2008/5/5  9:10

出遅れ転じて福 A  競馬
レースは6Rからの観戦。
6R、7Rと見て、8Rあやめ賞から特別戦。
あやめ賞は3歳500万下のレースで距離は1200m。内回りのレース。
勝ったのは角田騎乗のメイショウローラン。
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角田と言えば今から’03年の天皇賞春の覇者ヒシミラクルの主戦。
前年の菊花賞馬とはいえ惨敗続きで人気薄だったこの馬が、
まくり気味に先頭に立ち、そのまま押し切ってしまった様はなんとも感動的だった。
当時の私は新しい職場で鬱々とした日々を送っていただけに、
余計に、人気薄をせせ笑うかのようなヒシミラクルの走りを爽快に感じたのだろう。
あれからもう5年。
あのヒシミラクルの快走がとんでもなく昔のような気がしてならない。

9Rは紫野特別。
私が現在籍を置いている大学の所在地がここ。
そんなわけで何やら親近感を抱きながら見る。
このレースは外回りコース使用の芝1800m。
勝ったのはアンカツ騎乗のダンシングロウ。
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この馬はダンスインザダークの産駒。
かつては天皇賞春の馬柱にはダンスインザダーク産駒が名を連ねていたものだが、
今年の出走馬の中にダンスインザダーク産駒は一頭もいない。
天皇賞春の常連だった我らがファストタテヤマは引退してしまったし、
ダンス産駒の出世頭デルタブルースも暮れの無理が祟ったか姿を見せていない。
ダンスインザダーク産駒がいない天皇賞春。
なんだか寂しいような新鮮なような…。

10Rは上賀茂S。準OPのダート1800m戦。
勝ったのはアサクサキングスと同じ厩舎、同じ鞍上のトーセンアーチャー。
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何やらこの符合は不気味。
まあそれは昨日の青葉賞勝ち馬アドマイヤコマンドとフジにも通じるのだけれど…。

そしていよいよ11R、本日のメイン天皇賞春。
ターフビジョンに映し出されるパドックの出走馬たちはさすがにGT出走馬たち。
どれもよく見える。
上位人気になっているのはアサクサ、サムソン、ジュピタ、ポップだが、
ホクトスルタンやドリームパスポートあたりもなかなかに人気を集めている。
今年の天皇賞は人気が割れに割れて大いに混戦。
単勝オッズ20倍以下に9頭がひしめき、100倍以上がいない。
ちなみに我らがアドマイヤフジは10番人気で26倍。
10番人気にもかかわらずこのオッズではまったく旨味がない。

こうした馬券とは別の人気のバロメーターとなっていたのが場内の売店。
場内売店では出走馬それぞれの名が入ったボールペンが売られていたのだけれど、
ホクトスルタンとドリームパスポートの2種は11R前に既に売り切れ。
かたや4代天皇賞制覇のロマン、こなたGTで惜敗続きの哀愁をそそる馬。
馬券を抜きにした人気はたぶんこの二頭が1、2なのだろうな。

発走前に連れ合いにTELしたら、
TV中継でパドックを見ていてアドマイヤジュピタが気になってきたとのこと。
この馬の単勝を買ってほしかったようなのだが、既に投票時間が終了していた。
仮に購入可能な時間であったとしても
人波を押しのけてスタンドまで買いに行くのは骨であっただろうけれど…。

さてさてレースはそのアドマイヤジュピタが出遅れる波乱の幕開け。
出遅れがターフビジョンに映し出されるや場内はいささか沸いた。
先行して好位につけてそのまま流れ込むというのがこの馬の競馬。
出遅れでいきなりそれが崩れてしまっては場内が沸くのも無理はない。
ましてやアドマイヤジュピタは3番人気の馬なのだから。

先手を奪って逃げたのは大方の予想通り、
メジロマックイーンの仔にして4代連続の天皇賞制覇の夢を背負うホクトスルタン。
同じく逃げるであろうと思われていたアドマイヤメインは鞍上が控えて好位追走に。
その瞬間、アドマイヤメイン絡みの馬券が全て紙くずになるのを覚悟した。
逃げてのなんぼの馬が逃げられなくて何をするのだろう?
明らかにこれは鞍上の作戦ミスではないか。

ホクトスルタンは後続を幾分か引き離して逃げる。
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  (1周目4コーナー。ホクトスルタンがレースを先導)

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  (同じく1周目4コーナー。有力馬は中団に待機)

