2008/5/18  8:45

「日本全国冬彦化経済」の中で生き延びる方法は地道な資産形成。  分類なし

このブログでも幾度か記してきましたが、日本国内では、比較的規制に守られなかった(規制にがんじがらめにされなかった)産業群と、複雑怪奇な規制にがんじがらめに守られ続けてしまった産業群とがあります。

日本の場合は、前者(規制にがんじがらめに守られなかった)が、自動車や鉄鋼などで代表される製造業。後者(規制にがんじがらめに守られてしまった)産業群が、サービス産業やゼネコンなどに代表される産業群。

トヨタやホンダの成功は、優秀な人材を沢山囲い込んだが故の成功ではなく(それだったら、製造以外でも、どこの企業も優秀な人材を沢山囲い込んでいます)、規制にさほど縛られず、霞ヶ関に守ってもらえなかったので、結果として、今の日本の自動車産業は、優秀な人材が育って、グローバル規模で通用するようになったのです。

反対に、国内では、複雑怪奇な規制に縛られながらも、その規制によって守られている産業群は、NTTとテレビ局を筆頭とする通信業界、三菱UFJを筆頭とする金融業界、日通を筆頭とする運輸業界、東電を筆頭とする電力業界、鹿島を筆頭とする建設業界、三井不動産を筆頭とする不動産業界、高島屋を筆頭とする小売業界、朝日新聞を筆頭とする出版業界などなど、です。
これらの業界にも大勢の優秀な人材が囲い込まれたのですが、霞ヶ関の過保護行政によって、優秀な人材が育ちにくかったので、グローバル規模で通用する国際競争力が、結果として育たなかったのです。(さらに、こういった業界内のホワイトカラーの間では、なかなか今の日本では、転職という文化が根付かない。労働力の流動性(転職)がたいして起きていない。)
これらの業界では、国内だけの絶望的な過当競争は起きても、グローバル規模でのダイナミックな再編も競争力向上も起きないのです。

日本人が「地道なものづくり」が向いているのでは、決して無い。
製造業しか、グローバル規模での国際競争にさらされたのです。製造業だけが、霞ヶ関の過保護行政にがんじがらめに守られなかったからこそ、早くから海外進出して、幾度も失敗を繰り返しながらも乗り越えて、グローバル規模で戦えるまでに成長できたのです。

以上を眺めれただけでも、なぜ、今の日本が全体としては不景気なのか、ご理解いただけると思います。
ほとんどの業界が、霞ヶ関の過保護行政の中で、もがき苦しんでいるか、あるいは、苦しんでいることさえも忘れようとして、過保護に甘んじている。いや、自分たちが過保護であることさえ自覚していない業界人も決して少なくない。

そして、いまだに、霞ヶ関は、これら規制で守られている(あるいは しばられている)ドメスティック産業群をさまざまな法律や行政指導でがんじがらめにしていても、これといって良心の呵責を感じない人々がメジャーなのです。この霞ヶ関という存在の不可解さも、なにとぞご理解いただきたい。

霞ヶ関のメジャーな人々って、御用済みの「教育ママゴン」「冬彦ママ」を思い出しますよね。
子供(企業)がすっかり実力を付けて大人になって一人立ちできそうになっても、「冬彦ママ」がいつまで経っても、手取り足取り、箸の上げ下げにまで子供に干渉して、「本当に自立なんかしちゃったら、世間知らずの私を必要としなくなるでしょう?(=小さな政府になっちゃうでしょう?)そしてら、私の心のよりどころがなくなっちゃうのよ(=天下り策がどんどん減ってくるのよ)。あなたの自立はとことん邪魔するわよ。あなたが一人で生きてゆける訳ないじゃない!!!一人で生きていってほしくないのよ!(民間企業は失敗することがあるでしょ!!!)。どんな小さな失敗も失敗は失敗なの!失敗はどんな小さな失敗でも、ママが許さないわ!だって、自立してほしくないんだもん!!!小さな失敗をするくらいなら、おとなしくしていなさい!(大人になろうとしないで、国内でひきこもっていなさい!)・・・」とささやく様な冬彦ママ。

日本全国「冬彦ママ」型行政と「冬彦さん」型民間企業が蔓延し始めているのでしょうか?

そして、この冬彦ママ行政と、冬彦型民間企業は、自分たちが「冬彦ママ化」「冬彦化」していることをなかなか自覚してくれそうもありません。
彼らは、いますぐ変わってくれそうも無いのだ。


では、私たちは どうやって、この21世紀を生き延びたらよいのでしょうか?

このブログ記事は、それでも、いま個々人が、時代から「ずれ落ちない」ために出来る有効かつ具体的な対応策を記し続けているのです。

このブログで幾度も幾度も繰り返し記して来たように、21世紀の日本に残こされた最後の資源が、「個人金融資産1500兆円」なのです。
この日本国内の眠れる最後の獅子:「個人金融資産1500兆円」が、上手に目覚めるか否かが、言い換えたら本島の意味で地道に有効利用されるか否かが、21世紀の日本復活の最重要の鍵を握っているのです。
せめて、個人金融資産1500兆円の、その半分だけの750兆円だけでも、賢く目覚めてくれたら、日本は変わります。
1500兆円の半分の750兆円が、多少のボラティリティー(乱高下)はあっても、長い目で見て、わずか年間平均3%でも、継続的に運用成績を上げ続けることが可能になれば、年間20数兆円の個人所得の増加が毎年平均して見込まれるようになります。

