2008/10/4  1:43

フロンティア  映画
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アレクサンドル・アジャの活躍で門戸が開いた感じの「フレンチホラー」。結構ざくざくに血まみれなのが売りの作品が多いので、この作品もそうかなと思っていたが、まあ血まみれ度はそこそこ(あくまでホラーファンの基準です)。むしろ、政治的なニュアンスが強く、ただの殺戮映画ではないのが面白かった。フランスの「経済的弱者」である移民の若者たちが、大統領選の夜の暴動(覚えてる人もいると思うが、本当にあった事件)に乗じて金銭を強奪、国外逃亡を企てる。そして国境付近の安宿に泊まるのだが、そこはなんと、ナチの残党の純血主義キチガイじじいが家長として君臨する殺人ホテル。ある者は射殺され、ある者はクンセイにされて(・・)殺されていく・・・というお話。黒髪の主人公=妊娠三ヶ月の女の子が、明らかに「反純血種」の代表として、白い服も顔も真っ赤に血で染めて戦い抜き、最後は、キチガイじじいの長女(金髪=アーリア系純血の象徴)の首筋を食いちぎって勝つあたり、ザヴィエ・ジャン監督の気合が感じられて素晴らしかった。これ、もうちょっとちゃんと公開すべき映画だと思う。
☆☆☆★★

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