2008/5/22 13:51
Curs de català España
DELE(スペイン語検定)試験の直前だというのに、残念ながら私の頭の中はカタラン語でいっぱい。最悪のタイミングですが、今月からカタラン語のコースを始めました。
カタラン語とは、ここバルセロナを中心としたカタルーニャ地方の言語、つまりカタルーニャ語。バレンシア地方、バレアレス諸島、南フランス、イタリア・サルデーニャ島西部などでも話されている言語です。
カタルーニャ人を前にして絶対に口にしてはならないこと、
「カタラン語ってスペイン語の方言じゃないの?」
こんなこと言ったら、たちまち「いいえ!カタランはラテン語を起源に持つインド・ヨーロッパ語族イタリック語派のれっきとした言語なんです!」と半ば怒りと抗議に満ちたレクチャーが始まってしまいます。
歴史的・社会的ないきさつもあって民族主義の強いカタルーニャ、公立の義務教育はカタラン語でおこなわれています。バルセロナの街も、全ての情報がカタランだし、カタルーニャ人が2人も集まったら、スペイン語しか分からない私がいようがいまいがお構いなし、早速カタランでの会話が始まります。
さっきまで何の苦も無くスペイン語で話していたのに、とっさにカタラン語に切り替えて嬉しそうに話す彼らを見ると「こっちが本当の母国語なんだなぁ」と実感します。
カタルーニャ出身の友人に「スペイン語のほうがカタラン語を話すより大変?」と質問したら「どちらの言語も全く同じように口から自然に出て、喋るのに苦は無いんだけど、母国語・日常語であるカタルーニャ語には特別の愛情を感じる」んだって。
フランコ時代に弾圧を受けたこのカタラン語ですが、1978年の民主化以降、自治政府による積極的な言語政策を通じて、短期間に再び社会の幅広い層で使われるようになったそうな。現在言語人口は600万ほど。
そして今も尚、カタルーニャ州政府によるカタラン語普及への尽力は続いているのです。
その努力の一端が、自治政府が行うカタラン語コース、なんと無料!私が始めたのはコレです。
タダだから、授業の質はさほど期待していなかったのに、始めてみると先生はとてもプロフェッショナル。それに伴い、クラスのモチベーションもアップ。教科書(これは10ユーロ出して買わなくてはいけません)も良くできている。
カタルーニャよ、どんだけ自分んトコの言葉を広めたいんだ?
でもでも、なんだか... もっと喋れるようになりたーい!
スペイン語ネイティブの人たちと肩を並べて「アナタノ ナマエハ ナンデスカ?」や「ワタシノ イエニハ マドガ ミッツ アリマス」の練習をカタコトでやるのは、
新しくて嬉しい感覚です。(スペイン語はクリアしたぜ、的な。全くもってタダの錯覚ですが。)
おかしくていつも笑っちゃうのは、皆カタラン語で質問したくても何て言っていいか分からないから、結局スペイン語で質問してしまって、先生もそれにスペイン語で答えて、普通にスペイン語の授業になってる時。これじゃ、スペイン語圏の人にとっては、ただの雑談です。
それから、どうしても発音がスペイン語読みになっちゃうスペイン語圏の方数名。
幾らカタランの発音が難しいからといって、テレフォンはテレフォノじゃないし、ファッヂはファイグじゃないでしょ。まあ、そう読みたい気持ちスゴクわかるけどね。ククク、笑いたーい。
だけど、そんなことで空しい優越感に浸っていられるのも今のうちです。だって、もう少し文法が進んだら、ラテン語圏諸国の皆様は私を引き離し、自由自在にカタラン語を操るようになることは今から目に見えていますからね。(カタランはスペイン語・イタリア語・フランス語の中間みたいな言語です。)

こんなふうに看板や標記はほとんどカタラン語です。
ところで、カタルーニャの人はケチ!っていうのは有名な話ですが、知れば知るほど(って、まだそんなに知らないんだけど)言語にもそれが表れている気がします。
例えば、スペイン語で「キスをする」と言う表現はdar un beso 直訳すると、キスをあげる。「ハグをする」はdar un brazo ハグをあげる。
ところが、カタラン語では fer un petóキスをする、fer un braçハグをする。
なるほど、相手に捧げるんじゃなくて、ただするだけなのね。
そして、文字も節約しているカタルーニャ。
というのは、カタラン語の言葉の多くは、お尻の何文字かを取ったりして、スペイン語が短くなっただけのものだからです。
例えば、駅estacionはestació。 血sangreはsanc。 母madreはmare。
近所にPlaça de Pi ピ広場とesglésia de Pi ピ教会、というのがあって、「ピってなんなんだよ?」と思っていたのですが、それが松(スペイン語ではpino カタランではpi)のことだと分かったときは嬉しかったです。ちゃんと教会の前の広場には松が植わっています。
それにしても、貯金した文字たちは、いったいどこへ行ってしまったのか。
それからもう一つ。これはクラス中がびっくり仰天したことなのですが、時計の読み方がえらく面倒クサイんです。
例えば、2:15 これはスペイン語ではson las dos y cuarto 2時と15分。
英語でもa quarter past two 2時15分過ぎ、当たり前ですよね。
ところがカタラン語ではes un quart de 3... おやおや?
