2005/8/14 20:38
花様年華 - in the Mood for Love 映画
in the Mood for Love ~花様年華
以前紹介した「2046」の前日譚に相当する作品。前日譚といっても、
・トニー・レオン演じる主人号が登場する
・例のホテルの部屋、2046号室が登場する
事を除けば、それほどお話としてのリンクは強くない。同じウォン・カーウァイ作品で例えるならば、「恋する惑星」に登場したお店が「天使の涙」にも出てたよね、程度の繋がり。でも、あえて「2046」と比べるならば、コチラの方が断然良い出来。「2046」は観なくても良いけれども、コチラは観た方が良いね。
ストーリーは例によって、成就しないラブ・ストーリー。とはいっても、何か覆しがたい妨害や障害があっての結果ではなくて、単にウダウダしている結果としてのソレなんだが。結局、お互いに未練を残しながらも、今一歩踏み出せずに成就しないラブ・ストーリー。ちなみに、「2046」の時の主人公は、女性遍歴の多いプレイボーイ的だったけれども、このときはまだそういう人物ではなかったということだね。ウォン・カーウァイの映画にストーリーを求めちゃイカンと言うことか。
例によっては、映像はセンスが良くて素晴らしいのですが、今回は更に音楽が良いです。60年代のモダンな香港に会うジャズ・バラード、京劇風の曲、そして夢二のテーマ。どれも世界観に凄くマッチしている曲ばかりです。個人的には、ラジオから流れる花様的年華と言う曲が、その時のシーンに凄くマッチしています。このシーンだけは、他のシークエンスと色調や構成が全く異なっていて、切り出してCMにでもなりそうなくらいのシーンです。
梅林茂作曲の夢二のテーマは、この映画のために作曲された曲では無いのだけれど、世界観と心情描写を盛り上げる演出に多大な貢献をしています。どうも、この映画だけではなく、世界規模でテレビCMなどにも採用されているようです。
梅林 茂 作品「夢二のテーマ」TVコマーシャル続々と決定 - emotion musicより
夢二のテーマは、もちろんこの映画のサントラにも収録されているのですが、この曲だけ聴きたいという人には、コチラのmaxi-singleをお奨め。
Yumeji’s Theme
サントラはコチラ。
花様年華in the mood for love ― オリジナル・サウンドトラック
---<鑑賞前の心得>---
ストーリーは追わず、2時間ちょっとのMTVを観るような感覚でどうぞ。
---<居眠りポイント>---
夢二のテーマが流れるところで寝ることなまず無いでしょう。でも、シーンによっては、眠れるかもしれません。特に花様的年華の部分は注意かもしれません。
---<一言ストーリー>---
同じ日に、同じアパートに引っ越してきた2組の夫婦。どうも、お互いの妻、夫が不倫しているらしい。ならば、主人公達も不倫。と言うことで、お互いに気がある同士なんだが、未練アリアリのまま、ソレを引きずりながらも、結局一歩踏み込めずに成就せず。



