2007/10/31  15:27

資源バブルも永遠には続かない、5年以内に黄信号?  分類なし

ただいま進行中の資源バブルは、永遠には続かない。
一般には、石油やエネルギーやレアメタルなどの資源や、穀物を始めとする商品(コモディティー)は、一回値上がり始めると、人々は永遠に値上がり続けると思い始めますが、そういったことは、まず無い。

確かに世界経済の構造的な問題として、中国・インドの人口23億人の胃袋を満たすために、あるいは彼らの一部が文化的な生活を強く求め始めたために、資源価格や商品価格が値上がり続けるという理論は、長期的には正しい。けれども、短期的(5年以内)では、資源エネルギーや穀物などの価格が一本調子で値上がり続けるという発想は、正しくない。

資源エネルギー価格が値上がり続けると、まず、世界の重厚長大系(石油精製や鉄鋼やアルミや化学や造船や紙パルプ、さらには食品会社などなど)の企業の業績が落ちます。
資源エネルギー価格や穀物価格の高騰が、こういった重厚長大系の世界中の企業にボディーブローのように利いてきます。
さらには、世界中の個人消費さえも冷え込ませます。
穀物の値上がりとて、世界の個人消費にボディーブローのように利いて来るのです。
需要が減るのだ。
すれば、さらに、世界の石油精製や化学や食品会社などなどの昔ながらの重厚長大&生活必需品関連の企業の業績が徐々に減速してゆきます。
こうなると、資源や穀物の価格が急速に値下がりし始るのです。世界の総需要が減るからです。
特に、価格上昇時代に浮かれるように増産に次ぐ増産を続けたて来た世界の資源エネルギー関連の業界(特にロシア!)は、過剰設備を抱えるようになります。
資源エネルギー価格が急速に値下がれば、価格上昇時代に無計画に増産に次ぐ増産を繰り返してきた資源エネルギー業界が再び不況のどん底に陥ります。
こうなると、資源マネーで潤っていた世界の不動産インフレも沈静化し始めます。

以上のような繰り返しが、戦後の世界のエネルギー資源業界だったのです。

今の資源エネルギー価格や穀物価格は、あまりにも投機的なマネーが入り込み過ぎているように思います。いくらなんでも実需(実態経済)に裏付けられてない。
今の世界の資源エネルギー資源や穀物市場には、荒くれのヘッジファンド達が入り込み過ぎているように思う。
世界の資源エネルギーや穀物相場へ参加している投機的なマネーのファンドマネージャー達のそそっかしさは、アメリカ・サブプライムのときのヘッジファンド・マネージャー達のそそっかしさの比ではないような気が・・・・。
(こういった投機的なマネーが、世界のエネルギー資源や穀物の価格を上げているので、オイルマネーを始めとして、ロシアやオーストラリア、ブラジル、カナダなどなどの資源国家もすこぶる潤っているのですが・・・。さらには、資源マネーが逆流している各国の不動産市場も一部活況なのですが・・・・)

どういう訳か、世界の不動産市場と世界の資源エネルギー市場は、いつも、ちょっとづつずれながらも、かなり重なって動くのである。はやり、資源関係の『濡れ手に粟』の人々は、やはり『濡れ手に粟』の不動産市場がお好きだということなのだろうか・・・。

あまりにも世界の資源エネルギーや穀物の価格は、短期間に値上がり過ぎております。
アメリカとか中国とかの地域に全く関係無く、さまざまな地域で、重厚長大系の産業を中心に、近い将来、エネルギー多消費型の企業の業績が足踏みするか、急速に悪化し始めるでしょう。

以上のように考えれば、アメリカのバフェット氏が中国のペトロチャイナの株をほんの一部だけど手放したり、ジム・クレーマーが、目下のところ、資源エネルギーや穀物を大量に加工せざるを得ない資源エネルギー関連や化学や食品関係の企業の株を手放し始めて、エネルギーを消費しない軽薄短小の通信関係や半導体関係やIT系の株式にシフトし始めたことは、大いに納得しますし、私個人は、『やっぱり先見の明があるなぁ〜〜〜』と、すこぶる納得しています。

そろそろ、オージーやカナダなどの資源国通貨や、資源関連のロシア・ファンドや、中南米ファンドは短期(5年以内)では、黄信号(相対的に運用成績が悪くなる)と判断(覚悟)したほうが良いのではないでしょうか。

世界の株式市場が、かなりセンシティブな動きを今年になってから示し始めており、その一方で、後を追うように、資源や穀物関連のマーケットが暴騰しています。
だからこそ、そろそろ資源関連は黄信号だと思います。
当たるも八卦、当たらぬも八卦ですが・・・。
資産形成途上の方はなにとぞご注意ください。

