2008/5/12  23:31

嘔吐  徒然
レンタルが半額になったからか、高校の時に聴いていたサンボマスターの(おそらく)4thアルバムを借りてみた。
相変わらずの技術とサウンドと、そして独特のテンションと高揚感。楽曲的には少し行き詰まりを感じているのかもしれない。けれど、それは同じ路線を貫くタイプのアーティストが一度は通らねばならない道なのだろうとも思う。彼らの伝えたいことはどんな楽曲を用いてもおそらく、確かなこと一つしかない。だから,弾き続けさえすればいつまでも良さを保ちつづけていけるのかもしれない。そして,それが良くも悪くも変わらないということなのだろう。


今日の音楽:サンボマスター/音楽の子供達はみな歌う

以前自分にとって輝きを放っていたものが、歳を経るに連れてどんどん曇っていく。それはまったく食い止めることができないし、別の何かが光りだすわけでもない。期待していたものや、もしかしたら自分を救ってくれるかもしれないと思っていたものが自分の想像通りに機能せず,そちら側に足を踏み入れたとしても,その境界線はただ広大無辺な大地の上に引かれた何の意味ももたない一本の線でしかなかったことに気付く。帰属しているという安っぽい安心感や、何かに忙殺されているという充足感もその場しのぎでしかない。消し去ってしまいたい虚栄心や、不意に顔を出す残酷さをいつまでも抱きつづけていることに吐き気がする。


そういえばサルトルの「嘔吐」を読んだ。
残る小説と言うのは、大体において小説という概念の可能性を広げたものばかりなのだろうと思った。

コメントを書く

名前
メールアドレス
URL
コメント本文(1000文字まで)


RSS1.0