2008/10/10  23:02

青少年の演奏会  音楽&仕事

 ポント財団が主催する才能ある青少年のための演奏会がシュベッツィンゲンの場内に
あるロココ劇場で行われました。
シュベッツィンゲンのお城は、先週末に紅葉を探しに行ったところ。
1週間前とは大違いで、緑だった木々もいっせいに黄色になっていました。
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 リハーサルは昨日の夜、今朝にあり、今夜が本番。

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こんなステキな会場で演奏できたら、気持ちいいだろうなあ。
この会場では、12月中旬からヴィヴァルディのオペラ『Mnlino』の公演が
始ります。

 今回は、15歳から18歳までの男の子ばかり。
チェリスト2名、ハーピスト、ヴァイオリニストの計4名。

 どの子もドイツの青少年コンクールのドイツ大会で1位を取り、その他ドイツ国内外の
コンクールなどで入賞して、このポント財団より奨学金をもらっている優秀な若き
演奏家たちです。

 15歳のJulian君はチェリストでチャイコフスキーのロココ変奏曲を演奏。
背も低く、子供用の楽器を持って現れた彼。
見た目もまだまだ子供っぽくて、皆『かわいい〜』と言って目を細めてました。
このJuliann君は私のお気に入りでした。
何しろ、15歳の彼から見たらおじさんとおばさんばっかりのオーケストラの団員の
視線を浴び、おどおど恥ずかしそうなのです。
むむむ。。ますますカワイイ。
ところが、調弦で出た音があまりに豊かでびっくり。
見た目も美しいその楽器は、なんと、なんと、ジョゼフ・グァルネリウス!!
何千万?何億?ってするんだろうなあ〜。うっわ〜。
この楽器の持ち主は、ドイツ連邦共和国。
国から楽器を借りてるなんて。。。
そんな楽器、使ってみたいけど、持ってるだけでもおそろしいかも。
傷つけやしないかとか、壊しやしないかとか。。。。
15歳、どんな演奏をするのかすごく楽しみでした。
まだ未熟さはあるものの、4人の中では一番自分の音楽を持っていて、
一緒に弾いていて、一番楽しめました。
5年後、10年後がこの子がどう成長してるか、楽しみです。

 16歳はAlbrecht君、ヴァイオリニスト。
細身の長身で色白、ふわふわの金髪、美青年です。
映画『ベニスに死す』の出てきた美青年みたい。
彼はヴィニアフスキーのヴァイオリン協奏曲2番を弾きました。
リハーサルの時は『ア〜、素直に先生の言われるままに練習して上手になったんだな』
と思わせる、上手だけど面白くない演奏でしたが、本番は生き生きとした演奏で、
なかなか良かったです。
 
 17歳はAnton君、チェリスト。
17歳にもなると少年の面影はたっぷり残っていても、急に大人びて本人も背伸び
してる感じ。
でも、オーケストラの団員の前ではしおらしく、恥ずかしそうに難い表情をしているのが、
またカワイイなあと思ったり。
彼はハイドンのチェロ協奏曲を演奏。
テクニックもあって確かに上手なんだけど、音楽してると言うよりもスポーツしてる
感じで、残念ながら私好みの演奏ではありませんでした。
彼はホルンでも青少年音楽コンクールのドイツ大会で1位を取っているので、
将来は、チェロかホルンかどちらの道に進むか見ものです。

 18歳のViktor君はハーピスト。
男性のハープ奏者は今まで数名しか出合ったことがないので、どういう経緯で男の子が
ハープを習うようになるんだろう?と考えてしまいました。
彼は既にライプツィヒの音大の学生ですが、ステージママらしき母親がべったり。
やはり音大にも入るような年頃になると急に演奏が安定してまとまってきます。
きちんとコントロールされてる感じ。
なかなかいい演奏でした。
舞台袖ではお母さんが心配そうに息子の様子を見ています。
母親の立場にしたら、息子を舞台に送り出してしまったら、もう手助けすることも
何も出来ないから、ドキドキするのでしょう。
息子はというと。。。
きっとお母さんの心配はよそに、大きな舞台で弾けることを喜んでいる感じ。
演奏後、舞台袖に戻った息子にお母さんは抱きついて、顔中にブチュブチュとキスの嵐。
う〜む。18歳で母親のキス攻撃を素直に受けて抱き合ってる男の子。
将来どうなるんだろう???と余計な心配をしてしまいました。

 今夜は私が15歳から18歳のころのことを少し思い出しました。
音楽高校受験、めちゃめちゃ楽しかった音楽高校生活、音楽大学受験、それから
当時習ってたヴァイオリンの先生方、ピアノの先生、ソルフェージュの先生。
先生に怒られた時や、練習しても練習しても上手にならないスランプのときは
こんな生活から抜け出したい!!やめちゃいたい!!普通の女子高生みたいに遊びたい!!って
心底思ったこともあったけれど、そんな生活があったからこそ、今の自分がいると思うと、
続けてきて良かったなとつくづく思いました。
ここまで続けられたのも、両親や家族の協力があり、いい先生に恵まれて、
一緒に励ましあって頑張ることが出来た友達がいたからこそ。
まわりの人々に感謝しなくてはいけません。




2008/10/19  3:55

投稿者:りー

オカリーナさん
いつも読んでくださりありがとうございます。
毎日、目に飛び込んでくるものを思ったままに書いてるだけなんですよ。
写真はいつかちゃんと勉強して、上手になりたいなあと思っています。

2008/10/17  21:14

投稿者:オカリーナ

いつもの事ながら、観察力・想像力が、抜群で本当に楽しく読ませていただいています。
写真も素晴らしく、どこかに写真ギャラリーがあったらお出しになると良いのにと思います。

2008/10/11  22:01

投稿者:りー

腰曲が爺さん
頑張ったら頑張った分だけ、後からご褒美が来るものですね。
当時は、両親や先生方からの叱責にうんざりしてましたが、喉元過ぎればケロリです。(笑)

2008/10/11  21:07

投稿者:腰曲が爺

あなたの修業時代の話、よく分かります。
誰も一足飛びに大人になったわけがありません。
いろいろな苦しみを乗り越えてこそ、今日のリーさんが存在しているのでしょう。
私の前半生のことを考えさせられました。

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