2008/7/26 4:24
ストレスと男女の違い 痛みの研究/研究室
今週はいつも以上に普通の日々だった。毎日,大学で仕事して帰宅して読書に没頭。大学でも主にdesk work主体なので論文を読み続け、時々来月の学会のポスター作り。結果,今週はこの日記も仕事の備忘録状態。
おまけに自宅では現在、帚木蓮生著。『臓器農場』。600ページくらいの文庫本。先日読んでいた同じ著者のエンブリオ(最初からトップスピードで展開する)に比べると60%読了した時点ではまだ話はDramaticに展開していないが、かなりの困難な問題を投げて来る。後日、また読書感想文を発表したいが、本当に考えさせられてしまう。
さて今日も論文を読んでいた。ストレスが脳におよぼす影響と男女差に関して。ストレス状態での脳の応答が男女で違うことは今や脳神経業界では常識だ。そういう論文を探していた。
下の写真(写真クリックで拡大可能)はオス,メスのラットの海馬(記憶などに関係する)の神経細胞の樹状突起とSpine(丸いぶつぶつ状のもの)を示す。この”ぶつぶつ”が多い程,海馬の機能が活発、つまり記憶などの脳機能がよいと考えられている。そしてこの”ぶつぶつ”の数は女性では月経周期で変化する事も分かっている。このあたりは1990年代中盤までに解明されている。
この論文を出したグループは、それなら急性ストレスをかけたらどうなるねん?男女で違うのか?という質問をあげた。そういう実験である。

で、結果は上の写真のとおりである(写真クリックで拡大可能)。おもしろいことにオスでは急性ストレス状態ではこの”ぶつぶつ”が増えるがメスでは減少してしまうという全く正反対の結果になった。
オスは一時的なストレス状態でも脳機能はあまり変わらない。しかしメスでは低下する。これはどういうことを意味するのか?
例えば昔昔、男は生活のため猟にでかけた。猟では急激な緊張ストレス状態を強いられる。しかし一々、判断とか決断といった脳機能が変動してたら獲物を確保できない。だから急性ストレス耐性が女性よりあるのかも知れない。
一方のメスは先日、書いたがオスより慢性ストレス状態に強い。これは女性は出産という長期にわたるある種のストレス状態におかれる。これに対処できるよう脳機能も変化したのかも知れない。というのが私の勝手な想像。思い出せば学生時代、試験勉強で一夜漬けといった荒業はおおむね男子向きだったように思う。
おまけに自宅では現在、帚木蓮生著。『臓器農場』。600ページくらいの文庫本。先日読んでいた同じ著者のエンブリオ(最初からトップスピードで展開する)に比べると60%読了した時点ではまだ話はDramaticに展開していないが、かなりの困難な問題を投げて来る。後日、また読書感想文を発表したいが、本当に考えさせられてしまう。
さて今日も論文を読んでいた。ストレスが脳におよぼす影響と男女差に関して。ストレス状態での脳の応答が男女で違うことは今や脳神経業界では常識だ。そういう論文を探していた。
下の写真(写真クリックで拡大可能)はオス,メスのラットの海馬(記憶などに関係する)の神経細胞の樹状突起とSpine(丸いぶつぶつ状のもの)を示す。この”ぶつぶつ”が多い程,海馬の機能が活発、つまり記憶などの脳機能がよいと考えられている。そしてこの”ぶつぶつ”の数は女性では月経周期で変化する事も分かっている。このあたりは1990年代中盤までに解明されている。
この論文を出したグループは、それなら急性ストレスをかけたらどうなるねん?男女で違うのか?という質問をあげた。そういう実験である。
で、結果は上の写真のとおりである(写真クリックで拡大可能)。おもしろいことにオスでは急性ストレス状態ではこの”ぶつぶつ”が増えるがメスでは減少してしまうという全く正反対の結果になった。
オスは一時的なストレス状態でも脳機能はあまり変わらない。しかしメスでは低下する。これはどういうことを意味するのか?
例えば昔昔、男は生活のため猟にでかけた。猟では急激な緊張ストレス状態を強いられる。しかし一々、判断とか決断といった脳機能が変動してたら獲物を確保できない。だから急性ストレス耐性が女性よりあるのかも知れない。
一方のメスは先日、書いたがオスより慢性ストレス状態に強い。これは女性は出産という長期にわたるある種のストレス状態におかれる。これに対処できるよう脳機能も変化したのかも知れない。というのが私の勝手な想像。思い出せば学生時代、試験勉強で一夜漬けといった荒業はおおむね男子向きだったように思う。