二周目に入ると後続が差を詰めてきてホクトスルタンのリードは小さくなっていく。
ホクトスルタンも突き放しにかかるのだが後続はまた差を詰めてきて、
4コーナーに入るあたりではリードはわずか1馬身ほどに。
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中でも積極的だったのがアサクサキングス。
菊花賞のとき同様、いやそれより早めの競馬でホクトスルタンからハナを奪いに行く。
人気を集めているだけにホクトスルタンの存在はやはり無視できなかったのか?
さらにその外から昨年の覇者メイショウサムソンに、
いつの間にかスルスルとあがってきた岩田騎乗のアドマイヤジュピタが迫ってくる。
4コーナーを回って直線の入り口を迎えるとレースは一気にヒートアップしてきた。
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我らがアドマイヤフジも外に持ち出して追撃態勢に入る。
しかしまたもエンジンの掛かりが遅かったようで位置は随分と下げてしまっている。
3コーナーではメイショウサムソンと馬体を並べていたのに。
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直線に入ってアサクサキングスが先頭に立ちかける。
しかし、ホクトスルタンを意識して早めに仕掛けたのがこたえたのか伸びはよくない。
外から良い脚でやって来たあっさりアドマイヤジュピタが交わして先頭に立つ。
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      (アドマイヤジュピタ、追い込む!)

このままアドマイヤジュピタの戴冠かとも思われたが、簡単に問屋は卸してくれない。
内を突いて昨年の覇者メイショウサムソンが追い上げてきたのだ。
あとは二頭の激しい鍔迫り合い、叩き合い。
いったん交わされかけたアドマイヤジュピタがゴール前で差し返して見事1着に。
何やら昨年の天皇賞春のVTRを見ているような直線の攻防だった。
あの時は勝ったサムソンが今回はエリモエクスパイアの役。
何ともまあ皮肉である。
皮肉と言えば、激しく叩き合って僅差敗れたのは昨年の宝塚記念と同様。
あの時も勝ったのはアドマイヤの馬だった。
まあそれでも長距離戦に目処が立ったのだから、
凱旋門挑戦にも再び光が差してきたのではないだろうか。
凱旋門賞の舞台である欧州の馬場は何よりもスタミナが問われる場であるのだから。

我らがアドマイヤフジは直線でジリジリ伸びて5着に入り、掲示板を確保。
3200mが長いのではないかとさんざん言われた中でこの着順は評価できるだろう。
そうそう逃げたホクトスルタンはしぶとく4着に残った。
つまり、前に余計な馬が3頭居なければ馬券は見事的中していたわけだ。
まあ、そんなこと言っても詮無いことではあるのだけれども。

レース直後にTELしたら連れ合いは大興奮。
馬券は買えなかったとはいえ本命に推していた馬が勝ったことが嬉しかったようだ。
レース中継を見ながら直線ではかなり興奮していたとのこと。
その様が目に浮かぶようで何やら微笑ましかった。

そうそう表彰式の前に君が代が流れた。
まあこのレースは天皇家がスポンサーだから
天子の長命を言祝ぐこの歌が流されるのも仕方ないのかな。
この歌が苦手な私は当然の如く起立せず、
場所取りに使ったレジャーシートをせっせと片付け。
ちょっと気になったので周りを見れば、
私同様後片付けやら次走の馬券の検討やらでこの歌をまともに歌っている人は皆無。
鉄火場のリアリズムの前には、ナショナリズムの猛威も通用しないのか。
何やら頼もしい気分になった。

最終Rまで淀で過ごす。
昨日はGTということでゲストが来てはいたのだが、ボクシング王者の内藤大助。
レース後にはトークショーも予定されていたのだが、興味を惹かれずパス。
この日はその後にファンと騎手の集いもあったのだが、こちらも興味を惹かれずパス。
結局17時前に淀を経ち、香里園で友人と落ち合って会食。
さまざまなことを語り合い、楽しい時間を過ごした。

天皇賞春のレースといい、友人との会食といい、
普段の鬱々とした日常から抜け出したようでしばし爽やかな気分を味わった。
五月の日差しを甘く見て腕なんて赤くなるほど日焼けしてしまったけれども…。

2008/5/8  6:33

投稿者:まあ
なかなかアドマイヤジュピタは強かったですね。この馬はやってくれるという予感が当たってうれしいですよ。優勝したのを見てあまりにもうれしくてテレビの前で思わず一人で叫んでしまいました。馬券は当たらなかったけどわたしにとっては大阪杯以来のいいレースでしたねえ。来年はぜひ目の前で見れたらと思いました。それよりも東京競馬場のグルメ三昧がうらやましかったりしますね。モカソフトを見てるとソフト好きな者としてよだれが出てきますよ。また東京に行ったときはぜひ食べたいですね。馬より食べ物が気になるなんてほんとはいやしい気がしますけどねえ。

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