2008/6/3  15:17

映画のスチール  My works

フォトグラファーでも写真家でもなく、映画の世界ではスチールといいます。
実際に映画最後のテロップで見かけてはいたものの、実際にどんなことをしているのか、
見当もつきませんでした。

それが、ご縁ありまして映画のスチールを担当。
監督を筆頭に、総勢70名を超すスタッフ。高橋判明監督のもと、「高橋組」というわけです。
「組」って組織で、火消しとかでいうチーム。
「組員」の中には「演出部=俳優さんたちの指導をはじめ映像や動きなど、監督さんの補佐」
「俳優部=今回は男優さん多く、女優さんはほんとに一輪の花のようでした。役づくりに専念しながら真剣勝負」
「車両部」なるものは、ロケ旅つづきの一座の足、車の運転などを担当。
「美術部」は、セットすべてにかかわること。映画はひとつひとつ作り出してゆくものなので、あるときは農作業、あるときは大工、とはっきりいって肉体労働です。
「照明部」朝の光から、夜の蝋燭一本まで、すべて普通の24時間関係無しで創れるひとたち。
「撮影部」映画の撮影は大掛かり。ムービーなので、クレーンやレール、イントレなど高低、引き寄り、さまざまな動きのある視点で撮影。
「衣装部」時代劇だったので、背景や素材、色など細やかな仕事が要求。
「録音部」どんな音でも拾っちゃう高性能マイクを携え、時にはカエルの声や犬の声まで制御させるノウハウも必要。
「メイク鬘+特殊メイク=俳優さんをそれらしくメイクするって凄いテクニックです
他にも制作部やメイキング撮影部など、もうもう把握しきれない人が日々、
シナリオという2次元世界の文字を3次元世界に出現させるべく真剣にとりくみます。
祭りのような、プロの腕の見せ所!という感じ。
役者さんだけでなく、スタッフがそれぞれの役をこなしているんですね。

約2か月、ハイテンションが続きました。

私にとってはすべてが新しい体験ばかりで、なんだか海外ロケよりも異文化

キャンプ地を設営してはまた壊し、次の場所へ疾走してゆくやり方は、以前シルクロードを走ったラリーに似ていると思った。

「ボールドとボールドのあいだに焼きつけられた時は永遠」
そう、映画は刹那的なものではありません。永遠性がある芸術だと。

かけがえのない時間を共有したということ。
これは私の宝物になりました。

封切りが楽しみです。

☆道元禅士の物語ZEN ___原作 大谷哲夫「永平の風」

主演中村勘太郎 :内田有紀:テイ龍進:村上淳:藤原竜也 ほか***2009年正月公開予定

making☆
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