2006/12/26  16:36

来年のアメリカFRB短期金利とアメリカ長期金利を占う。  分類なし

愛読者の方との私とのコメント欄での会話を一部手直ししてブログ本文で公開、『来年のアメリカFRB短期金利と長期金利の予測』に代えさせていただきます。

【愛読者】:今年の4月11日のブログ「グローバル規模での資産インフレが加速している今こそ価格の下落したデフレ対応型金融商品を底値で購入して、高金利をエンジョイするのが、さらに安全確実な手法でもある」のおかげで、自信を持って皆がインフレ資産の比率を増やす5月・6月にバーゲンセール中の長期債の比率を増やすことが出来ました。有難うございました。
現在米国金利は、逆イールドと成っていますが最近では89年98年00年に長短金利が逆転しておりその後、米国次いで日本での景気後退が起きています。しかも米国過去50年間で6回の景気後退が起きていますが、6回とも全て長短金利逆転が起きていたそうです。
http://money.jp.msn.com/Columnarticle.aspx?ac=fp2006092700&cc=01&nt=01今の手持ちのMMFも更に長期債に換えようかなと考えていますが、不安もあります。米長短期金利がむしろ上昇する可能性は高いと思われますか?

【私の回答】:ご指摘の点は、すこぶる理解できます。今はとても微妙なラインにあります。アメリカが軟着陸(ソフトランディング)になるか(こういう人は わりと親米派に多いです)、いや、アメリカは今度こそ、ハードランディングか(←アメリカが嫌いな人に多い)、せめてアメリカの第4四半期の成長率が来月末に発表になるまで、私はノーコメントという立場です。
ただ(どうしても個人的意見を書きたいので書いてしまいますが)
原油の値段が落ち着いています。NY株式市場もすこぶる活況なんです。アメリカの住宅バブルの崩壊と日本では揶揄されていますが、住宅バブルもアメリカの地域によって温度差がありまして、アメリカ通の方に聞くと、まだまだ西海岸は不動産の景気はよいという話も聞きます。
私はどちらかというとアメリカの景気が再び盛り上がると見ています。

資産運用にはせっかちは禁物なので、あと1ヶ月ほど様子見をされてはいかがでしょうか?
特に外債運用はせっかちは禁物です。
(ただし、様子見をしていたら そこそこのチャンスを見逃してしまう可能性もあります。)
アメリカの成長率は 確か第3四半期には2%代を切ってしまいました。(このとき石油がものすごく高値を更新してしまったのです。)
来月末発表の第4四半期の成長率を私は静かに待っています。石油の値段が落ち着いているので、そこそこ(2%以上)の経済成長になるような気がしないではない。

そのとき、株式にさらに投資してゆくか、手堅く再び底値で債券を購入するか、そのとき(第4四半期の統計が発表される来月末)を待ってから、決断しても遅くないと思います。

特に、海外株式に興味がない方でしたら(債券投資が中心の方でしたら)、1ヶ月程度の時間を惜しんで、焦って決断することも無いと思います。

世界株式投資に興味のある方ですと、今が買い時かもしれないので、迅速性がけっこう大切になりますが、そうでない方は、あと4週間程度待たれてもよいと思います。

今現在の注目点は@原油の値段 A株式市場 B住宅価格 Cその結果のアメリカ経済成長率 この順序です。この順序で(今現在の影響度の高い順)現在は注意してください。

(長短金利差の逆転現象は景気失速の前兆という)20世紀の常識が21世紀の常識としてそのまま まだ通用するか 私個人はちょっとだけ懐疑的です。
アメリカの長短金利差の逆転は (長短金利差の逆転現象は景気失速の前兆という)20世紀の経験則が グローバル化の進んだ21世紀まで通用するのかな?と 私個人は、素朴な疑問を抱いております。

中国などの新興国や産油国がアメリカの長期国債などを大量に買い支えています。あのイランだって アメリカ国債を買っているかもしれない。
来年は アメリカ経済の景気がソフトランディングしたり、アメリカ経済が意外と力強い景気回復をしてFRBが短期金利を引き上げるようなことが起きても、アメリカの長期の金利は 中国などの新興国や産油国からのアメリカ国債買い支え圧力で それほど上がらない(もしかしたらさらに下がるケースも起こりうる?)とも私は予想します。
同様に、21世紀のアメリカ経済は、長期金利の動向と株式市場の動き、さらにはアメリカ経済全体の動きが 今までの経験則が当てはまらない『チグハグな動き』『訳ワカメの動き』を見せる可能性も見逃せません。
もしかしたら、アメリカの長期金利が高止まったり下落傾向を辿る中で、アメリカの株式市場が高値更新し続けたりする可能性(引き続き アメリカの債券市場も株式市場も買い相場が続く可能性)も占えてしまえるのです。当たるも八卦当たらぬも八卦ですが・・(^^;
とにかく あと一ヶ月は しばらくは様子見をお勧めします。

それよりも、グローバルゼーションが進む中で 日本を除く先進国の長期金利が収斂(しゅうれん)傾向を辿り始めていることに 私個人はすこぶるワクワク・ドキドキ注目しています。


日本だけがこういった世界の金利の流れに恣意的に取り残されています。行政指導によって日本の金利だけが世界市場から取り残されているのです。困ったものです。

その後 愛読者の方から 私のコメント返しが そのまま『「外債長期投資家の心得」に相当しうると考えます。』とご指摘いただきました。(^^;
そう指摘していただくと、『あ!!!そうかもしんない!』と初めて思った貞子からの報告でした。

【追記】一部読みやすいように一部の表現を手直ししました。










2006/12/28  10:41

投稿者:ダサ子ちゃん

理屈馬鹿ばっかり

2006/12/28  10:07

投稿者:貞子ちゃん

maamaaさん はじめまして!(^^
maamaaさんご質問の内容は 一見素朴そうに見えて 実は大変鋭く含蓄の深いご質問です!!♪
こういったご質問は 私としてもとても嬉しいです。(^^ ありがとうございます!

