2006/12/28  10:13

グローバル規模での長期分散投資の勧め♪Part1  分類なし

昨日maamaaさんという方から大変貴重かつ鋭いご質問を受けました。
maamaaさん、貴重なご質問どうもありがとうございます。

(以下 maamaaさんのご質問内容)
貞子さん,教えて下さい.
もしアメリカ発の世界恐慌が起こったとしても米国債は世界一安全なのでしょうか?それから本文にあった”日本を除く先進国の長期金利が収斂(しゅうれん)傾向を辿り始めていることに私個人はすこぶるワクワク・ドキドキ注目しています。”とはどういう意味でしょうか?

(以上 maamaaさんのご質問内容)

このご質問は一見素朴なご質問のようで、実は大変鋭い貴重なご質問なのです。

以下 私の見解をざっくりと記述します。

『もしアメリカ発の世界恐慌が起こったとしても米国債は世界一安全なのでしょうか?』
とのことですが、世界恐慌というものは経済政策や金融政策の手法が発達した21世紀では、まず起きる可能性は極めて低いです。まぁ アメリカ対イランなどの中東勢力との間で 核戦争とかが勃発すれば話は変わってきますが、可能性をしては極めて低い。
しかし 、可能性はゼロではありません。

以下 世界恐慌と言う言葉ではなく『世界金融収縮』という言葉を使います。(この場合『世界金融収縮』とは、世界のマネーの流れが相対的に収縮することを言います。)

アメリカ発世界金融収縮が起きる可能性はゼロではありません。

最近はネット上では田中 宇氏が田中 宇のメールマガジンやアーカイブなどで『アメリカの財政赤字も累積すると合計55兆ドルになっており、これは以前の記事「アメリカは破産する?」で紹介した、連邦準備銀行の研究者が算出した赤字額(66兆ドル)に近い。』などと、アメリカ経済の減速を警告する向きはけっこう多いです。
実際アメリカの双子の赤字はブッシュ政権後 日に日に増大しています。
これは大変留意すべき注目点です。
アメリカの財政赤字は 計算方法によっては55兆ドル(日本円にして6600兆円前後)というのは まだちょっと根拠が無いような あるような・・・信じられないような情報ではあります。
ただ 計算方法によっては、日本の財政赤字も2000兆円あるという試算は 富田俊基中央大学教授(野村総合研究所 主任研究員)も『日本国債の研究』で発表されておりますから、アメリカの財政赤字6600兆円というのも、計算方法によってはまんざら根拠の無いものでもないような気もします。(これが どういった計算方法で計算されたかは ちょっとだけ私個人は懐疑的ではありますが・・・・アンチ・ブッシュ派の方が流したデマゴーグではないかとちょっと訝しく(いぶかしく)は感じています。実際どうなんでしょうか。詳しい情報をお持ちの方は是非ともトラックバックお願いします。私の知る範囲では2000年前後のアメリカの財政赤字は7.7兆ドル程度だったので、ブッシュ政権時代だけで8倍近くに膨れ上がるわけが無いのですが・・・・。アメリカ政府も隠れ借金という国家財政の粉飾決算(飛ばし)が横行しているのでしょうか? 私の今後の検討課題にします。)

しかしながら 愛読者の方は なにとぞ、『アメリカのGDPは日本円にしておよそ1400兆円と日本のGDPの3倍近く存在すること』は肝に銘じてください。
日本人から見るとアメリカの財政赤字は 日本の財政赤字の3倍以上と 日本人にとっては腰が抜けそうな規模ですが、アメリカのGDPも日本のGDPの三倍近くあることも 決して忘れないで下さい。
なお アメリカは国債管理政策では『非流通性国債』を導入するなどして、少なくとも国債管理政策では日本よりもかなり進歩していますし、アメリカは金融・金利の自由化も進んでいます。

詳しくは →日米の国債の保有構造の違いT

けれども、アメリカ発世界金融収縮が起きる可能性はゼロではありません。

しかしながら、『アメリカ発金融収縮』が起きる前に、金融の自由化の遅れた『日本発金融収縮』が起きる可能性のほうが高いですし、その前に『インド発金融収縮』とか、『中国発金融収縮』が起きる可能性のほうが高いのではないかと、いや、中国発よりは日本発のほうが先かな?などと、私個人は見ています。(中国元の大幅に利上げについては 後日改めて・・・)

なんと言っても、好むと好まざるとは関係なく、アメリカは未だに世界最大の軍事大国です。アメリカは未だに世界最大のGDP大国です。
30年後の世界の覇権はアメリカと中国とが均衡しているかもしれません。アメリカは長期凋落傾向が垣間見え始めているかも知れません。
しかしながら、アメリカは、今現在は、厳然たる世界最大の覇権国家であり、アメリカ・ドルが今もって世界の基軸通貨であることは、未だに厳然たる現実なのです。





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