2008/5/12  14:51

敵国のカツゲキ  映画

ほとんど夕方まで寝て過ごし、のらのらと出て行ってご近所のヴェトナム屋でカレー風味のビーフン。これが悪くない。
それからまた、のらのらとレピュブリックまで歩き、Bradyという映画館(Salle2は50席ほど)でオリヴィエ・アサイヤス『Boarding Gate』を見る。エレクトリック・オリヴィエとしては『デーモン・ラヴァー』ほどのスケール感はないものの、一方でより軽妙闊達になり、やはりショットとショットならざるものの中間に留まり続けることに専念した敵国なりの《カツゲキ》として見ることができた。〈叫びと囁き〉、そして〈着替えること〉という『イルマ・ヴェップ』以来のオリヴィエ的主題は、一層洗練されたかたちで構成され、冒頭十五分で全体像を見通せるほどだ。ゆえに最後まで物語に足を掬われることなく《カツゲキ》を愉しむことができた。アーシア・アルジェントには個人的になんら思い入れるところがないものの、前半のビッチぶりから最終的に十歳は老けたように見える疲労の蓄積には感じ入るものがあった。香港系の男女二人が印象的だった。香港に舞台が移ってからのギャングたちが、いい。黒沢さんの『復讐』シリーズには一歩及ばないものの、健闘している。一方でキム・ゴードンの本格的俳優デビューを許すべきかどうか、はなはだ疑問であるが、なぜか広東語をぺらぺら喋っていた。練習したんだろうね。あと、マイケル・マドセンがまたもや損な役どころで、これはオリヴィエのせいではないけれどかれを男にしてやれる企画がないものか、とひたすら同情を禁じえなかった。

昼、眠りすぎたせいで夜中に目が冴え、ついYou Tubeで笑いを見てしまった。なだぎ、鳥居、芋洗坂など。もうひとつ、乗り切れない。



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