2008/3/2 23:47
春なのだ 競馬
昨日から弥生が始まった。
月が変わったことでなんとなく気分も春っぽくなってきた。
そんな昨日はいろいろと盛りだくさんの一日。
午前中は連れ合いの用事に付き合って宝塚へ。
宝塚で用事を済ませた後は阪急今津線に乗って西宮北口へ。
まだ読んではいないが最近購入した小説『阪急電車』の舞台。
電車に乗りながらそんなことをふと思う。
今津線は仁川に行くときにお世話になる路線。
とはいえ、いつもは仁川までなのでその先は馴染みも幾分薄い。
馴染みが薄いだけに甲東園、門戸厄神といった駅には少々惹かれる。
殊に甲東園は連れ合いにとってはなじみ深い町で話にもちょくちょく出てくるだけに。
西宮北口ではちょっと前を見据えて駅前ビルの専門店で買い物。
とはいえ、専門店の雰囲気に圧倒されていたというのが正直な感想だったのだけど…。
それから同じく駅前ビルのイートインコーナーでたこ焼きと明石焼きを食べる。
ここは一年半前に高校演劇の近畿大会を見に来たときに生徒と食事したところ。
ふとそんなことを思い出してノスタルジー。
今日のことなんかもまたのちのち思い出すことになるのだろうかなどと思いながら。
ここのたこ焼きも明石焼も一年半前はあまり印象には残っていなかったのだが、
この日改めて食べてみればなかなかに美味。また食べに来たくなった。
まあ、専門店にはまた来ることになるだろうからその時に食べたらいいのだけれど。
その後はジュンク堂を冷やかしてから連れ合いといったん別れて仁川へ。
ジュンク堂では演劇関係のおもしろそうな本を発見したのだけれど、
持ち金に余裕がなかったのでパス。
この日は阪神競馬の開幕日。
舞台が淀から仁川に変わって家から随分と近くなったので競馬にも通いやすくなった。
そんなわけで阪神競馬の開催は待ちに待っていたもの。
ちなみに今週の仁川の重賞は土曜にアーリントンC、日曜に阪急杯の二本立て。
本音を言えばスズカフェニックスが登場する阪急杯の方に惹かれるのだが、
日曜は仕事の都合で出勤しなければならないのでこちらを観戦するのは無理。
そんなわけでこの日のアーリントンCの観戦にも力が入る。
仁川に到着したのは10Rの発走前。
この10Rは御堂筋S。準オープンの2400m戦。
阪神競馬の開幕日だけあっていつもよりも人出も多い印象。
いつもはなんとなく空いている直線半ばもこの日は場所取りシートが密集。
2ハロン棒の前あたりでなんとか割り込んで観戦場所を確保。
ISO感度の調整やシャッタースピードを設定し直したりでスタート前を過ごす。
仁川の2400m戦はスタートがスタンド前で馬は目の前を二度通る。
そんなわけでまずスタート直後の馬たちを気合いを入れて連写。
なにせ2ヶ月ぶりの仁川での撮影だから。
ところがところが、
出来映えを確認すべくモニターを覗いたら「CFカードが入っていません」の表示。
あっちゃー。慌てていてCFカードを入れ忘れていた…。
シャッタースピードの調整よりも前にやることがあったってわけね。
念のために持ってきていたCFカードを入れて改めて撮影準備完了。
それにしても御堂筋Sがスタンド前発走でよかった…。
さてこのレース、
昨年のクラシック戦線でダークホース視されていた4歳馬同士での決着となった。
直線抜け出して粘り込みを図るマンハッタンスカイと差してきたメトロシュタイン。
最後はメトロシュタインがマンハッタンスカイを振り切った。


メトロシュタインは前にも何度か書いたがスエヒロコマンダー産駒。
こういうマイナー(?)血統の馬がオープンに登り詰めるのはなんともたまらない。
手綱を取った福永曰くまだまだ力はあるとのことなので今後もがんばってほしいもの。
メインのアーリントンCの目玉はポルトフィーノ。
かのエアグルーヴの娘。
この良血に加えて、現在のところ2戦2勝。
昨年6月の新馬戦をポンと勝って札幌3歳Sを目指したが脚部不安が出て休養。
復帰してきて先月いきなりオープンのエルフィンSを勝ってしまった素質馬。
そして鞍上にはユタカと来たらこれはもう人気にならない方がおかしいくらい。
そんなわけで牡馬に混じったここでも一番人気に推されていた。
