2006/6/21  10:17

「やわらかい生活」  日本

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蒲田なんて下町が舞台で、
タイトルもソフトな感じで、
チラシの解説からも脱力系のお話と見て取れたので、
ほんわかしたムードを期待しておりました。

ほんわかしていないわけではないのですが、
「心に風邪を引いた」登場人物たち、現実的にはけっこうシビアな状況です。
でもそのシビアさと共存しながら、
「こんなこともあるよね」と強かに生きようとするところが、
「粋じゃない下町、蒲田」に合っているというか。

あまり書くとネタバレになってしまいますが、
公式サイトで、
カニリカさん(放送作家・脚本家)の寄せられたコメントが
まさにその通り!と思いましたので、引用させていただきます。


「やわらかい生活」という優しい響きのタイトルに惹かれて、

ひょっとして癒されるんじゃないかと期待しつつ、

ひとりでこの作品を観たとしたら、

あなたは低温火傷をしてしまう。

誰かを失うことの大きさと怖さと寂しさが

じわじわと押し寄せてきて、

ヒリヒリとした痛さが胸に沁みてくる。

でも、人はそれでも生きていかなければならない。

その強さを教えてくれるのが、

この「やわらかい生活」。




個人的には、大森南朋さんの出番が少なかったのが残念ですが、
豊川悦司の歌声を初めて聴くことができたので、まあ良しとしましょう。
(喋る声からはちょっと想像できない、いい歌声でした)

歌声以外の魅力ももちろんありますのでご安心を。
自分は奥さんと別居したり愛人に振られたりしたダメ男なのに、
従兄弟である主人公・優子(寺島しのぶ)には、
無限の包容力を思わせる態度で接する。
もうどうしてそんなに優しいのか。
本人、あまり優しくしている気がなさそうなところがまた・・・。


蒲田に馴染みのある方は見知った場所がたくさん出てきますし、
心に風邪を引いちゃった方は「心配しなくて大丈夫なんだ」って
きっと感じられるだろうし、
トヨエツのいい男ぶりを堪能することもできるし、
いろいろな楽しみ方ができる一品と思います。


公式サイト
やわらかい生活@映画生活



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