに予期せず登場してワタシのハートをさらっていったわ。もう観なくていいやと思ってたのに、スクリーンで彼を観た瞬間、10月にまた逢いに来るわ…なんて心に誓っちゃったわよん。そして、そうそう。ブロンドの彼は年明けに傷だらけでやってくるわね。ふっほっほ。