けれど さっき コメント返しをアップしたら 文字制限を越えていて コメント内容が全部消えてしまいました。(T T)あは

気を取り直して、本日ブログ本文で 取り急ぎアップしなおしますので、もうしばらく、レマ待ちお願いします!

うっかり屋のところもある貞子ですが、今後も宜しくお願いします。



2006/12/28  9:43

投稿者:貞子ちゃん

満和さん おはようございます!(^^
恥ずかしながら貞子は 満和さんは まんわさん だと思っていて、メールのみつわさんとは別人だと思ってました。(^^;
昨日やっと 私の中のまんわさんとみつわさんが同一人物だと気が付きました。(^^;
昨日のメールの大変興味深く拝読させていただいています。昨日のメールは私が誤って削除してしまいました。、お手数ですが、もう一度同じ内容のものを是非とも送付してください!
医療福祉財政の話はすこぶる興味深く拝読させていただいております。時々医療の専門用語が多くなると難しいとは感じますが。。。元々 医療福祉制度にはすごく興味があるのですが・・・義理の母や実父が入院したりしていたので、老人医療がヤケニ安すぎたり、義理の母の介護認定を申請するときも、介護保険がやけに安すぎる(サービス内容と相対的に掛け金が以上に安すぎる)のが気が付いております。これらは 遅かれ早かれ 破綻するのは火を見るより明らかです。ただ地方都市では 国家のお金が流れ込むところへは 大変商才のある方が
即座にアリが蜜に群がるように機動力を発揮して新規参入しています。
今の年金債務は少なく見積もっても最低530兆円多く見積もると、1000兆円くらいだと富田先生とかは試算しています。
この離籍した年金債務を物価連動性と併用してチャラにするとなると・・・・わたしのざっくり計算での、老人世帯(あるいは年金受給世帯)の預貯金をほとんどすべて没収するしか方法は無いような気がするのですが。。。。10年か20年かけて彼らの年金支給額の半分くらいをジワジワ他の名目で没収して、インフレを起こせば なんとかなるのかしら?やっぱり年金制度も敵ながら天晴れなんでしょうかね。(厚生労働省を ほめてどうする!!!ですよね。(><;




2006/12/27  20:56

投稿者:maamaa

貞子さん,教えて下さい.
もしアメリカ発の世界恐慌が起こったとしても米国債は世界一安全なのでしょうか?それから本文にあった”日本を除く先進国の長期金利が収斂(しゅうれん)傾向を辿り始めていることに私個人はすこぶるワクワク・ドキドキ注目しています。”とはどういう意味でしょうか?

2006/12/27  14:21

投稿者:満和

貞子ちゃんさん、こんにちは。先日は失礼な(変な)メールを送付してしまいまして、すみませんでした。ちょっと調子にのりすぎたと反省しております。
(わんだぁさん宛のメールを貞子ちゃんさんにも一緒に送ってしまった件です・・・^^;)

貞子ちゃんさんにも見ていただきたかった内容は、(ご存知だったかもしれませんが)年金からいろいろな名目でお金を巻き上げ、実質的に年金債務をチャラにしてしまう仕掛けが、密やかに進んでいる(もうほぼ完成しています)という話です。
すでに導入された物価連動性の廃止とあい合わせて運用することで、実質的な年金債務はチャラにできます。
さすがです・・・(褒めてどうする・・・<`ヘ´>)

今まで情報をアップするという意識がありませんでしたので記事等残してきていませんが、今後は気を付けてソースとデータのある情報をアップしたいと考えております。

2006/12/27  10:25

投稿者:yasutako

ご紹介有難うございます。
確かに野村に比べて外債のスプレッドはずっと良心的ですね。
私達はM3.comと言う掲示板から「外貨投資勉強会」を作りしばしばKANさんや貞子様のブログを参考にさせて戴いております。その中で大阪の30代の方がFS証券をお勧めに成っていました。
早速検討させて頂きます。

2006/12/27  4:31

投稿者:yasutako

本ブログにアップして頂いた自分の質問と貞子様のご回答を再度読ませていただきかなりファイナンシャル・リテラシーが磨かれた気が致します。
心から感謝いたします。
かって私は野村証券でゼロクーポンや利付債を買った事がありましたが、余りのスプレッドの酷さに泣かされたものです。
今は海外勤務の折外銀海外支店を利用しておりますが、早く日本でも外債投資の標準的な環境が整う事を願っております。
また現状で21歳未満の子供達の名義では外銀海外支店の運用口座が開設できず、未だに子供達は野村に法外な手数料を取られております。

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