2008/7/22  2:22

日本歴史のキモ   日本語教育

 日本の歴史の説明で,何をテキストに使っているのかと,ラチャパット会から聞かれたと同僚の先生がいうので,「日本タテヨコ」(ソーソートー,タイ語記述と日本語記述の見開き並列)と「日本事情入門」(アルク,英語ベース)だと答えました。老婆心がすぎて使い方も説明するとむかつくらしいのでやめときましたが,それをそのまま言っても,あるいは日本語表現しても,タイ語で説明しても事項の羅列で全くわからないと思うんです。
 で,日本とタイの歴史を比較して説明する際に,いくつかのキモ,重要な部分があると思うんです。このブログや,ごいのタイ語講座のブログ,ホームページでも何回か書きました。古代は稲作の成立,均田制とサクディナー制との比較,ひらがな,カタカナの生まれた国風文化の時代,武士の時代,山田長政,明治維新とチュラロンコン大王,1932年プリーディーの立憲革命,1945年と民主主義くらいかな。たくさんはないと思う。あとは地理や経済や現代文化で扱えばいい。
 また自分の得意なところで,お札の人物を扱うのもよし,というところかな。ダルニーという高校では,樋口一葉など題材にしたらしく,よく知っていました。日本の売春防止法1956年成立,1958年施行の説明,売防法の意図,芸者と売春婦との違い,留学生・就学生がしてはいけないアルバイト,風俗(パチンコを含む)の説明を加えました(興味本位ではなかったので,高校生の質問に応じ,まじめに回答)。
 地理は,日本の南国,沖縄の泡盛,島とうがらし,米軍基地。日本のイサーン東北などはどうでしょう。昔,味噌汁がしょっぱくて肉体労働で塩分とりすぎ,脳卒中,貧乏人がたくさんいて,男は出稼ぎにでた。ここがイサーンと違うところ。タイでは建設産業に男女,ときには子供も参加していました。スンコロクヤキという焼きものの紹介もありますよね。全国焼き物めぐり,木製家具めぐり,ラーメンめぐり,踊りめぐり,フルーツめぐり,などいろいろなアイデアを学生さんから出してもらえば。OTOP(One Tambon One Product 一村一品運動)は,日本,タイ共通の課題ですよね。
 日本料理とその作り方の説明というテーマで,日本全国のラーメンを紹介したウェッブをレポートにした学生さんがいたけど,ウェッブの日本語を全く理解していなかった。あくまでも理解できる範囲で。せっかく8番らーめんをみるといいと勧めたのに。
 経済は,「日本の経済発展の理由」にそくして,ドーア,間宏先生の「日本の工場・イギリスの工場」の一部を紹介してあげるなどすればいいと思う。つまり日本的経営の説明。本当は,トヨタやホンダの工場見学が一番いいと思うんですけど,ウッタラディットからは遠いな。なにかビデオでもいいし,ウェッブでもいいのかな。これは中間テスト(8月上旬)が終わった後半から。日本は相対的に水がきれいだったというのが自説ですけど。ハハハ。まだ水には用心しています。
 いま「日本事情」という3年生の授業でやっているネタは,動物,幽霊,妖怪のイメージの比較です。レポートを書かせると,漢字も構文もめちゃめちゃですけどね。なんとか意味はわかります。彼らの日本語は,私のタイ語レベルと同じね。それと,おそらくタイ語レベルがいけない。みなさんだって,現代国語の成績,満点だったわけないでしょ!厳しさとやさしさで,親身の指導じゃ!ちょっと予備校,塾ズレかなとも思うんですが,ネティブの先生としている価値は,日本語力をアップさせることだと思いますから。



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