けれども、世界には過剰流動性が160兆ドルある。

今は、資源関連の通貨やファンドを買い進めるよりも、長期的な視野で、大変ナーバスかつセンシティブな動きをしている世界ETFや世界インデックス株式ファンドのほうを、気長に何回も回数を分けて買い増してゆくほうが、長い目で見たら、堅実だと、私個人は思いますです。どうなんでしょうかね???
向こう1年か3年くらい、世界ETFや海外株式インデックスファンドが大変センシティブな安値で推移するかも知れません。そういう時期こそが、長い目で見たら、後になって振り返ると、海外ETFや海外株式インデックスファンドの絶好の買い増し時、始め時になるのですが・・・。
長期的な視野にたって、『市場が弱気になっているとき(安くなっているとき)に買い増す。市場が強気になり過ぎていたら(高くなっていたら)、参加しない。』
これが資産形成への一番の近道で、一番堅実な方法だとは思います(実感〜)。

15年前までは、いつも『釣られ買い』してました(←高くなってから慌てて買って、高値掴みのまま、安くなったら悔しくで塩漬けして、いつまで経っても損切り出来ない状態)。
数年前までは、外貨やファンドと言えども 時折『釣られ買い』していた傷だらけの貞子からの報告です。
そうなんです。金融商品とは、どうしても、頭で分かっていても、初心者の頃は、買うときは感情の赴くままに買ってしまうものなのです。

なお、10年20年30年の超長期の時間を味方につけての資源国通貨や資源国ファンドや資源株は、むちゃ長い目で見たら、有望だとは思います。
何が言いたかったかというと、短期(5年以内)では、資源エネルギーや穀物関連の通貨やファンドは、そろそろ運用成績が悪くなり始めるかも(黄信号)・・・。

中国オンリーのファンドももう怖くて買い増していません。売ってはいませんが買い増していません。中国株が暴騰すると今でも頭に血が上りますし、中国株がちょっとでも下がると、なんとなく一日中気分が良い・・・。
でも、やっぱり『中国株は買い増したほうが良いのかな〜〜〜』と、心がチジに乱れます。
『あ!そうだ!20年以上の長い目で見れば 中国は買いだ!!!!』と、気が付くのですが、何故か、買い増せない・・・。だって、もう高過ぎるんだもん・・・。

『誰もが参加し始めたら、マーケットは黄信号』の古い鉄則が、今の私は破れなくなったのである。
15年前は、この『誰でも』の中に自分も入っていて、いつも損をして傷だらけになっていましたから・・・。
あぁ、私の投資暦は、まだ20年に満たない。けれども、相手が中国となると何故かその神秘的な感覚に惑わされて、中国相手だと、なんとなく鉄則を破りたくなる。

田村正和風に、『中国株は魔物だ・・・・』





2007/11/10  4:11

投稿者:くま

先日は誤解をまねくような書き込みをしてしまい申し訳御座いませんでした。(反省)

ドルコスト投資法とかポートフォリオに従ってインデックス投信に投資したりとか頭では判っているつもりなのに中国株、資源国通貨は実体以上に高騰しているんじゃないかとか雑念が入ってしまい100%円のまま持っています。キャピタルフライトが来る前に円高が来ます様に…
(今週末円高になっておりますが、円高というよりドルの一人負けのような気がする)

書き込みをするならまずは過去ログを読むべきだろうと思い2004年の分からつまみ読みさせていただいてます(ストーカーではありません(^^;; 
が、読むだけでもなかなか大変です。毎日の積み重ねって大事だなあ。と改めて思い知らされます。

堀江モンのあたりは、当時は本業が忙しく、かつ全く経済や時事ネタには興味なく(お金がなく?)過ごしておりましたのでそういう側面があったのか…と今更ながら感動しておりました。

しばらく過去ログを読みつつ勉強してゆきます。初心者ですが今後ともよろしくお願いいたします。

2007/11/1  2:16

投稿者:masa
http://blog.terumi.info/momantai/

>だって、もう高過ぎるんだもん・・・。

年頃は、すぎているんじゃ。。(^^;
中国がこれからどうなるのか、予測できたら億万長者ですよねぇ。。

ちなみに、中国のIT技術者は嫌いです。。
韓国の方が好きです。
出来ないって、言わないんだよなぁ。。
出来なくても。。。

中国の農村と、都市部の格差は、絶望的。。
カラオケしってます?
お持ち帰りとか?
一晩で、一年分の農村の家族の稼ぎを手に入れる娘たちがいます。。

新帝国主義論で、中国の件と、有り余る資本が、戦争を呼ぶ話は、感銘をうけました。。
息子は、戦争に行く事になるのだろうと、僕は思っています。

バフェットとジム・クレイマーの本は、好きです。バフェットの師匠の本も。。
世界は、謎に満ちていて、神様と違って、有限の命と、分からないことが沢山あるから、人生は豊かなんだと、思う今日このごろ。。

PS 
本書いてもらえないですかねぇ。。Blogを読まない人にこそ、知らせるべき内容を、最近、書かれているきがするんですが。。
できれば、小学生から中学生を対象に、読ませられるものが欲しい。。そうすれば、20年後の世界は、変わっているんじゃないですか?

2007/10/31  23:20

投稿者:kayoko

貞子ちゃんへ

 いつも抜群の切れ味で世相を語り、投資のことでは、神様みたいにいろいろ教えてくださり、心配してくださっている貞子ちゃんでも、損をすることもあれば、中国株に心乱れることもあるんですね。なんか安心しちゃった。

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