日本の内需が即座に上向きます。

しかも、金融資産を保有している人々は、日本国内でも60歳以上の高齢者に偏っているのです。彼ら60歳以上の人々が、悪徳業者(赤裸々な詐欺行為以外でも、銀行の悪い人々やアマチュア並みのプロや、一部の証券会社にまだ生き残っている一部の悪い人々、そして、これらアマプロたちは必ず甘い言葉であなたに擦り寄ってきます。金融ビッグバンの実態とは、一流のプロが沢山育つ一方で、それよりも沢山の悪徳業者が一時的にでもはびこってしまうという「光と影」が並存することなのです。)に騙されること無く、地道な資産形成で所得を増やせたら、日本国内は即座に購買力が増します。
即座に内需が拡大して、即座に日本国内の内需関連の産業(旅行代理店やスポーツクラブや外食産業やデパートスーパーなどの小売店や地元の弱小の小売店や、電器業界)が潤うのです。


あなたが21世紀で生き延びるために、

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【追記】お昼のなったので、読みやすいように一部文章を手直ししました。誤字脱字誤変換も直しました(つもり)。。






2008/5/24  20:31

投稿者:ina

私は日本人には年功序列、終身雇用が必要と思います。日本人の一般の人を見なさい。ものすごい嫉妬が激しい。他人の不幸があれだけビジネスになるのは日本人だけです。また401kなどあれだけ企業が手取り足取りしても定期預金が断突。これ以上グローバル化だITだと言っていると心が破壊されると思います。家庭の崩壊も激しい。金金金で家庭から笑いが消えたのが現在の日本だと思う。年功序列は嫉妬から又終身雇用は安心がある。日本人の幸福とは何かを本気になって考える時期だと思う。日本人は心が成熟してない人があまりにも多いと思う。日本人の気質を無視し突っ走るとその先は悲劇がありそう。一般の人は決してリスクは取らないと思う。ビクビクして株を買って、損したとき,いつまでもクヨクヨしうつになるのが日本人と思う。

2008/5/22  9:14

投稿者:貞子ちゃん

yamayama_chanさん はじめまして!(^^

談合と規制緩和とは、経済学上はまったく違うものです。
ゼネコンが談合が出来なくなって収益が上がりにくくなっていることは知っています。さらに、去年の新建設基準法での規制強化で、建設業界が大打撃を受けてしまいした。
過疎の地方では、地方の経済活性化のために、小学校の校舎を老人ホームに改築しようとしても、建設基準法が邪魔をして改築できない状態が起きています。

ところで、yamayama_chanは、本当にゼネコンの方ですか?
職業偽証も、軽犯罪ですが・・・・。
以前も弁護士を名乗る偽弁護士とか、いろいろな方が来られましたが・・・(^^;

2008/5/22  1:23

投稿者:yamayama_chan

ゼネコンに勤めるものです。建設業界が規制や談合により利益を得ていたのは過去のことですね。今は、国の工事での談合は、私でも信じられないことですが、ほとんどなくなってしまいました。だから、どこも公共工事の利益率はものすごく低いです。決算発表を見ればわかります。上場企業でも倒産するところが出てくるでしょう。
誤解されているようなので、一言。

2008/5/20  20:19

投稿者:貞子ちゃん

masaさん こんばんは!
おそおそのカメレスで申し訳ないです。

最近ロイターを読む時間がなくなっています。
禿親父って誰のことか、教えていただけますか?

2008/5/20  20:16

投稿者:貞子ちゃん

まさん はじめまして!
国債については、私ももう10年研究しています。このブログ発足してからも、いくどもそういた疑問にお答えしています。過去ブログを読んでください。
「信用創造」ということを理解していれば、ご指摘のような間違った誤解は 比較的解けやすくなるのですが・・・。

2008/5/20  3:42

投稿者:masa
http://blog.terumi.info/momantai/

>NTTとテレビ局を筆頭とする通信業界

一人、禿親父が頑張ってるんで。。忘れずに。実際、天下りは、全員、首になりましたし。

通信キャリアで、唯一、あそこだけ、天下りなし。おかげで、許認可は厳しいですけど。
その辺は、尊敬してます。

#最近、禿パワー、溜めてるみたいなんで、期待できるですよ。。

今時の、Web2.0でしたっけ?その人達には、ドメスティックな産業を飲み込んで変革する人っていないんでしょうか?ワタミさんは、前の世代ですよねぇ。。

2008/5/19  23:25

投稿者:ま

「個人金融資産1500兆円」って言いますけど、それって幻なんじゃないですかね?だって、皆が皆家の金庫に現金で溜め込んでるわけじゃないですよね。普通は銀行に預けますよね?銀行は集めた預金で国債を買っているわけですから、皆さんの預金はもう道路や橋になってしまって、もう無いってことじゃないんでしょうか。それでも皆が1500兆円を使おうと思ったら、国債価格が暴落して、国家が破綻するってことは無いんでしょうか?

2008/5/19  10:16

投稿者:Mitunori
http://plaza.rakuten.co.jp/osanpobiyoridesu

はじめまして
5/8「母が重くて、、、、」の書評から来ました。世代間の軋轢に対する考察、全面的に同感。目次を見ただけで鬱屈した気持ちが体を硬直させるだけのものがあります。読もうと思いつつフラッシュバックする気持ちの揺れが恐かったので迷っていました。よし、いまから書店に行きます。

2008/5/19  7:29

投稿者:貞子ちゃん

いくぞう13号さん はじめまして!
おはようございます!(^^

そうなんですよね・・・冬彦のたとえは、ちょっと古過ぎなんですよね。(^^;

2008/5/18  21:20

投稿者:いくぞう13号

冬彦のたとえは古すぎると思います。

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