なんと3時の4分の1という表現なのです。
では、2:45はどうでしょう? son tres quarts de 3、つまり 3時の4分の3。
2:35は、となると son dos quarts i cinc de 3、3時の4分の2と5分です。
これにはクラス全員が「異常だ!」と頭を抱えました。
なんだか常に先を急いでいる感じがします。時間も浪費したくないからこうなったのでしょうか。
ただ、最近の若者でこの時間の読み方をする人はまずいないそうで、常識的な読み方が一般的になってきているそうです。ちょっと残念。
ふぅ、こんな感じでどこまでやれるかカタラン語、ちょっと頑張ってみます。

左>カタラン語で記された「このお店は100年以上の歴史があります」という証明のプレート。 右>カタルーニャ民族主義者が郵便ポストに州旗を描いてしまいました。
カタラン語とは、ここバルセロナを中心としたカタルーニャ地方の言語、つまりカタルーニャ語。バレンシア地方、バレアレス諸島、南フランス、イタリア・サルデーニャ島西部などでも話されている言語です。
カタルーニャ人を前にして絶対に口にしてはならないこと、
「カタラン語ってスペイン語の方言じゃないの?」
こんなこと言ったら、たちまち「いいえ!カタランはラテン語を起源に持つインド・ヨーロッパ語族イタリック語派のれっきとした言語なんです!」と半ば怒りと抗議に満ちたレクチャーが始まってしまいます。
歴史的・社会的ないきさつもあって民族主義の強いカタルーニャ、公立の義務教育はカタラン語でおこなわれています。バルセロナの街も、全ての情報がカタランだし、カタルーニャ人が2人も集まったら、スペイン語しか分からない私がいようがいまいがお構いなし、早速カタランでの会話が始まります。
さっきまで何の苦も無くスペイン語で話していたのに、とっさにカタラン語に切り替えて嬉しそうに話す彼らを見ると「こっちが本当の母国語なんだなぁ」と実感します。
カタルーニャ出身の友人に「スペイン語のほうがカタラン語を話すより大変?」と質問したら「どちらの言語も全く同じように口から自然に出て、喋るのに苦は無いんだけど、母国語・日常語であるカタルーニャ語には特別の愛情を感じる」んだって。
フランコ時代に弾圧を受けたこのカタラン語ですが、1978年の民主化以降、自治政府による積極的な言語政策を通じて、短期間に再び社会の幅広い層で使われるようになったそうな。現在言語人口は600万ほど。
そして今も尚、カタルーニャ州政府によるカタラン語普及への尽力は続いているのです。
その努力の一端が、自治政府が行うカタラン語コース、なんと無料!私が始めたのはコレです。
タダだから、授業の質はさほど期待していなかったのに、始めてみると先生はとてもプロフェッショナル。それに伴い、クラスのモチベーションもアップ。教科書(これは10ユーロ出して買わなくてはいけません)も良くできている。
カタルーニャよ、どんだけ自分んトコの言葉を広めたいんだ?
でもでも、なんだか... もっと喋れるようになりたーい!
