2008/5/8 10:02
ツツジ咲く diary
花が咲いた。
実家のツツジの花。
昨年、伸びすぎたツツジの枝を刈り込んだ。
ここでもその話には少し触れたはずだけれど、
わずかな言葉で記した日記の故、
地層のように積み重なった記事のどこかに
あるような、ないような。
あれから一年。
夏を越え、秋を過ぎ、冬を乗り越え、
今年、ツツジは花を咲かせた。

街の至るところで咲いているツツジと
自分で剪定をしたツツジが
同じようだけれど同じではなく思えるのは、
サン・テグジュペリの『星の王子さま』のバラの話にも似ている。
鉢植えの花に比べると、
樹木の花は何となく放っておいてもそれなりに花を咲かせ
伸びてゆくような気がしていた。
それはそれで、育っているということには違いなかったけれど
花は減り、葉の色もくすみ、
なぜかその姿は寂しそうに見えた。
花が終わったら
花がらを摘んですぐに刈り込み
どの枝を切ろうか見定める。
よく見る。
選ばれた枝。
季節が通り過ぎてゆく。

伸びすぎていたときよりも
花の数は増えていた。
花の様子を見つめていると自然に、
どの枝を切って、どの枝を残してゆけばよいか
見えてくる気がする。
こんなふうに見えてくる物事というのは
日頃の作品制作の過程で見つけることと
近いものがあるように思う。
思いがけない場所から、
鮮やかな緑色の芽が出てくることもある。
人の心もそんなふうに
成長することが出来るとしたら。
