Maya Gallery ( Art & Illustration )

2008/5/5  18:45

浅草を訪ねる  memories

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葉桜とともに、隅田川のユリカモメが待つ季節。


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なかなか会う機会が少ない父と、それから妹と一緒に、
浅草に行きました。
父が「どうしても訪れてみたい場所があるんだ」と言うのです。
それは「言問団子」。
父の大学時代のときの教授が言問団子の話を度々していたそうで、
そのとき父はあまり関心がなかったけれど、近頃何だか思い出したらしく、
まだ一度も訪れたことがなかったので行ってみたい、とのことでした。



三色並んだ「言問団子」
こしあん、白あん、黄色いお団子はみそあん。

「言問団子」まで浅草駅から徒歩15分。
歩いても良いけれど、雨模様というのもあって
『北めぐりん』という循環バスに乗ってみようということに。
ところが、どこで降りたらよいのか、わからない。

そんなとき、バス停で路線図を探したりしていたら、
シルバーグレーの髪の美しい女性が声をかけてくれました。
「あなた、どこに行きたいの?」
「ええと、お団子屋さん・・・”言問団子”というお店なんです」

声をかけて下さった女性は地元の方でした。
あとは父にバトンタッチ。道を教えてもらうことに。

「お団子だけ買うっていうなら、浅草松屋でも売っているんですよ」
「いや、やっぱり本店に行ってみたくてね」
「”隅田公園”か”リバーサイドスポーツセンター前”で降りたら
 桜橋に向かって下さい。橋を渡ったら言問団子はすぐですよ」
「桜橋? ”言問団子”っていうから言問橋の近くなのかと思ってました。
 いえ、実は前にも近くまで行ってみたんですが、
 そのときは、地図も無しで言問橋の辺りを探して見つからず、
 時間も無かったので帰って来てしまったんです。そうですか、桜橋ですか」

私たちがお礼を言ってバスに乗ろうとしたときに、
もうひとつ別のお店を教えてもらいました。
「そうだわ、言問団子まで行く途中に、桜餅の美味しいお店があるのよ。
 ”長命寺 桜もち”っていうの」

”リバーサイドスポーツセンター前”で降りると、桜橋を示す看板があり、
隅田川に架かるXの形をしている橋、桜橋がありました。
教えてもらった通りに桜橋を渡ると
「長命寺 桜もち 山本や」が見えてきて、
そのすぐ向かい側には、父の念願の「言問団子」がありました。

余談ですが、
「長命寺 桜もち」は三枚の葉っぱで包まれていると聞いていたのですが、
買った箱の中にひとつだけ二枚のものがありました。
妹が「あれ、私の桜餅は葉っぱが二枚しかないよ」と言うので
見てみたら、確かに二枚だったのです。
「他の桜餅にくっついてるんじゃないの」と再度見てみましたが、
同じ箱の他の桜餅の葉は三枚。
でも、よく見ると妹の桜餅の葉は1.5倍か2倍くらいの大きさで、
こんな大きな桜の葉は見たことない、という大きさでした。
ときどき、こういうこともあるみたいです。



「言問団子」の店内の片隅に展示されているお皿。



個人的にはこのポーズのカモメが可愛いなぁと思いました。


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お昼は「駒形どぜう」へ。



初めて食べる「どぜうなべ」。
どじょうは臭みは無く、骨もあることを感じさせないくらい柔らかくて、
割り下がしみたネギとよく合っていて美味しいです。
「あらかじめやわらかく煮てあるので、
ネギに割り下がしみてきたら、七味と山椒をかけて食べて下さい」と
お店の人が教えてくれました。
父が語る歴史話を聞きながら、どぜうなべをつつきます。


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「どぜう入り玉子焼」は甘くてふんわり。

実は昔、なぜか玉子焼が食べられなかったのですが、
だんだん食べられるようになってきています。



「柳川なべ」のどじょうは開いてあります。
ささがきごぼうの風味が良く、「どぜうなべ」とまた違った美味しさがあります。
ご飯の上にのせて食べました。

元々、和食が好き、というのもありますが、
「どぜう料理」
またいつか食べたいな、と思える味です。
そんなことを思いつつ
「ご馳走さまでした。美味しかったです」と店を出たら、
「お腹空かせて、また今度食べにおいで」と返事が来ました。


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浅草といえば、この「雷門」。
ここのすぐ隣にある「常盤堂」の雷おこしが好きです。


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「元祖人形焼木村屋本店」で
人形焼を作っているところを見ました。
提灯、雷様、五重塔、鳩。
人形焼はいろいろなところで見かけるけれど、
手焼きの人形焼はどれも作りが細かく、
持ち帰るあいだに潰れたりすることもありません。



たくさんの人で賑わっています。


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「梅園」がちょっと混んでいてゆっくりと休めなさそうだったので、
まだ入ったことがなかった
オレンジ通りの「アンヂェラス」で休憩。



まるで家にある表紙が取れかかった
懐かしい料理の本に出てくる
昭和の香り漂うケーキや店内の雰囲気。
両親が持っている古いアルバムを見ているような、そんな感覚になりました。



桜橋から眺めた隅田川。
たくさんのユリカモメが、空を舞っていました。



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