スペイン語ネイティブの人たちと肩を並べて「アナタノ ナマエハ ナンデスカ?」や「ワタシノ イエニハ マドガ ミッツ アリマス」の練習をカタコトでやるのは、
新しくて嬉しい感覚です。(スペイン語はクリアしたぜ、的な。全くもってタダの錯覚ですが。)
おかしくていつも笑っちゃうのは、皆カタラン語で質問したくても何て言っていいか分からないから、結局スペイン語で質問してしまって、先生もそれにスペイン語で答えて、普通にスペイン語の授業になってる時。これじゃ、スペイン語圏の人にとっては、ただの雑談です。
それから、どうしても発音がスペイン語読みになっちゃうスペイン語圏の方数名。
幾らカタランの発音が難しいからといって、テレフォンはテレフォノじゃないし、ファッヂはファイグじゃないでしょ。まあ、そう読みたい気持ちスゴクわかるけどね。ククク、笑いたーい。
だけど、そんなことで空しい優越感に浸っていられるのも今のうちです。だって、もう少し文法が進んだら、ラテン語圏諸国の皆様は私を引き離し、自由自在にカタラン語を操るようになることは今から目に見えていますからね。(カタランはスペイン語・イタリア語・フランス語の中間みたいな言語です。)
こんなふうに看板や標記はほとんどカタラン語です。
ところで、カタルーニャの人はケチ!っていうのは有名な話ですが、知れば知るほど(って、まだそんなに知らないんだけど)言語にもそれが表れている気がします。
例えば、スペイン語で「キスをする」と言う表現はdar un beso 直訳すると、キスをあげる。「ハグをする」はdar un brazo ハグをあげる。
ところが、カタラン語では fer un petóキスをする、fer un braçハグをする。
なるほど、相手に捧げるんじゃなくて、ただするだけなのね。
そして、文字も節約しているカタルーニャ。
というのは、カタラン語の言葉の多くは、お尻の何文字かを取ったりして、スペイン語が短くなっただけのものだからです。
例えば、駅estacionはestació。 血sangreはsanc。 母madreはmare。
近所にPlaça de Pi ピ広場とesglésia de Pi ピ教会、というのがあって、「ピってなんなんだよ?」と思っていたのですが、それが松(スペイン語ではpino カタランではpi)のことだと分かったときは嬉しかったです。ちゃんと教会の前の広場には松が植わっています。
それにしても、貯金した文字たちは、いったいどこへ行ってしまったのか。
それからもう一つ。これはクラス中がびっくり仰天したことなのですが、時計の読み方がえらく面倒クサイんです。
例えば、2:15 これはスペイン語ではson las dos y cuarto 2時と15分。
英語でもa quarter past two 2時15分過ぎ、当たり前ですよね。
ところがカタラン語ではes un quart de 3... おやおや?
なんと3時の4分の1という表現なのです。
では、2:45はどうでしょう? son tres quarts de 3、つまり 3時の4分の3。
2:35は、となると son dos quarts i cinc de 3、3時の4分の2と5分です。
これにはクラス全員が「異常だ!」と頭を抱えました。
なんだか常に先を急いでいる感じがします。時間も浪費したくないからこうなったのでしょうか。
ただ、最近の若者でこの時間の読み方をする人はまずいないそうで、常識的な読み方が一般的になってきているそうです。ちょっと残念。
ふぅ、こんな感じでどこまでやれるかカタラン語、ちょっと頑張ってみます。
左>カタラン語で記された「このお店は100年以上の歴史があります」という証明のプレート。 右>カタルーニャ民族主義者が郵便ポストに州旗を描いてしまいました。
2008/5/25 1:20
投稿者:ちよ
2008/5/24 0:43
投稿者:ロベルト
ちよちゃ〜ん、ロベルトだよ〜!カタランがんばってね〜!
でもちよちゃん、僕たちは「ケチ」じゃないよ!!
何言っちゃっているの!?ケンカ売ってんの!?
単に「節約家」なだけだよ!!がるるぅぅ。
時間の言い方は確かに変だよね。印欧語族に属さない
バスク語でさえ、スペイン語と同じだってぇのに。
ちなみに2時15分は「Ordu biak eta laurden dira」
西訳すると「hora dos las y quarto son」となります。
はて今日のテストの結果やいかに!?Molta sort!!
茶しようぜ〜♪
でもちよちゃん、僕たちは「ケチ」じゃないよ!!
何言っちゃっているの!?ケンカ売ってんの!?
単に「節約家」なだけだよ!!がるるぅぅ。
時間の言い方は確かに変だよね。印欧語族に属さない
バスク語でさえ、スペイン語と同じだってぇのに。
ちなみに2時15分は「Ordu biak eta laurden dira」
西訳すると「hora dos las y quarto son」となります。
はて今日のテストの結果やいかに!?Molta sort!!
茶しようぜ〜♪
2008/5/22 23:19
投稿者:Chica
ちよちゃんすごい!!カタラン語を始めただけでも、すごい!!
去年のテキストの最初のページには、
"soy Japo"(soyではないかな?)って倖田來未が自己紹介していたのを見て驚いたのを思い出した。
テキストは楽しそうな感じだったのを覚えているよ。
スペイン語のテキストと比べると、10ユーロは安いと思ったような気がする。。。
DELEがんばってね〜
去年のテキストの最初のページには、
"soy Japo"(soyではないかな?)って倖田來未が自己紹介していたのを見て驚いたのを思い出した。
テキストは楽しそうな感じだったのを覚えているよ。
スペイン語のテキストと比べると、10ユーロは安いと思ったような気がする。。。
DELEがんばってね〜






倖田來未が登場してるのには私もびっくり!日本人の私ですらイマイチ誰なのかよく分からないのに。
ちなみに正解はsóc del Japó. もしくはsòc japonesa.です!
ロベルト>がるるぅう。でも一応ここでことわっといたほうがいいかも。
カタルーニャ出身の皆様へ>いろいろ言いたい放題言ってすみません。でも愛情表現の裏返しだと思います(自己分析不可能)のであしからず。
Tちゃん>うわ、何その文法!
なんかもうこれだけで、絶対バスク語やりたくない、拒否反応。アナタすごいわ!