2008/4/19  23:50

絵画の心―続―  絵画

何故かといえばそこに表現されるのは,都市の機能(交通、ビジネスなど)であり絵の対象とは趣きが違うからです。更に絵にならない街は住み心地が良い筈はありませんが、それに気付かない様に見えます。
絵になるような光景の中には、街並みや建築物に歴史や文化という時間が含まれている筈です。逆に歴史や文化を捨て去った都市や地域に心安らぐ絵の心が見出せるかと言えば否定的です。自然は豊かであっても打ち捨てられた過疎の村や地域は美しいとは言えないことと同じです。
現代の東京で絵の心で生きていこうとすると、その中心にそびえる金属の塊、東京タワーはどうでしょうか。周辺に高層ビルが増え、その高さもすでに絶対的な優位を示すものではありません。高層のビル群があまりにも高く無機質なので、そのタワーも少しは有機質に見えるだけの話です。高度成長期の遺物のようにしか見えないと言う人もいます。皮肉を言えば、東京では絵の心が見出され難い街になってしまった反面、世界の美術展を見られる事です。そこは美しい街ではないが、便利な街だからです。



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