2008/5/5  23:57

当たらずとも遠からず、な予感。  黒マス
そういえば先週は、上野のパンダが亡くなったニュースをようけ見た。

パンダという生き物は私にとって、ちょっと毛皮が変わった柄をしている動物、という程度の認識しかない。ニュースでやるほどのことかなぁ、パンダが上野からいなくなるってことはそんなに大変なことなのかなぁ、と、まるで都知事のような感想しか出てこなかった。

そもそもパンダって、生き物としてのポテンシャルがものすごく低い。
生息数が減って絶滅が危惧されてる、ってのも、人為的な理由もそれこそあれど、そもそもの自然交配の成功率の低さとか、そう、種を繋ぐということに対してパンダはものすごく消極的な生き物なのだ。
交配が成功して子供が誕生したとしても、育児放棄をする可能性も野生動物としては高いのらしいし。

第三者の手を借りなければ種の保存すら危うい野生動物って、もはや野生じゃないだろう。
だから、パンダがこの時代にまで細々ながらその種を保っていられたこと自体が奇跡であり、これから先は人間の手を借りなければ、それを維持していくこともままならない、もはや不可能に近いと思われるんだが、どうだろうか。

でもそれって、パンダのあの奇抜な外見があってこそなんだろうね。
凡庸な毛並み、凡庸な色合い、凡庸な姿かたちをしていたが故に保護されず、種の終焉を迎えたのに違いない動物なんてそれこそたくさんいるだろうに。


昔々、まだ小学生くらいの頃に動物図鑑を見て、日本にもオオカミがいたって事実を知った時、やけに興奮したもの。
ニホンオオカミは絶滅しました、って注釈を読んで、異様に悲しくなったもの。

図鑑に載っていたニホンオオカミの写真は灰色がかった小柄な犬のように見えて、今でこそニホンオオカミは絶滅した種という肩書きを与えられてはいるが、これがもう少し特殊な外見を持っていたら扱いが違った可能性もあるのかなぁ、などと考えると、ちょっと切なくなるのだ。

例えば、ちょっと古いけど日本固有種が絶滅しちゃった、トキとかさ。
あれも羽の色が美しいって理由で乱獲されて数が減って結局は絶滅、って話になっちゃったけど、明らかに外見的な特徴がある生き物だったものね。


なんかさ、希少種の保護って、割と視覚情報寄りなんじゃないの? と勘ぐってみたくなるんだな。

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