ふとこの馬の姉のアドマイヤグルーヴを思い出す。
あの馬も牡馬に混じって皐月賞TRの若葉Sを走り、一番人気に推されていたっけ。
この馬も姉に続くことができるか。
評判の馬だったからデビュー前から存在は知っていたけれど走りを見るのは初めて。
そんなわけだから余計に気合いも入る。
10Rの表彰式直後からウイナーズサークル前に陣取って本馬場入場を待ちわびる。
西宮北口の専門店街で買ったものを観戦場所に置き去りにして。
なんだか不用心で気にもなったけれど、まあなんとかなるだろうと。
そうこうして待ちわびてようやくポルトフィーノの入場。

阪神競馬の嚆矢となるアーリントンCは春の訪れを感じさせてくれるレース。
もう春なのだとしみじみと感じる。
アーリントンC観戦は3年ぶり。
昨年も一昨年もこのレース当日に連れ合い(当時はまだ違ったけれど)に会っていた。
レース結果を密かに気にしながら元町を歩いたり、キャラメルの芝居を見ていた。
前に見たアーリントンCは’05年。
母ロンドンブリッジの良血馬ビッグプラネットの逃げ切り勝ちだった。
そんなことを思い出していたら、今年のこのレースも逃げ切りで決まってしまった。
藤田伸二を背にした5番人気、伏兵のダンツキッスイが堂々の逃げ切り勝ち。

その鮮やかさに同じく藤田騎乗のコンゴウリキシオーが勝ったマイラーズCを連想。
ちなみにポルトフィーノは8着に惨敗。何があったのだろうか…。
アーリントンC後はそそくさと仁川を後にして連れ合いと合流。
いったん帰宅後、一週間の食材の買い出し。それから夕食。
21時より映画『それでもボクはやってない』を見る。
『シコふんじゃった』『ファンシーダンス』の周防正行監督作品。
さすがに面白い。殊に地味だけど味のある役者を随所に配しているあたりが絶妙。
大森南朋、正名僕蔵、小日向文世、もたいまさこ、光石研、そして役所広司。
そういった味のある役者たちの演技を堪能。
もちろん、物語の方も十分に楽しませてもらった。
内容はやや辛口の社会派コメディといったところか。
テーマは日本の司法への問題提起。
日本の裁判の有罪率の高さの実態とか
もちろんデフォルメはされているのだろうけれど裁判のありようの問題点とか。
そのあたりは大いに興味深かったし、勉強にもなった。
そしてまた、人が人を裁くということの難しさを実感。
実際、この映画の中の事件にしても、
すべてを見ている私たちはえん罪だとわかっているけれど、
裁判の場に出ているものだけで審理するとなれば判断は難しいだろう。
ましてや被害者は15歳の少女であるわけだから、
傍観者には「加害者」への憎しみという先入観も余計に強く入ってくるだろうし。
「加害者」の事情(真実)を伏せ、被害者の側からこの裁判の推移を見たら、
『告発の行方』みたいな「有罪判決でカタルシス」の勧善懲悪にもなりかねまい。
だからこそ、裁判の前段階である警察や検察での捜査の徹底が必要なわけだけど。
そういったわけで見終えていろいろと考えさせられた作品だった。
それにしても、
知られているようで知られていない世界を描くとこの監督は実に見事。
その世界の案内をしつつもしっかり物語を成立させてしまう。軽快でコミカルに。
この作品はもちろんだけど、僧侶の修行する姿を描いた『ファンシーダンス』も、
『シコふんじゃった』(大学相撲部)、『Shall we ダンス?』(社交ダンス)も。
知っているようで知らない世界を題材を取りコミカルに料理するという点では、
何となく伊丹十三の「○○の女」シリーズあたりと被るきらいもあるけれど、
どぎついアクのある伊丹の女シリーズと比べると、周防作品はスマートでおしゃれ。
そのあたりがこの人の映画がヒットする理由なのだろうなあ。
なんだか本当に盛りだくさんだった一日。
こうして振り返ってみてもおもちゃ箱をひっくり返したみたいだ。
最後に一言。もう春なのだ。
月が変わったことでなんとなく気分も春っぽくなってきた。
そんな昨日はいろいろと盛りだくさんの一日。
午前中は連れ合いの用事に付き合って宝塚へ。
宝塚で用事を済ませた後は阪急今津線に乗って西宮北口へ。
