2008/4/26  2:04

『官僚批判 寺脇 研』を読む  読書

『官僚批判 寺脇 研』(講談社・4月17日発売)を読んだ。寺脇とはあの「ゆとり教育」を推進した官僚として有名だ。

 しかし、本の中身は自身が体験した官僚文化の回顧談にすぎない。確かに彼自身が役人の矩を超えて、あるいは独自の突破力でイベントや法案を成功させていった「成功談」などは随所に書いてあるほか、その中の「霞が関文化」のいくつかは参考になる。

 だが、彼自身が推進してきた「ゆとり教育」についてはほとんどといっていいほど触れられていない。まるで部外者であったかのような書きぶりであって、文化庁に左遷された話や生涯教育局の話しかない。

 結局このことは「ゆとり教育」の失敗を企画した中心人物が認めているということなのだろう。



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