2008/4/19 22:07
フリーズする脳/脳が冴える15の習慣 本
フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる
脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める
先日紹介したMind Hacks/Mind パフォーマンス Hacksに通じる本。脳の仕組みを類推すると同時に、その効果的な機能のさせ方を紹介した2冊に対して、同じような構成で、脳の機能低下を事例とともに紹介しすると同時に、そのような症状を予防、改善する方法を紹介すると同時に、その手段を踏まえた上でさらに生活を改善するための習慣として紹介した2冊。
良く似た2冊の組み合わせではあるのですが、かたや脳機能学者たちの共著であるのに対して、こちらは脳神経外科の専門医が著しているという事実が、その内容に大きな違いをもたらしています。それは実践を伴った説得力。
Hacksでは、文字通りの「Hack」として脳機能を類推し、そこから得られた知見をもとに、脳を効率的に機能させる方法が列記されていたわけですが、「フリーズ〜」にて紹介されている脳機能低下の事例は、専門医である著者自身が担当した事例であると同時に、「脳が冴える〜」に掲載されている習慣は、そこで実際に処方された方法、知見、思想に基づいているということ。
新書という比較的カジュアルなフォーマットながらも、実際に起こりうる事態を予防、改善するために処方された方法であるという事実が、その内容に大きな説得力をもたらしています。
そのような観点からすると、あえてknow-howだけを求める場合であっても、「フリーズ〜」を読んでから「脳が冴える〜」に取り組むのが効果的でしょう。
[フリーズする脳]
第1章 不意に言葉に詰まる、物忘れをする特に3、4章は私のようなIT関係を生業にする人たち、日常PCを長時間利用する人たちには切実な部分だと思います。
第2章 「まあいいや」が人をボケさせる
第3章 パソコンにカスタマイズされる脳
第4章 ネット依存と「思い出す力」の低下
第5章 人の話が聞き取れない、頭に入らない
第6章 血流の問題、脳を損傷している可能性
第7章 クリエイティブな能力を失うとき
第8章 「逃げたい心」が思考を止める
高速道路を走っているときは前方に意識を集中している。そのとき脳は周囲の情報を察知する機能をオフにする。この状態を長時間続けると意識の切り替えが難しくなり、周囲からの刺激に素早く注意を向けることが難しくなる。PCを長時間操作しているときにも、これと同じ現象が発生し、結果として脳の機能バランスを損なうことになる。
また検索エンジンの多用が、覚えたことを思い出させる機能を衰えさせ、結果として記憶力の低下だけでなく、高次脳機能に関連する、選択や判断などの能力が低下する。
自分自身にも思い当るフシがあります。
[脳が冴える15の習慣]
習慣1 生活の原点をつくる「フリーズ〜」で紹介されている事例を予防するためだけでなく、脳を効果的に機能させるための習慣を紹介しているこちらの内容は、具体的ながらも微に細に入らないのが特徴。
習慣2 集中力を高める
習慣3 睡眠の意義
習慣4 脳の持続力を高める
習慣5 問題解決能力を高める
習慣6 思考の整理
習慣7 注意力を高める
習慣8 記憶力を高める
習慣9 話す力を高める
習慣10 表現を豊かにする
習慣11 脳を健康に保つ食事
習慣12 脳の健康診断
習慣13 脳の自己管理
習慣14 想像力を高める
習慣15 意欲を高める
番外 高次脳機能ドックの検査
いうなればフレームワーク。この内容をもとに対象分野に派生させたものが、巷に溢れる***する10の方法的なLife hackであるような印象すら覚える内容です。