まだ読んではいないが最近購入した小説『阪急電車』の舞台。
電車に乗りながらそんなことをふと思う。
今津線は仁川に行くときにお世話になる路線。
とはいえ、いつもは仁川までなのでその先は馴染みも幾分薄い。
馴染みが薄いだけに甲東園、門戸厄神といった駅には少々惹かれる。
殊に甲東園は連れ合いにとってはなじみ深い町で話にもちょくちょく出てくるだけに。
西宮北口ではちょっと前を見据えて駅前ビルの専門店で買い物。
とはいえ、専門店の雰囲気に圧倒されていたというのが正直な感想だったのだけど…。
それから同じく駅前ビルのイートインコーナーでたこ焼きと明石焼きを食べる。
ここは一年半前に高校演劇の近畿大会を見に来たときに生徒と食事したところ。
ふとそんなことを思い出してノスタルジー。
今日のことなんかもまたのちのち思い出すことになるのだろうかなどと思いながら。
ここのたこ焼きも明石焼も一年半前はあまり印象には残っていなかったのだが、
この日改めて食べてみればなかなかに美味。また食べに来たくなった。
まあ、専門店にはまた来ることになるだろうからその時に食べたらいいのだけれど。
その後はジュンク堂を冷やかしてから連れ合いといったん別れて仁川へ。
ジュンク堂では演劇関係のおもしろそうな本を発見したのだけれど、
持ち金に余裕がなかったのでパス。
この日は阪神競馬の開幕日。
舞台が淀から仁川に変わって家から随分と近くなったので競馬にも通いやすくなった。
そんなわけで阪神競馬の開催は待ちに待っていたもの。
ちなみに今週の仁川の重賞は土曜にアーリントンC、日曜に阪急杯の二本立て。
本音を言えばスズカフェニックスが登場する阪急杯の方に惹かれるのだが、
日曜は仕事の都合で出勤しなければならないのでこちらを観戦するのは無理。
そんなわけでこの日のアーリントンCの観戦にも力が入る。
仁川に到着したのは10Rの発走前。
この10Rは御堂筋S。準オープンの2400m戦。
阪神競馬の開幕日だけあっていつもよりも人出も多い印象。
いつもはなんとなく空いている直線半ばもこの日は場所取りシートが密集。
2ハロン棒の前あたりでなんとか割り込んで観戦場所を確保。
ISO感度の調整やシャッタースピードを設定し直したりでスタート前を過ごす。
仁川の2400m戦はスタートがスタンド前で馬は目の前を二度通る。
そんなわけでまずスタート直後の馬たちを気合いを入れて連写。
なにせ2ヶ月ぶりの仁川での撮影だから。
ところがところが、
出来映えを確認すべくモニターを覗いたら「CFカードが入っていません」の表示。
あっちゃー。慌てていてCFカードを入れ忘れていた…。
シャッタースピードの調整よりも前にやることがあったってわけね。
念のために持ってきていたCFカードを入れて改めて撮影準備完了。
それにしても御堂筋Sがスタンド前発走でよかった…。
さてこのレース、
昨年のクラシック戦線でダークホース視されていた4歳馬同士での決着となった。
直線抜け出して粘り込みを図るマンハッタンスカイと差してきたメトロシュタイン。
最後はメトロシュタインがマンハッタンスカイを振り切った。
メトロシュタインは前にも何度か書いたがスエヒロコマンダー産駒。
こういうマイナー(?)血統の馬がオープンに登り詰めるのはなんともたまらない。
手綱を取った福永曰くまだまだ力はあるとのことなので今後もがんばってほしいもの。
メインのアーリントンCの目玉はポルトフィーノ。
かのエアグルーヴの娘。
この良血に加えて、現在のところ2戦2勝。
昨年6月の新馬戦をポンと勝って札幌3歳Sを目指したが脚部不安が出て休養。
復帰してきて先月いきなりオープンのエルフィンSを勝ってしまった素質馬。
そして鞍上にはユタカと来たらこれはもう人気にならない方がおかしいくらい。
そんなわけで牡馬に混じったここでも一番人気に推されていた。
ふとこの馬の姉のアドマイヤグルーヴを思い出す。
あの馬も牡馬に混じって皐月賞TRの若葉Sを走り、一番人気に推されていたっけ。
この馬も姉に続くことができるか。
評判の馬だったからデビュー前から存在は知っていたけれど走りを見るのは初めて。
そんなわけだから余計に気合いも入る。
