2007/11/13  1:16

リセット的転職、コンティニュー的転職。  転職

現実の世界と言うのは複雑なもので、そんな中で起こる事象の本質を捉えるというのはなかなか難しいものです。一方で、ゲームや漫画を通じして、そんな本質をいとも簡単に感じられるようなことがあります。

ホントにシャアに学べるか?
ドラクエに見るマネージメント・スタイル
ドラクエに見る業務現場

空想の世界の話とは言え、ある部分は現実の反映であり、なおかつそれがデフォルメされていることによって、その事象にフォーカスして特徴をとらえやすくなるのでしょう。

そんな本質について、ドラクエを通じて転職の特徴をとらえた人がいます。

レベル1になる覚悟 - されど空の青さを知る より

転職を見つめ直す良い機会になりました。

ポイントは転職してしまうと、

・最低ランクまで下がってしまう
・1からのやり直し

と言うわけで、新しい世界で経験を積み直さなければならないのだから、「リセット」的ではなく「コンテニュー」的な転職が良いよ、と言うこと。
個人的には、リセット/コンティニュー的転職と言うのは、次のように解釈しました。

リセット:
 業種も職種も全く違う。
 例:IT業界からは足を洗って、料理人になりたい。

コンティニュー:
 業種も職種もそれほど違わない。
 例@、プログラマはもう十分、PMとかコンサルになりたい。
 例A、SIerから社内ITへ転職する。

要は、次の職種に今までの知見が活用できるようなのりしろがある転職が望ましいということなのでしょう。こう考えると、リセット的な転職と言うのは、確かにつらそうです。

 が、しかし。このドラクエの転職。転職とは言いながらも、実際には社内での配置、職種展開に近くて、結構甘いのです。例えば、

@周囲のサポート
 転職者がレベル1になったからと言って、戦闘はいつも通り行う。すると...初回の戦闘後、一気に数レベル上昇する。

なんてことが起こる。
 レベル1の転職者の活躍に関わらず、今までのパーティ・メンバーがいつも通り戦闘することによって、難無く戦闘を切り抜けるばかりか、転職者は多大な経験値を一度に手に入れます。きっと実際の現場も一緒。
 所属するパーティ、つまり現場の仲間たち。リセット的転職と言うのは、自分の職種が変わるだけでなく、所属するパーティも変わってしまうわけなので、彼らが転職者を交えていきなりボス・キャラ戦に臨むようなことをする人たちでなければ、何とかなってしまう気もします。パーティ次第、と言うリスクはあるわけですね。


A昔取った杵柄
 転職すると各種パラメータは低下すれども、覚えた魔法が使えないわけじゃない。レベルは低いとはいえ、かつての能力を活用して、今まで通りにパーティに貢献することもできる。

 担当業務は変わっても、かつての知識が無駄になるわけでもなく、それが活用できる現場であれば、一からやり直しと言うこともなく、何から何までおんぶに抱っこな状況になるわけでもないということ。
 昔取った杵柄が活用できない現場であれば、転職者が一人前になるまで気まずい思いをし続けることになるかもしれません。


 リセット的転職が一からのやり直しを覚悟しなければならないほどリスキーなのは、こんな要素を失ってしまうリスクからなのでしょう。それは例えば、ドラクエの世界のキャラクタがFFの世界に転職するような感じなのかもしれません。
 片やHP数百の世界。数十のダメージで切った貼ったしていれば良いようなところから、HP数千、数百のダメージをやり取りしなければならない、戦闘もリアルタイムだったり、なんてケース。
 今まで覚えたことは全く通用しないし、ルールも違う、一からやっていくのが難しいだけでなく、そもそも転職すること自体が難しい。大袈裟だけれども、レベルが一になるんじゃなくて、世界がまるっきり変わってしまう。リセット的転職と言うのは個人的にはそんなイメージ。

 一方、コンティニュー的転職と言うのは、そんなに世界が違わない、もしくは同じ世界での転職を言うのかもしれません。そんな転職であれば、一からやり直す覚悟もそれほどでもないだろうし、ゲームのようにポンポン転職することも、そんなに問題無いのかもしれません。

 こう考えると、リセット的転職と言うのは一からのやり直しどころではなく、人生をやり直す、もしくは人生を賭けるくらいの心構えが必要な一大イベントなのかもしれないな、と思えてきました。



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