2008/9/4  22:54

カナダ中銀、政策金利据え置きと中立スタンス維持  世界の政策金利

カナダ中銀は3日、市場の予想通り、現行3%の政策金利の据え置きを決定した。声明文では中立スタンスを維持した。
これで3回目の中立スタンスとなったが、文言は『現行の翌日物金利は適度に緩和的である』とし、景況判断についても、減速トレンドにあるとしながらも、その度合いは7月の時点から僅かに下振れただけとし、市場が期待していたような下方修正は見られなかった。一方、インフレ見通しは、7月以降の商品市況の下落がCPIを押し下げるとして、見通しを改善した。

市場では今回、3割前後の確立で0.25%の利下げが織り込まれていたこと、また、年末までに複数回の利下げが織り込まれていたこと、さらに、声明文でカナダ中銀が明確な利下げのシグナルを市場に与えなかったことからカナダドルが急騰。ドル高や原油価格の107.50ドルへの下落などを背景に1.0777の安値をつけていたが、声明文の発表後に1.0578まで急伸した。また、カナダの債券市場は金融緩和の可能性が低下したことから短期ゾーンは下落(金利上昇)、一方、長期ゾーンはインフレ低下期待や米国債券相場の上昇もあり、上昇(金利低下)となった。

エコノミスト、ストテジストなど市場関係者の間では、利下げは来年になるとの予測もあれば、利下げはないとの予測もあり、見方が依然として分かれている。




コメントを書く


この記事にはコメントを投稿できません


RSS1.0