10Rの表彰式直後からウイナーズサークル前に陣取って本馬場入場を待ちわびる。
西宮北口の専門店街で買ったものを観戦場所に置き去りにして。
なんだか不用心で気にもなったけれど、まあなんとかなるだろうと。
そうこうして待ちわびてようやくポルトフィーノの入場。
阪神競馬の嚆矢となるアーリントンCは春の訪れを感じさせてくれるレース。
もう春なのだとしみじみと感じる。
アーリントンC観戦は3年ぶり。
昨年も一昨年もこのレース当日に連れ合い(当時はまだ違ったけれど)に会っていた。
レース結果を密かに気にしながら元町を歩いたり、キャラメルの芝居を見ていた。
前に見たアーリントンCは’05年。
母ロンドンブリッジの良血馬ビッグプラネットの逃げ切り勝ちだった。
そんなことを思い出していたら、今年のこのレースも逃げ切りで決まってしまった。
藤田伸二を背にした5番人気、伏兵のダンツキッスイが堂々の逃げ切り勝ち。
その鮮やかさに同じく藤田騎乗のコンゴウリキシオーが勝ったマイラーズCを連想。
ちなみにポルトフィーノは8着に惨敗。何があったのだろうか…。
アーリントンC後はそそくさと仁川を後にして連れ合いと合流。
いったん帰宅後、一週間の食材の買い出し。それから夕食。
21時より映画『それでもボクはやってない』を見る。
『シコふんじゃった』『ファンシーダンス』の周防正行監督作品。
さすがに面白い。殊に地味だけど味のある役者を随所に配しているあたりが絶妙。
大森南朋、正名僕蔵、小日向文世、もたいまさこ、光石研、そして役所広司。
そういった味のある役者たちの演技を堪能。
もちろん、物語の方も十分に楽しませてもらった。
内容はやや辛口の社会派コメディといったところか。
テーマは日本の司法への問題提起。
日本の裁判の有罪率の高さの実態とか
もちろんデフォルメはされているのだろうけれど裁判のありようの問題点とか。
そのあたりは大いに興味深かったし、勉強にもなった。
そしてまた、人が人を裁くということの難しさを実感。
実際、この映画の中の事件にしても、
すべてを見ている私たちはえん罪だとわかっているけれど、
裁判の場に出ているものだけで審理するとなれば判断は難しいだろう。
ましてや被害者は15歳の少女であるわけだから、
傍観者には「加害者」への憎しみという先入観も余計に強く入ってくるだろうし。
「加害者」の事情(真実)を伏せ、被害者の側からこの裁判の推移を見たら、
『告発の行方』みたいな「有罪判決でカタルシス」の勧善懲悪にもなりかねまい。
だからこそ、裁判の前段階である警察や検察での捜査の徹底が必要なわけだけど。
そういったわけで見終えていろいろと考えさせられた作品だった。
それにしても、
知られているようで知られていない世界を描くとこの監督は実に見事。
その世界の案内をしつつもしっかり物語を成立させてしまう。軽快でコミカルに。
この作品はもちろんだけど、僧侶の修行する姿を描いた『ファンシーダンス』も、
『シコふんじゃった』(大学相撲部)、『Shall we ダンス?』(社交ダンス)も。
知っているようで知らない世界を題材を取りコミカルに料理するという点では、
何となく伊丹十三の「○○の女」シリーズあたりと被るきらいもあるけれど、
どぎついアクのある伊丹の女シリーズと比べると、周防作品はスマートでおしゃれ。
そのあたりがこの人の映画がヒットする理由なのだろうなあ。
なんだか本当に盛りだくさんだった一日。
こうして振り返ってみてもおもちゃ箱をひっくり返したみたいだ。
最後に一言。もう春なのだ。
2008/3/3 15:38
投稿者:メトロ馬主

皆様の温かい応援のおかげでシュタインも晴れてOP馬になることができました。
これからは強いメンバーに胸を借りるレースが続くと思いますが、これからも応援して頂けたら嬉しく思います。
次走は無事にいけたら阪神大賞典の予定で、Jは引き続き福永君に依頼予定です。
毎年、日本でトップレベルの馬が集まるレースですので、応援していただけるのは嬉しいですが、馬券のほうはあまり期待はしないで頂けたらと…
いつもうちの馬のすばらしい写真を頂いておりますので御礼申し上げます。